ユベントスの下部組織で育ち、バロテッリ2世と呼ばれるモイーズ・キーン。
EURO2020予選のフィンランド戦で、19歳23日という若さで得点を挙げたことで有名ですよね?
イタリア代表史上2番目の若さでの得点で注目を集めました!
今回は、モイーズ・キーンのポジション、プレースタイルについて書いていきたいと思います。
ポジション、プレースタイルは?
モイーズ・キーンのポジションは、フォワード。
トップ下やウイングのポジションもこなせるようです。攻撃のポジションであれば、どこでもできるということでしょうね。
モイーズ・キーンのプレースタイルの特徴を挙げると、
・身体能力
・ポジショニングの良さ
・丁寧なフィニッシュ
が挙げられると思われます。
身体能力
モイーズ・キーンのプレースタイルの特徴で目立つのが身体能力の高さ!
スピードとフィジカルが異常なぐらい素晴らしい。
ディフェンスラインの裏へ抜ける動きは速いですし、カウンター時には威力を発揮するでしょう。
フィジカルも強いので、多少の当たりでは、ビクともしません。
ジャンプ力もあり、空中戦も強い。しかも、パワーもあるので、ミドルシュートもアリ。
多くの方が言っていますが、スポーツに必要な身体能力を兼ね備えています。
しかも、嫌なのが、モイーズ・キーンは足元も上手く、柔らかいタッチでボールを扱います。
身体能力が高い選手は、ボールコントロールが苦手ということは昔のことですね。
モイーズ・キーンの身体能力の高さがわかる動画です↓
過去⬅️から現在➡️まで、#モイーズ・キーン のゴールを振り返る 🔥pic.twitter.com/NY4k2n6Ot2
— JuventusFC (@juventusfcjp) May 28, 2019
ポジショニングの良さ
モイーズ・キーンは点が取れる大きな要因はポジショニングの良さでしょう。
相手DFの死角に入り込む動きは素晴らしいですし、こぼれ球が来るところにポジションを取っています。
ストライカーの嗅覚というのでしょう。
なぜ?そこにいるの?という場面が多いです。
モイーズ・キーンのポジショニングの良さがわかる動画です↓
🔴🔵 Moise Kean has scored 4 goals in his last 3 games for Paris 🔥#UCL | @PSG_English pic.twitter.com/OEun3bAB5b
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) November 4, 2020
丁寧なフィニッシュ
一見、モイーズ・キーンは荒そうに見えます。
しかし、フィニッシュの部分は凄く丁寧!シュートが打ちやすいところにトラップする技術も高いですよ。
ゴール前では落ち着いていて、コースを狙ってシュートを決めてきます。
少しは慌ててほしい場面でも冷静に蹴りこんでくるので厄介な相手ですね。
39’ A Leonardo Bonucci mistake leads to Milan’s equaliser.
84’ Moise Kean saves Juventus with this goal from the bench.
🤫Keep quiet Bonucci
pic.twitter.com/Tc2sRqWi7P— BehindClosedDoors (@BCDSport) April 6, 2019
点取り屋としての能力を兼ね備えているモイーズ・キーンですが、弱点もありそうですね。
モイーズ・キーンの弱点について書いていきたいと思います。
弱点は?
ポストプレー
モイーズ・キーンのプレースタイルの弱点とすれば、ポストプレーですかね。
フィジカルは強く、相手を背負ったプレーもできますが、キープをしてチャンスを作ることは苦手のようです。
スピードがある選手なので、ポストプレーを求めてはいけないのですが・・・。
モイーズ・キーンを活かすためには、ワントップではなく、ツートップでの起用がいいのかもしれませんね。
メンタル
カリアリ戦でゴール後に、カリアリサポーターに向かってゴールパフォーマンスを披露したモイーズ・キーン。
その直後に、カリアリサポーターから人種差別行為を受けたようです。
その時のシーンです↓
Racist Italian football fans jeered Black Juventus player Moise Kean with “monkey chants” the whole game. Moise scored the winning goal & celebrated.
Teammate, Leonardo Bonucci, said fault was “50-50” because Moise celebrated.
WHAT?#CagliariJuventus
— Bishop Talbert Swan (@TalbertSwan) April 3, 2019
これに関して、監督、チームメートは、
監督:「彼はあのようなパフォーマンスをするべきではなかった。彼は若いし、学ばなくてはいけない。だが、サポーターからのあのような行為も適切ではない」
ボヌッチ:「セレブレーションはチームメイトとするものだ。彼は違ったパフォーマンスをするべきだったね。両方とも悪い。モイーズはあのような行為をするべきではないし、サポーターもあのような返答をするべきではなかった」
ボヌッチの言葉がすべてですね。
モイーズ・キーンがやらなければ、人種差別行為をされなかったのでは?と思ってしまいますね。
以前からされていたからしてしまったのかもしれません。
自分から行うことを抑えられれば、大きな問題にならなかったような気もします。
モイーズ・キーンも若いので、もう少し年齢を重ねれば落ち着くかもしれませんね。
プロフィール
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生年月日:2000.02.28
身長:183cm
体重:72kg
出身地:ヴェルチェッリ(イタリア)
利き足:右足【リーグ戦記録】
2016-17 ユヴェントス(イタリア) 3試合・1得点
2017-18 ヴェローナ(イタリア) 19試合・4得点
2018-19 ユヴェントス(イタリア) 13試合・6得点
2019-20 エヴァートン(イングランド) 29試合・2得点
参考元:https://www.transfermarkt.com/moise-kean/profil/spieler/364135
モイーズ・キーンは、ドン・ボスコ、ACアスティ、FCトリノを経て、ユベントスの下部組織に入団。
2016年11月にトップチームデビュー。
2017年に、エラス・ヴェローナにレンタル移籍し、試合経験を積むことになりました。
ユベントス復帰後、少しではありますが、出場機会が増え、終盤に5試合連続ゴールを決めるなどインパクトを残しました。
2019年夏に、エバートンに移籍をする。前半は出場機会が多かったのですが、徐々に減少・・・。
2020年10月に、パリ・サンジェルマンにレンタル移籍を決意。
2020年11月時点ですが、モイーズ・キーンは結果を残しているので問題はないと思っています。
ただ、買取オプションはついていないので、レンタル移籍終了後、どうなるのか?注目ですね。
エバートンにすんなり戻るのかが気になります。
まとめ。
今回は、モイーズ・キーンのポジション、プレースタイルについて書いてみました。
能力は問題ないのですが、メンタルの部分で心配ですね。
メンタル面が落ち着けば、ビッククラブでも十分やれると思います。
※パリ・サンジェルマンもビッククラブですが。
世界を代表するストライカーになれるのか?今後のモイーズ・キーンの活躍に注目しましょう!
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