中井卓大のドリブルを見ていると足の裏でドリブルが多いなということを書いたことがあるのですが、リズムが独特なところもありますよね?
よく左利きの選手は独特のリズムがあると言われますが、中井卓大は右利き。
あの独特のリズムは、小学生の時からスぺインで育ったから身についたリズムなのでしょうか?
中井卓大のドリブル、ボールコントロールのリズムはジンガと呼ばれるもののようです。
「ジンガ」?という方も多いと思われるので、中井卓大の独特のリズムを生み出しているジンガについて書いていきたいと思います。
中井卓大が持っている「ジンガ」とは?その根源は?
中井卓大はジンガを小学生の時にマスターをしていたらしいです。
いきなり、ジンガってなんだよ!と思われますので、ジンガの意味について書いていきたいと思います。
ジンガとは
ブラジルの公用語であるポルトガル語の「千鳥足」、「よちよち歩き」が語源です。またブラジルの国技「カポエイラ」の基本ステップがジンガと呼ばれています。
という意味のようです。
千鳥足、よちよち歩きって、ドリブルのリズムを見ているととても、そんな感じには見えませんね。
そこで、繋がってくるのが、先ほどの説明文にあったカポエイラという国技が関係してきます。
カポエイラとは、元々はアフリカの人たちが持ち込んだもののようで格闘技だったようです。
格闘技が一時的に禁止されたことで、禁止から逃れるためにダンスの要素を強くし、格闘技というイメージを一新させたようです。
では、どんな競技なのか?動画を見てみましょう。
これが、カポエイラというものです。
相手を殴りあう格闘技ではなく、ダンスのような感じでアクロバティックな動きで勝敗を決める者です。
ダンスを踊るようなリズムでステップを刻むことをジンガと言っているようですね。
ブラジル人が独特のリズムでドリブルをしている秘密もジンガにあるようです。
中井卓大も小学生時代からジンガを身に付けていたとすると、相手DFは止めるのがきついですね。
中井卓大のようにジンガを若いうちから身に付けることができたら凄い日本代表が生まれそうですね。
しかし、ジンガを調べていると、日本とブラジルでジンガのとらえ方が違っているようです。
では、日本とブラジルでジンガをどうとらえているのか?違いについて書いていきたいと思います。
日本とブラジルでジンガのとらえ方の違い!
日本とブラジルでジンガのとらえ方が違うようですが、同じジンガでも、どう違うのでしょうか?
では、日本でのジンガの意味について書いていきます。
私を含め、多くの方が土屋健二さんのジンガステップを思い浮かぶと思われます。
リフティング王で有名な土屋健二さんのボールタッチが柔らかく、ボールが足にくっついていますね。
中井卓大がマルセロに見せたドリブルに似ていますね。そちらの記事はコチラ→中井卓大の足技にマルセロもビックリ!中井卓大の足技は凄かったのか?
ジンガのステップを使うことにより全身が揺れて、相手DFのタイミングを外すことも出来ます。
それだけでなく、動画のように柔らかいボールタッチも可能になるということです。
これが、多くの日本の方が思うジンガだと思われます。
一方、ブラジルでのジンガは意味が少し違うようです。
ブラジルでのジンガは、才能があるという意味のようです。もともと持って生まれたジンガの動きができることを指すのです。
そういった選手にジンガを持っていると言って、褒めているそうです。
日本でのジンガは技術的なことを指しますが、ブラジルでは才能を表すことなんですね。
ブラジルでジンガがあると言われている選手といえば、ネイマール。
いつ見てもネイマールは素晴らしいですね。早く、バルセロナに決まらないかな?
本当に、全身がリズミカルな動きで相手を翻弄し、ボールは足にくっついている!自然体な感じですね。
こういった才能を持っているのをジンガというのがブラジルなんですね。
日本でブラジルのジンガを持つ子は少ないでしょうね。ブラジルならではのお国柄な部分も影響していると思われますし。
ブラジルのようなジンガは無理でも、土屋健二さんのジンガであれば日本でも育てられると思われます。
日本版ジンガが広まっていけば、ポジションに関係なくボールコントロールが上手い子が多く出てくるでしょうね。
※今でも多いですけどね。
今回は、私自身もジンガについて勉強になりました。日本版とブラジル版の違いを知らずに使っていましたね。
今後は、ジンガという言葉を使う時に気を付けなければなりません。
まとめ。
今回は中井卓大のドリブルの自決であるジンガについて書いてみました。
以前、中井卓大のドリブルを記事にしたことがありましたが、ジンガの動きとは知らずに書いていました・・・。恥ずかしい。
土屋健二さんのジンガの動画を見ていると、中井卓大のドリブルにそっくりですね。
ただ、日本とブラジルでのジンガの使い方が違うことも驚きました。
日本は技術的なこと、ブラジルでは才能を表す意味でジンガを使っているのです。
日本でブラジルのようなジンガをもって生まれる可能性は低いと思われますが、土屋健二さんのジンガで技術を上げることは可能かなと思われます。
日本版のジンガで日本サッカーの底上げが競れて行けば、将来楽しみになりそうです。
こちらの記事も読まれています↓
・中井卓大のドリブルの特徴は?また、ドリブルの弱点とは何なのか?
・中井卓大の現地評価は高いの?海外の反応はあるのか?知られているの?
・中井卓大のレアルでの評価は高いようですが、どのくらいの評価なのか?
・ネイマールの実力は、元ブラジル代表選手より劣るの?勝るの?
・ネイマールとマルセロのダンスは、どんなものなのか?発案者は誰?