カスパー・シュマイケルの記事を書いていましたが、ここでは、父、ピーター・シュマイケルのことについて書いてみたいと思います。
世界最高峰のGKというと、誰を思い浮かべますか?私は、ブッフォンを思い浮かべてしまいます。
世代的に、そうなってしまうのですが、よく比較されていたのが、ピーター・シュマイケルとファンデンサール。
二人とも、プレミアリーグの名門マンチェスター・Uに所属していたことが大きいのでしょう。
ピーター・シュマイケル、ファンデルサールは安定した守備力、存在感は圧倒的でした。
Yahoo!知恵袋でも、ピーター・シュマイケルとファンデルサールを比べたら、どちらが上手いのかという質問も出ているほど。
では、実際、ピーター・シュマイケルとファンデルサールは、どちらが優れたGKだったのでしょうか?
今回は、ピーター・シュマイケルとファンデルサールを比較してみたいと思います。
完全な私見で申し訳ないですが、お付き合いください。
まずは、ピーター・シュマイケルについて書いていきたいと思います。
ピーター・シュマイケルの特徴とは?
ピーター・シュマイケルの特徴の前に、簡単にプロフィールを紹介します。

本名:ピーター・ボールスロウ・シュマイケル
愛称:グレート・デーン、白い巨人
国籍:デンマーク
生年月日:1963年11月18日
出身地:グラッドサクセ
身長:193cm
体重:96kg
デンマークでは伝説的な人物。
マンチェスター・Uでは、クラブではタイトルを多く勝ち取り、それだけでなく個人賞も多く受賞。
デンマーク代表では、EURO1992で優勝、W杯フランス大会ではベスト8と国際大会でも実績を残しました。
中でも凄かったのが、EURO1992。ユーゴスラビアの代わりに出場したデンマーク代表。
予選を勝ち抜いての出場ではなく、ノーマークの状態。当然でしょうね。記念参加のようなもの。
しかし、ふたを開けてみれば、ピーター・シュマイケルを中心とした強固な守備からのカウンターが炸裂し、まさかの優勝!

もちろん、デンマーク代表の守護神、ピーター・シュマイケルがMVPに選出されました。
ピーター・シュマイケルだけでなく、デンマーク代表のチームワークの良さが目立った大会でしたね。
それでは、ピーター・シュマイケルの特徴について書いていきたいと思います。
その前に、ピーター・シュマイケルのプレースタイルの動画を載せてみました。
どのくらい凄かったのかを見てみたいと思います。
ピーター・シュマイケルのプレースタイルの動画を見ていただけましたでしょうか?
ゴール前での存在感が圧倒的ですね。
飛び出しの上手さと相手との駆け引きの上手さが際立っています。ピーター・シュマイケルは、無理に前に出ずに、自分のゾーンに来るまで待っているので、相手にとっては嫌です。
さらに、凄かったのは、至近距離でのシュートストップと止めた後のプレーが速い。
一度止めたシュートの後に、すぐさま体制を整えて、こぼれ球に反応できる点は素晴らしいとしか言えません。
どれだけ攻めたら、ピーター・シュマイケルからゴールが奪えるのか?相手は頭が痛かったことでしょう。
ピーター・シュマイケルの存在だけで相手にプレッシャーをかけられる辺りは凄さでした。
ただ、現代で活躍できるのかというと難しいところです。
シュートストップだけであれば、文句なく世界トップクラスでしょう。
足元の技術はというと、それほど求められていなかった時代であったので、そこの部分では通用しないかもしれません。
しかし、ピーター・シュマイケルが残してきたものは、非常に大きく、今でも色あせることはないでしょう。
では、次は、ファンデルサールの特徴について書いていきたいと思います。
ファンデルサールの特徴とは?
こちらも特徴の前に、ファンデルサールのプロフィールを紹介します。

本名:エドウィン・ファン・デル・サール
愛称:摩天楼
国籍:オランダ
生年月日:1970年10月29日
出身地:フォールハウト
身長:197cm
体重:84kg
オランダ史上最高のGKと評価されるファンデルサール。
アヤックスでは、UEFAチャンピオンズリーグ制覇をし、鳴り物入りでユベントスに入団。
イタリアのサッカーに馴染めなかったようで、ファンデルサールは本来の実力を出せずにいました。
そこに、ブッフォンが加入してきたことで、プレミアリーグのフラムに移籍。
フラムに移籍をしてからは、ファンデルサール本来のプレーができるようになり、マンチェスター・Uに移籍。
マンチェスター・Uは、ピーター・シュマイケルの後釜探しに苦労していましたが、ファンデルサールのおかげで解消できました。
ファンデルサールもクラブ、個人タイトルを多く獲得し、世界屈指のGKとして評価されてきました。
そんな、ファンデルサールの特徴は、どんなところなのでしょうか?
ファンデルサールのプレースタイルの動画を載せてみました。
ファンデルサールも圧倒的な存在感を放っていますね。長身であり、手足も長いので絶妙なコースに打っても止められてしまう・・・。
コーナーギリギリのコースも弾いてしまうほどのセービングは素晴らしいですし、どこに打てば良いのかわかりません。
そう思うと、中村俊輔は、ファンデルサールからよくゴールを奪えましたね。
ファンデルサールも前への飛び出しのタイミングが素晴らしく、自分の間合いに持ち込みます。
そこから、長い手足を使ってのセーブですからね。ちょっとやそっとの攻撃では、ファンデルサールを攻略できません。
ファンデルサールの時代辺りからは、GKにも足元の技術が求められていたので足元の技術もありました。
割とキックの精度が高かったイメージがあります。背が高くて、手足が長く、キックの精度も高いのは反則ですね(笑)
全てにおいてレベルが高いGKと言えるでしょう。
では、世界を代表したピーター・シュマイケルとファンデルサールですが、どちらが優れたGKだったのでしょうか?
次は、世界を代表した二人のGK、どちらが凄かったのかについて書いていきたいと思います。
ピーター・シュマイケルとファンデルサール、どちらが凄いGKだったのか?
どちらが、優れたGKだったのでしょうか?甲乙つけがたいと思われます。時代も違いますしね。
私見になりますが、絶対的な存在感、オーラを考えると、ピーター・シュマイケルかなと思います。

試合中の安定感や至近距離でのシュートは打っても止められるイメージがついてしまい、打ちにくいかなと思われます。
ファンデルサールも長い手足で止められてしまうと思われますが、威圧感が大きな違いですかね。
もし仮に、PKを蹴るとしたら、シュマイケルだと蹴りにくいですし、嫌です。
本当に、簡単な理由で、ファンデルサールよりピーター・シュマイケルの方が上と思ってしまいましたが、選手によっては違うことでしょう。
同じ世代で生まれていたら、ピーター・シュマイケルとファンデルサールのどちらが、マンチェスター・Uの守護神になっていたのでしょうかね?
当時監督のファーガソンも頭を悩ませることでしょう。
現在は、ピーター・シュマイケルの息子、カスパー・シュマイケルが頑張っていますが、父のように、EUROでデンマーク代表を優勝に導けるのか?
EURO予選を突破し、本大会に出場できることを祈っています。
まとめ。
今回は、世界最高峰GKとして有名であったピーター・シュマイケルとファンデルサールについて書いてみました。
どちらも世界を代表するGKでしたが、時代が違うので比較は難しいと思われます。
ただ、安定感、存在感で、ピーター・シュマイケルの方が凄かったかなと思いました。ただ、ファンデルサールも素晴らしいGKでした。
同じ時代に生まれていたら、どちらのGKが世界最高のGKと評価されていたのか?
興味は尽きませんが、もう終わってしまったことなので仕方ないですね。
息子のカスパー・シュマイケルが、父のようにデンマーク代表を、EURO優勝に導けるのか?注目しましょう!
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