悪童と言えば、バロテッリを思い浮かべる方は少なくないと思われます。
イタリアでは、マテラッツィを思い浮かべる方も多いかもしれません。
W杯ドイツ大会が印象的でしたからね!ジダン頭突き事件の当事者でしたので。
悪童マテラッツィは、バロテッリの味方だったのか?気になるところ。
マテラッツィとバロテッリのエピソードも多くあるようなので、今回は、2人のエピソードについて書いていきたいと思います。
マテラッツィとバロテッリのエピソードとは?
2010年のUEFAチャンピオンズリーグのバルセロナ戦でのこと。
サポーターからブーイングを浴び、ユニフォームを投げ捨てたバロテッリ。
これを見た、マテラッツィはバロテッリを追いかけ、ロッカールームで殴ったという事件。
マテラッツィは、この時のことを、
「俺はすぐさまアイツを追いかけて、ロッカーでぶっ飛ばしたよ。それは本当だよ。俺はマリオが大好きだし、今でも兄弟のような良き友だ。だけど、あの日のアイツは痛めつけられるに値したんだ。やってはいけないことをしたんだからね。」
と話していました。
バロテッリの行動は良くなかったですが、殴りつけるとは・・・。
マテラッツィなりに、バロテッリを指導しなければならないと思ってやったのでしょう。

この現場を見ていた、イブラヒモビッチは、殺す勢いだったと話していました。
マテラッツィのことなので、かなり怒ってやっていたのでしょう。
どうやら、ユニフォームを投げ捨てただけではなかったようです。
試合前に、バロテッリは、やる気がないと言っていたようで、そこに怒ったのかもしれません。
インテルは、バルセロナに競り勝ち、そのまま優勝までたどり着きました。
バルセロナ戦の結果は、3-2でインテル。
第1戦:3-1で、インテル勝利。
第2戦:0-1で、バルセロナ勝利。
これで、マテラッツィの怒りは収まったのかと思えば違ったようですね。
試合後、紅白戦で、バロテッリのマークについたマテラッツィ。
バロテッリを医務室に送ったようです・・・。
そこまでやらなくてもと思いましたが、バロテッリとチームのために行ったのでしょうね。
マテラッツィは、バロテッリの改善を願っていましたが、叶わず。
マテラッツィ曰く、
「子どものまま大人に成長したような奴だ」
と言っていました。
バロテッリには色々あるので、仕方のない部分もありますが。
バロテッリの才能を認めていたマテラッツィだから、改善してほしかったのでしょう。
マテラッツィの願いが叶っていたら、バロテッリは偉大な選手になっていたでしょうね。
バロテッリが、ユニフォームを投げ捨てたシーンが見つからなかったので、バルセロナとの1戦を載せてみました。
メッシが若い!
※マテラッツィが、バロテッリに怒った理由ですが、ロッカールームに入る時にミランの応援歌を歌っていたことも原因とありました。
もし、本当であれば、マテラッツィが怒るのも無理ありません。
良き兄貴分であったマテラッツィですが、どんな選手であったのでしょうか?
マテラッツィの経歴について書いてみたいと思います。
マテラッツィの経歴。

愛称:The Matrix
国籍:イタリア
生年月日:1973年8月19日
出身地:レッチェ
身長:193cm
体重:92kg
ポジション:DF
利き足:左
1993-1994:マルサーラ
1994-1995:トラーパニ
1995-1998:ペルージャ
1996-1997:→ カルピ (loan)
1998-1999:エヴァートン
1999-2001:ペルージャ
2001-2011:インテル・ミラノ
2014-2016:チェンナイイン
様々なクラブを渡り歩いてきた、マテラッツィですが、インテルでのプレーだけが長い。
一番印象に残っているのもインテル時代ですからね。
10シーズンで、276試合に出場。20得点を挙げました。
在籍中に、15個のタイトルを獲得したことを考えると凄いですよね!
マテラッツィのプレースタイルの特徴としては、恵まれた体格を活かした守備!
193cm、92kgと大型なので、地上戦、空中戦両方に強かった。
ラフプレーも多いのが欠点。マテラッツィらしいのですがね。
DFなので、多少ラフなプレーも必要ですが、マテラッツィはやりすぎ・・・。
意外と、攻撃面も素晴らしく、前線へのフィードは素晴らしかった!
DFながら、FKの精度も高く、見せ場の多い選手でした。
マテラッツィの場合、プレーも印象に残りますが、悪童の印象が強いです。
・シルヴィオ・ベルルスコーニのマスクをかぶって、ピッチに現れる。
・ロッカールームで、バロテッリを殴る。
・W杯のジダン頭突き事件。
など有名な話が多い・・・。
他にも多くありますので、見て見ると、バロテッリよりも悪童かもしれない・・・。
真の悪童は、マテラッツィなのか?バロテッリなのか?
見極めるのが難しそう。どちらも、悪童と呼ぶにふさわしいエピソードが多いので。
マテラッツィは引退したので、変なエピソードとは無縁ですが、バロテッリは現役です。
変なエピソードではなく、素晴らしいエピソードを多く作ってほしいものですね。
バロテッリの活躍に期待しています。
※バロテッリが活躍した時に、マテラッツィが、どんなコメントをするのかに注目です!
まとめ。
今回は、マテラッツィとバロテッリのエピソードについて書いてみました。
マテラッツィが、バロテッリを殴ったことは有名ですが、指導をするために殴ったのですね。
本当に、良い人なのか?悪い人なのか?わかりませんね。
バロテッリが、マテラッツィの期待に応えられていれば、凄い選手になったはずなので残念ですね。
ただ、バロテッリは現役でやっていますし、良い意味で伝説を作ることも可能!
今後、バロテッリが素晴らしい活躍をして、良いエピソードを作ってくれることに期待しましょう!
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