ビッグトーナメントが開催されると、観客やメディアが注目するポジションの一つがゴールキーパー。
ワールドカップのような大会では、ゴールキーパーの活躍で予想外の勝利を収めるチームがいくつもあります。
近年のサッカー日本代表には個性あふれたゴールキーパーが台頭してきています。
例えば、川口能活選手は、信じられないほどの反射神経を持ち、特にPKストップのスキルには絶大な定評があります。
アジアカップで見せたPKセーブは、試合の運命を左右する一手となりました。
一方、西川周作選手はその多彩なキック戦術で攻撃をサポートし、パス精度の高さでも知られています。
そんな個性豊かなサッカー日本代表のゴールキーパーの中で歴代最強は誰なのでしょうか?
そこで今回は、サッカー日本代表において特に印象に残るゴールキーパーたちのランキングトップ5を作成し、それぞれの選手の特徴や実績を詳しく掘り下げていきたいと思います。
この記事の内容
サッカー日本代表歴代最強のゴールキーパーは楢崎正剛!
引用:jiji
サッカー日本代表において、これまでに51人の選手がゴールキーパーとして召集され、様々な試合で活躍してきました。
選手名 | 所属チーム | 初出場 |
原田福三郎 | 大阪サッカー倶楽部 | 1923年5月23日 |
渡邊彌之助 | 関西学院大学 | 1925年5月17日 |
西川潤之 | 法政大学 | 1927年8月27日 |
本田長康 | 早稲田大学/早大WMW | 1927年8月27日 |
斎藤才三 | 関西学院大学 | 1930年5月25日 |
金澤宏 | 京都帝国大学 | 1934年5月13日 |
熊井俊一 | 早稲田大学 | 1934年5月13日 |
佐野理平 | 早稲田大学WMW | 1936年8月4日 |
津田幸男 | 三菱重工業 | 1940年6月16日 |
村岡博人 | 教大クラブ | 1954年3月7日 |
渡部英麿 | 邇保姫神社で神主 | 1954年3月14日 |
生駒友彦 | 新三菱重工業 | 1955年1月2日 |
下村幸男 | 東洋工業 | 1955年10月9日 |
古川好男 | 日本ダンロップ/住友ゴム 全関大 |
1956年6月3日 |
松本暁司 | 埼玉県教育委員会 | 1958年12月28日 |
保坂司 | 古河電気工業 | 1960年11月6日 |
横山謙三 | 三菱重工 | 1964年10月16日 |
浜崎昌弘 | 八幡製鉄/新日鐵 | 1966年12月16日 |
船本幸路 | 東洋工業 | 1967年9月27日 |
瀬田龍彦 | 日立製作所 | 1973年5月22日 |
田口光久 | 三菱重工 | 1975年9月8日 |
佐藤長栄 | 古河電工 | 1978年7月21日 |
保田道夫 | 新日本製鐵 | 1979年8月23日 |
加藤好男 | 古河電気工業 | 1980年6月9日 |
鈴木康仁 | ヤンマーディーゼル | 1980年12月22日 |
山口悟 | 三菱重工業 | 1981年2月19日 |
坪田和美 | ヤンマーディーゼル | 1981年3月8日 |
松井清隆 | 清水エスパルス | 1984年5月31日 |
森下申一 | 京都パープルサンガ | 1985年6月4日 |
松永成立 | 京都パープルサンガ | 1988年10月26日 |
前川和也 | 大分トリニータ | 1992年6月7日 |
本並健治 | 東京ヴェルディ1969 | 1994年5月29日 |
菊池新吉 | 東京ヴェルディ1969 | 1994年9月27日 |
小島伸幸 | ザスパ草津 | 1995年6月6日 |
下川健一 | 横浜F・マリノス | 1995年6月10日 |
川口能活 | SC相模原 | 1997年2月13日 |
楢崎正剛 | 名古屋グランパス | 1998年2月15日 |
下田崇 | サンフレッチェ広島 | 1999年3月31日 |
高桑大二朗 | 徳島ヴォルティス | 2000年10月20日 |
都築龍太 | 浦和レッズ | 2001年6月4日 |
曽ヶ端準 | 鹿島アントラーズ | 2001年11月7日 |
土肥洋一 | 東京ヴェルディ | 2004年2月7日 |
川島永嗣 | ジュビロ磐田 | 2008年2月17日 |
西川周作 | 浦和レッズ | 2009年10月8日 |
権田修一 | 清水エスパルス | 2010年1月6日 |
東口順昭 | ガンバ大阪 | 2015年8月9日 |
中村航輔 | ポルティモネンセSC | 2017年12月9日 |
シュミット・ダニエル | ヘント | 2018年11月16日 |
大迫敬介 | サンフレッチェ広島 | 2019年6月17日 |
鈴木彩艶 | パルマ | 2022年7月19日 |
谷晃生 | 町田ゼルビア | 2022年7月27日 |
前川黛也 | ヴィッセル神戸 | 2023年11月16日 |
様々な選手がいましたが、貢献度とインパクトを基準にサッカー専門記事を約500記事所有するブログを運営する筆者がオリジナルランキングを作成してみました。
サッカー日本代表で選出されたゴールキーパーの中でも、特に光輝いた存在は楢崎正剛選手です。
楢崎正剛選手の守備能力は数多くの重要な試合での成功を収め、ファンや専門家から高い評価を得ています。
このブログでは楢崎正剛選手をサッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーとしてご紹介します。
サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーランキング第1位:楢崎正剛
引用:X
- 愛称:ナラ、セイゴ
- 生年月日:1976年4月15日
- 出身地:奈良県香芝市
- 身長:187cm
- 体重:80kg
楢崎正剛選手が日本代表としてのキャリアで築き上げた輝かしい記録は、以下の通りです。
出場試合数は75試合に及び、失点数は43、そしてクリーンシート(無失点試合数)は36回という驚異的なデータを誇ります。
出場試合数 | 失点 | クリーンシート (無失点試合数) |
75 | 74 | 36 |
※上のデータは、transfermarktに出ていたものです。楢崎正剛氏が出場していた試合数は77試合と言われています。
楢崎正剛氏の評価は以下の通りです↓
身体的能力:★★★★★
足元の技術:★★★
守備範囲の広さ:★★★★★
集中力:★★★★★
リーダーシップ:★★★★★
総合評価:S
※選手の評価の「★」は、5つで最高評価。総合評価は、「S」が最高評価。
楢崎正剛氏と川口能活氏で悩みましたが、安定感で楢崎正剛氏が1位となりました。
安定したセービングとハイボールの強さ、好不調の波が少ないことは、サッカー日本代表の歴代ゴールキーパーの中では1番と言えるでしょうね。
冷静で堅実なプレーは、しばしば試合の流れを変えるキーマンとしての役割を果たしました。
引用:YouTube
素晴らしいセービングですね。
この素晴らしいセービングは、楢崎正剛氏の優れたポジショニングによるものです。
相手選手がシュートモーションに入った時に、軽く前後左右に動いてポジションを取っています。
この絶妙なポジショニングの良さが安定したセービングにつながっていたと思われます。
2010年には、ゴールキーパーとして初めてJリーグのMVP賞を受賞し、その功績によって新たな歴史を刻んだ楢崎正剛選手。
引用:sponichi
この偉業は、ゴールキーパーというポジションの重要性を再認識させ、他の選手たちへの刺激となる出来事でした。
ゴールキーパーの選手でも活躍すれば、評価されることを証明してくれました。
サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーランキング第2位:川口能活
引用:sports.yahoo
- 生年月日:1975年8月15日
- 出身地:静岡県富士市
- 身長:180cm
- 体重:77kg
川口能活氏の日本代表での記録です↓
出場試合数 | 失点 | クリーンシート (無失点試合数) |
108 | 95 | 49 |
※上のデータは、transfermarktに出ていたものです。川口能活氏が出場していた試合数は116試合と言われています。
川口能活氏の評価は以下の通りです↓
身体的能力:★★★★
足元の技術:★★★
守備範囲の広さ:★★★★★
集中力:★★★★★
リーダーシップ:★★★★★
総合評価:S
サッカー日本代表が新たな時代を迎える中で、川口能活選手はその象徴的存在として強い印象を持っています。
彼のプレーは、世界の舞台に挑む日本サッカーの可能性を広げるものでした。
例えば、アトランタオリンピックやフランスワールドカップなどがそうですね
川口能活氏というと、ゴールキーパーでは小柄ですが、反射神経や度胸の良さで生きてきた選手。
特に、アジアカップ2004ヨルダン戦のPKストップは今でも語り継がれるほど有名な話です↓
引用:YouTube
何度見てもしびれるPKストップですね。
川口能活選手は追い込まれれば追い込まれるほど、神がかったセービングを見せることが多く、非常に頼もしい存在でした。
また、ルックスが良く、女性ファンも多かったことは覚えています。
ある意味、新しいゴールキーパー像を作ってくれた選手であるといえますね。
サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーランキング第3位:川島永嗣
引用:sponichi
- 愛称:カワ、エイジ
- 生年月日:1983年3月20日
- 出身地:埼玉県与野市(現:さいたま市中央区)
- 身長:185cm
- 体重:82kg
川島永嗣選手の日本代表での記録です↓
出場試合数 | 失点 | クリーンシート (無失点試合数) |
95 | 104 | 36 |
※上のデータは、transfermarktに出ていたものです。
川島永嗣選手の評価は以下の通りです↓
身体的能力:★★★★★
足元の技術:★★★
守備範囲の広さ:★★★★★
集中力:★★★★
リーダーシップ:★★★★
総合評価:S
今も記録を更新中で、ワールドカップカタール大会のメンバー入りをしました。
ワールドカップ南アフリカ大会からロシア大会まで、サッカー日本代表の正ゴールキーパーとしてピッチに立っていました。
川島永嗣=ドヤ顔というイメージがついてしまいましたが、気合の入ったプレーは凄まじいです。
スイッチの入った川島永嗣選手のセーブは凄いのですが、中でもPKは恐ろしく強い!
2016年6月から2017年11月までの過去1年半のPK阻止率は「83.3%」という記録があり、川島永嗣選手はPKに強いと言われる証拠になりました。
ミスは多い方ですが、ビックセーブも多く印象に強く残る選手ですね。
結構、川島永嗣選手のビックセーブで救られるシーンが多いですよ!
批判ばかりしないで、川島永嗣選手のセーブも見ましょう!
最後に、PK戦での川島永嗣選手の凄さです↓
引用:YouTube
この気迫は、誰にも真似できないかもしれません。
サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーランキング第4位:西川周作
引用:daily
- 愛称:シュウ、シュウサク
- 生年月日:1986年6月18日
- 出身地:大分県宇佐市
- 身長:183cm
- 体重:81kg
西川周作選手の日本代表での記録です↓
出場試合数 | 失点 | クリーンシート (無失点試合数) |
31 | 23 | 16 |
※上のデータは、transfermarktに出ていたものです。
西川周作選手の評価は以下の通りです↓
身体的能力:★★★★
足元の技術:★★★★★
守備範囲の広さ:★★★★
集中力:★★★★
リーダーシップ:★★★★
総合評価:A
西川周作選手は、新世代のゴールキーパーとして注目を集めました。
左足から繰り出されるキックの精度は、歴代ゴールキーパーの中では一番凄かったと思われます。
低い弾道でピンポイントに蹴ってきますので、味方は信じて走っていれば良いだけですね↓
引用:YouTube
西川周作選手のような足元に技術があるゴールキーパーは重宝される時代なので、日本代表に定着すると思っていました。
もちろん、セービングの方も素晴らしかったので多く見たかったですね。
サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーランキング第5位:松永成立
引用:mainichi
- 愛称:シゲさん
- 生年月日:1962年8月12日
- 出身地:静岡県浜松市
- 身長:180cm
- 体重:74kg
松永成立氏の日本代表での記録です↓
出場試合数 | 失点 | クリーンシート (無失点試合数) |
17 | 19 | 7 |
※上のデータは、transfermarktに出ていたものです。松永成立氏が出場していた試合数は40試合と言われています。
松永成立氏の評価は以下の通りです↓
身体的能力:★★★
足元の技術:★★★
守備範囲の広さ:★★★★
集中力:★★★★
リーダーシップ:★★★★
総合評価:A
現在は、横浜F・マリノスのゴールキーパーコーチをされています。
松永成立選手は、サッカー日本代表のゴールキーパーとして小柄な体格であるにも関わらず、非常に優れた反射神経と果敢な飛び出しで数々のピンチを切り抜けてきました。
覚えていらっしゃる方は多いと思われますが「ドーハの悲劇」を経験した選手の一人。
「ドーハの悲劇」後もサッカー日本代表に選出されていましたが、川口能活氏の台頭もありクラブでもポジションを奪われてしまうことになってしまいました。
しかし、ワールドカップアジア予選の活躍は色あせておりません。
日韓戦の左足でのセーブは有名な話!松永成立氏のスーパーセーブのシーンを見て見ましょう!
引用:YouTube
決勝点を取った三浦知良選手ではなく、松永成立氏にこの試合のMVPが渡されました。
サッカー日本代表のゴールキーパーが国際試合で取るなんて珍しい時代だったので覚えています。
ワールドカップアメリカ大会で、松永成立氏の活躍を見たかったですね。
有名選手たちが選ぶ歴代最強ゴールキーパーは誰?
選手から見て最強ゴールキーパーは誰になるのでしょうか?
有名選手(元選手も含む)が最強ゴールキーパを選んでいるところを見てみましょう↓
原口元気
中村憲剛
前園真聖&鈴木啓太
闘莉王
城彰二
元サッカー日本代表が選出されたゴールキーパーはいかがでしたでしょうか?
納得の選出だったと思われます。
今後、歴代最高ゴールキーパーと呼ばれるような若手選手が出てくると、サッカー日本代表は強くなるでしょう。
どんなゴールキーパーが出てくるのか?
期待しましょう。
さいごに
今回は、サッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーは川口?楢崎?ランキングトップ5について書いてみました。
賛否はあると思いますが、楢﨑正剛氏をサッカー日本代表歴代最強ゴールキーパーに選出しました。
多くの方が、川口能活氏と迷われるのではないでしょうか?
有名選手たちが選ぶ最強ゴールキーパーでも2人で別れることが多かったです。
今後、サッカー日本代表で楢﨑正剛氏と川口能活氏を超える逸材が出てくるのか?
期待して待ちましょう!
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参考元