様々な問題行動で世間を賑わせていたスアレス。
最近は、トラブルもなく優等生となりましたが、以前は、噛みつき事件やハンドの問題で話題になりました。
噛みつき事件は何度かありましたが、スアレスのハンドの事件には多くの賛否が出ましたね。
2010年W杯南アフリカ大会の時のスアレスのハンドは、凄く賛否がされましたね。
欧州と南米での賛否は分かれたと思われますが、スアレスのハンドはどのような状況で行われたのかを振り返ってみたいと思います。
スアレスがハンドをしてしまった状況とは?
2010年W杯南アフリカ大会の準々決勝、ウルグアイ代表とガーナ代表の試合でのことでした。
試合は、延長までもつれ込み、1-1で終了かと思われた時に、ガーナ代表のシュートをハンドで止めてしまった。
しかも、どうでもいいところのハンドではなく、ハンドで止めていなければ決勝ゴールとなるシーンであった。
その時のスアレスの動画を見てみましょう!
ハンドはあからさまですね。もちろん、わざとハンドをしたスアレスには、レッドカードが出され退場。
当たり前でしょう。得点機会を阻止したわけですし、阻止の仕方がハンドですからね。
しかし、このハンドは無駄にはならなかった!直後のPKをガーナの選手が外してしまい、延長で決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ。
そのPK戦で何とか勝利をしたウルグアイ代表。得点阻止をされたとはいえPK戦で敗れてしまったガーナ代表はよく戦ったと称賛されていた。
チームのためにハンドという判断をした結果、勝利に結びつきましたが、このハンドには多くの賛否が寄せられた。
いったい、どんな感じで賛否があったのでしょうかね?
スアレスのハンドについての賛否について書いていきたいと思います。
スアレスのハンドについての賛否は、どのようなものだったのか?
スアレスのハンドについて賛否がありますが、いったいどんなものがあったのでしょうか?
スアレスのハンドについて賛成の方の意見です。
「勝利へのすさまじい執念」を評価する人からすれば最高のプレーになるでしょう。
「退場&PKという代償を払えば、どんな故意の汚いプレーも許されるのか」というように「フェアプレー精神」も含めて評価する人にとっては最低のプレーになるでしょう。
今までのハンドとは異質なものに感じますが、それでもルール上はひとつのハンド。
と賛成派もいます。どちらかというと私自身もこの人の言うとおりだと思います。
ルール上のハンドですからね。自分を捨ててまでチームを守ったわけですから。
これをできる選手が何人いるのか?
確かに良くない行為だとは思いますが、スアレスのハンドはチームのためだったので、スアレスの判断は良かったと思えます。
一方の反対の方は、こんな感じの意見でした。
なし!です。あんなんで負けたガーナが可哀相過ぎる!だってPKだって外す可能性だってあるのに、あんなんでウルグアイが勝ちなんて、納得いかん!ハンドした選手にはレッドカード+ハンドしたチームには失点1を与えるべき!
この方の意見も理解はできます。
ルール上では、相手に1点与えるわけではないので、そのことを理解してスアレスはハンドをしたわけですので。
1点にはなりませんが、代わりにPKが与えられているわけであって、決められるチャンスがあったわけです。
それを決められなかったガーナ代表の選手に責任があると思われるので、スアレスの責任ではないと思います。
このほかにも賛否はありましたが、このプレーについて賛否されるのは仕方のないことだと思いますが、スアレス自身は、どう思っているのでしょうか?
その時のスアレスの心境について書いていきたいと思います。
ハンドをしてまでシュートを止めたスアレスの心境は?
ハンドでシュートを止めたスアレスですが、多くの賛否が起きることはわかっていたと思われます。
しかし、賛否よりもチームのための気持ちの方が強かったと思います。
ハンドをしなければ、得点をされて、追いつくのも時間的に厳しい状況でした。よく判断をしたなと思います。
恐らく、スアレスの体が勝手に反応したのでしょう。
日本を含め、海外では賛否が多かったが、ウルグアイの人々は、スアレスのハンドについて賛成であった。
国のために自らを犠牲にしてゴールを守った。あれは犯罪でもマリーシアでも何でもなく、拍手に値する行為だった。
と、スアレスの行動に対して理解をしてくれていた。勝ったからというのもあるのでしょうけれども。
負けていたら、賛否どころの問題ではなかったと思いますが・・・。
ウルグアイの方々は、自国のために戦った姿勢を称賛するという文化があるようで、スアレスのハンドは英雄扱いとなっていたようだ。
賛否は多くありましたが、これも個人の自由なので良いと思います。どんなプレーでも賛否されますからね。
私は、ただ純粋にチームのために自分を犠牲にしたスアレスは素晴らしい選手だと思います。
賛否は多かったですが、スアレスには胸を張ってもらいたいですね。
まとめ。
今回は、2010年W杯南アフリカ大会のスアレスのハンドに対する賛否について書かせていただきました。
多くの賛否がありましたが、スアレスのハンドがなければ、ウルグアイ代表は負けていたはず。
自分を犠牲にしてまで、チームのために行動できたスアレスは素晴らしいと思います。
状況が状況なので、賛否は凄いことになりましたが、ここまでできる選手は中々いません。
反対派が多いと思われますが、ウルグアイの人々には、このプレーの意味が伝わっていたようなので良かったです。
できれば、今後は、こういったプレーでチームを助けるのではなく、ゴールという形でチームに貢献して欲しいですね!
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