世界最高のセンターバックと言われている、ファン・ダイク。
リバプールの最終ラインの不安をなくしたことで、OBからも称賛されています。
移籍金は7500万ポンド(114億円)という高額な移籍金で、リバプールに加入をしましたが、金額に合わないと批判をされていました。
※当時のDFの選手最高金額でした。2019年に、ハリー・マグワイアに抜かれてしまいました。
批判は、すぐに消え、ファン・ダイクを称賛する声が多くなり、移籍金は安かったのかもしれませんね。
今回は、世界最高のDFと称されるファン・ダイクのプレースタイルについて書いていきたいと思います。
まずは、ファン・ダイクのプロフィールから見ていきましょう。
この記事の内容
ファン・ダイクのプロフィール。
生年月日:1991.07.08
身長:193cm
体重:92kg
出身地:ブレダ(オランダ)
利き足:右足
【リーグ戦記録】
2010-11 フローニンゲン(オランダ) 2試合・0得点
2011-12 フローニンゲン(オランダ) 23試合・3得点
2012-13 フローニンゲン(オランダ) 32試合・2得点
2013-14 セルティック(スコットランド) 36試合・5得点
2014-15 セルティック(スコットランド) 35試合・4得点
2015 セルティック(スコットランド) 5試合・0得点
2015Aug. サウサンプトン(イングランド) 34試合・3得点
2016-17 サウサンプトン(イングランド) 21試合・1得点
2017-18 サウサンプトン(イングランド) 12試合・0得点
2018Jan. リヴァプール(イングランド) 14試合・0得点
2018-19 リヴァプール(イングランド) 38試合・4得点
2019-20 リヴァプール(イングランド) 38試合・5得点
2009年に、ヴィレムIIのユースでキャリアをはじめ、フローニンゲンに移籍をする。
2013年に、セルティックへ移籍をし、国内タイトルを獲得。セルティック時代のファン・ダイクは、こんな感じです↓
Virgil van Dijk for Celtic vs Barcelona at the Nou Camp back in 2013. pic.twitter.com/H9clOkHhJf
— LFC Globe (@LFCGlobeUK) August 19, 2018
2015年に、サウサンプトンへ移籍をし、吉田麻也とチームメートになる。
2017年の夏の移籍市場で、リバプールからオファーがあったが、不正があったようで移籍できず。冬の移籍市場で、リバプールに加入することに。
ファン・ダイクが加入した後のリバプールは、UEFAチャンピオンズリーグ優勝というビックタイトルを獲得。
※2019-2020シーズンには、プレミアリーグ優勝しました。
最終ラインを統率する、ファン・ダイクに称賛の声が多く、世界最高のDFとなりました。
ファン・ダイクのプレースタイルの特徴とは?~守備編~。
世界最高のDFと呼ばれるファン・ダイク。
どんなプレースタイルが特徴なのでしょうか?
ファン・ダイクの守備のプレースタイルの特徴について、
・カバーリングが上手い!
・空中戦の強さ!
・対人守備で負けない!
が挙げられると思われます。
カバーリングが上手い!
ファン・ダイクは、カバーリングが非常に上手いですね。
常に周りを見て動けている証拠でしょう。
しかも、ファン・ダイクのカバーリングも上手いですが、シンプルなプレーを心がけているように思います。
セーフティーファーストを頭に入れてやっていると思われます。
Xavi: “I would choose Virgil van Dijk [as the best defender in the world] due to his leadership, physical strength and good technical ability.” #awlive [goal]pic.twitter.com/zprk3NLfpo
— Anfield Watch (@AnfieldWatch) August 30, 2020
空中戦の強さ!
次は、動画を見ていただければわかると思いますが、空中戦は強い。
身長193cmありますからね。空中戦では、ほぼ負けていないことでしょう。
勝てる相手がいるのかな?と思うぐらい。
驚異的なジャンプ力を誇るクリロナや強靭なフィジカルがあるルカクぐらいでしょうか?
対人守備で負けない!
1対1の守備でも無類の強さを誇ります。
対人守備でもセーフティーなプレーをする選手ですね。
危ない場面では、外に蹴りだすシーンが多くみられました。
体の入れ方も上手く、スピードは特別に早くはないですが抜かれませんね。
そこは、スライディングで上手く凌いでいるなという印象です。
スライディングは、上手いタイミングで入れてくるのでファールすることが少ないと思います。
危険なエリアではファールをしないと思われるので、味方としては有難いですね。
Pep Lijnders: “When the opposition has dealt with our three strikers, they are facing a block of seven midfielders, and then, finally, they are facing Virgil van Dijk.” pic.twitter.com/qwuz8g4Z5L
— Anfield Watch (@AnfieldWatch) August 9, 2020
ファン・ダイクのプレースタイルを見ていると理想的なCBの選手だなと思います。
ファン・ダイクのプレースタイルの守備の部分を書いていきましたが、今度は攻撃の方について書いていきたいと思います。
ファン・ダイクのプレースタイルの特徴とは?~攻撃編~。
今度は、ファン・ダイクのプレースタイルの特徴の攻撃編について書いていきたいと思います。
・セットプレー時の空中戦
・前線へのフィード
・意外な一面
が挙げられると思われます。
セットプレー時の空中戦
動画でもありましたが、セットプレーでの強さですね。
身長もあるので、ヘディングが強いことでしょう。
さらに、厄介なのがフィジカルも強いので体を入れられると簡単に勝てないのもファン・ダイクの特徴でしょう。
味方もボールを入れるのには楽でしょうね。ファン・ダイクぐらいの大きさの選手がいると助かります。
前線へのフィード
前線へのフィードが上手いです!
動画で何度かフィードのシーンがありましたが、速く、正確なボールを蹴ってきますので、相手も守りづらいでしょう。
本当に、ファン・ダイクのボールは味方に優しいボールですので、味方としたら有難いですね!
Van Dijk’s pass, Mane’s finish.
What a goal this was 💥 pic.twitter.com/hPWCQ77rVo
— Watch LFC (@Watch_LFC) August 3, 2020
意外な一面
ちょっと、ビックリしたのが、フリーキック蹴っているシーンですかね?その時は、キッカーがいなかったのかな?
最近、CBのポジションの選手でもフリーキックを蹴ることができる選手もいるので、そこまで驚く必要はなかったのですが・・・。
恐らく、ペナルティーアリア外からのシュートも打っては来るのでしょうけれど、頻繁に上がってくるような感じはしないですね。
コーナーキックや、フリーキックの時ぐらいでしょう。
もう1つは、ファン・ダイクは、ドリブルもできます。
ボールを前線に鉾ぶことで、相手選手を引き出す役割も担っています!
ここまで、ファン・ダイクのプレースタイルの特徴を書かせていただきました。
もう、完璧なDFのように思えてきます。
ファン・ダイクの壁を突破するのには、一苦労でしょうね!
しかし、私の意見ですが、完璧に見えるファン・ダイクのプレースタイルにも弱点があるように思えます。
次は、ファン・ダイクのプレースタイルの弱点について書いていきたいと思います。
ファン・ダイクのプレースタイルの弱点とは?
ファン・ダイクの弱点ってあるのかな?と思いませんか?
ファン・ダイクの弱点を挙げるとしたら、
・スピード(機敏さが足りない)
・集中力の欠如?
が挙げられるのかなと。
スピード(機敏さが足りない)
最初に、ファン・ダイクのプレースタイルの記事を書いた時は、スピードが弱点だと思っていました。全然違いましたね。
ファン・ダイクはスピードはあります。証拠の記事はこちらです↓
英『Daily Mail』によると、その選手とはリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクだ。この試合でネイマールが31.7Km、ムバッペが32Kmのトップスピードを記録しているのに対し、ファン・ダイクは32.4Kmを記録している。これはこの試合で最速の数字だ。高さ、パワー勝負はもちろん、スピードでも勝負できてしまうファン・ダイクは恐ろしいセンターバックと言えよう。
引用:https://www.theworldmagazine.jp/20180922/01world/ucl/219749
あのキリアン・ムバッペより速いとは・・・。もう、スピードは弱点と言えなさそうです。
問題は、機敏さが足りないのでは?と思えてきました。
コロ・トゥーレシが、ファン・ダイクの弱点について語っていました↓
「彼は信じられない選手だ。スピードがあり、高さもあり、ジャンプ力もある。テクニックもあるね。ロングパスで試合の流れも変えられるし、すべてを持っている。彼と1対1で対戦する選手はあまり見たことがない。私の意見では、それは彼の弱点だ。ボールを持って、彼に仕掛ければ、苦労するときもあるはずだ。1対1でアグレッシブに仕掛ければ、何かを得ることができると思う」
ある意味当たっているのかなと思えますね。
実際のシーンです。ファン・ヒチャン、素晴らしい切り返し!
Hwang Hee Chan has officially moved from Red Bull Salzburg to RB Leipzig…
Throwback to this beauty of him sending van Dijk back to Southampton!
📹 @ChampionsLeague pic.twitter.com/81mcktx1Ml
— Footy Accumulators (@FootyAccums) July 8, 2020
こういったチャレンジをしていくことが、ファン・ダイク攻略につながるかもしれませんね。
ファン・ダイク攻略方法は、コロ・トゥーレ氏の言っていることが正しいのかもしれません。
集中力の欠如?
ある記事で、ファン・ダイクの弱点について書いてありました。
「ときどきスイッチがオフになる」
詳しくは、勝利が決定的となった時に集中力が切れるようです。そこが欠点だと・・・。
それって欠点になるのかな?勝利が確定しているんだから。
リーグ戦では欠点になるかもしれませんね。得失点差のことを考えれば。
弱点と言えるようなことではないと思われますが・・・。
まとめ。
今回は、ファン・ダイクのプレースタイルについて書いてみました。
強靭なフィジカルと知性を武器に戦っているCBの選手ですね。守備面での貢献は、もちろんのこと、攻撃面でも素晴らしい。
ほぼ完璧なプレースタイルといっても過言ではないでしょう。
弱点を探してみましたが、強いて言えば、スピード(機敏さ)ぐらいですかね。
その弱点も知性を活かしてカバーしているので大きな問題にはなりません。
ファン・ダイクを中心とするリバプールの守備網を突破することはたやすいことではないでしょう。
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