もしかしたら、ハリルジャパンの救世主となるかもしれない森岡亮太。
今、海外組で一番?輝きを放っている選手だ。もちろん、他のリーグとのレベルを考えれば、レベルは落ちるが、それでもこれだけの結果を残しているので期待はしたくなる。
森岡亮太は、持ち前の攻撃的センスを始め、守備の意識も高くなっているので、ハリルジャパンに入っても上手くやれるはず。
先日の韓国戦を見て、攻撃のパターンが縦、縦となっているので、攻撃のリズムを変えられる選手が必要なのかな?と思う。
もちろん、他の海外組が入れば変わると思われるが…。やはり、個人の力で打破できる選手がいてほしい。
そこで、やはり森岡亮太が必要なのかなと思う。先発でもいいし、ジョーカーとしても良いかな。
現代サッカーでは、いなくなりつつある森岡亮太のような存在。
やはり、若いうちから注目されていたのかな?そこで、森岡亮太がどのあたりから、注目され始めたかを見ていきたいと思います。
森岡亮太は、いつ頃から注目され始めたのか?
森岡亮太は、久御山高校に進学する前から、アンダー世代の代表とかあったのかな?と思ったが、そういった話は見つかりませんでした↓
久御山高校に進学してからということになるのでしょうか?
ネットのニュースにも出ていましたしね。これは、高校サッカー選手権大会の予選決勝の時です。
久御山の紹介からでしたが、こんな感じで書かれていました。
久御山は、京都の技巧派集団。中盤の技術は折り紙つき。長いパスでなく、ドリブルとショートパスで組み立てていく。DFも3バック、4バックを使い分ける器用な一面もある。
クセものの香りがするチーム。
そして、1年生ながら、久御山の注目選手として取り上げられている。
こんな感じだった。やはり、1年生から注目されていることは、それだけの才能を持っていたのですね!
●MF森岡亮太(1年)
府大会4戦連発のスーパー1年生。180センチの身体いっぱいに使い、前線で躍動。
府大会4戦連発だったんですね。中盤で、これだけ取れていたということは、やはり攻撃的センスが抜群だったんだと思わされます。
予選決勝でも、久御山を全国に導くゴールを決めてましたね。
MF村山からのループパスを受け取った森岡亮太が右足で決めて、その後は追加点を奪えなかったが、この1点を守り切って優勝した。
やはり、森岡亮太は何か持っているんですかね?決勝点を演じるのではなく、決めるんですから。
森岡亮太は、中盤の選手でなく、シャドーストライカーみたいな役割だったのでしょうか?点も取れる理想的な中盤の選手だったのですね。
今度は、高校総体での予選決勝の時ですが、森岡亮太率いる久御山と立命館宇治のカードとなった。
試合は、0-0のまま前後半終了し、延長戦に突入した。ここでも、やはり森岡亮太がやってくれた。
相手DFを引きつけ、得意のスルーパスでゴールをアシスト。
これで、波に乗った久御山は、森岡亮太のダメ押しゴールで試合を決めた。
京都では、スーパースターだったんですね。全国では、どうだったんでしょうかね?と思い調べてみましたが、見つかりませんでした↓
その後、ヴィッセル神戸とセレッソ大阪からオファーが来て、ヴィッセル神戸に入団した。
久御山での充実したサッカーをしていたからこその今があるのかもしれませんね。
私は、ずっと久御山が私立だと思っていたのですが、公立だったと知ってビックリしました。
私立に及ばないが、充実したサッカー環境だったのかな?と思いましたが、そうでもなかったようですね。
なぜ、そこまで強かったのか?森岡亮太始め、多くのタレントがいたからなのか?
当時の?久御山のことと強さの秘密について調べて見ました。
久御山高校は、どんな感じの学校だったのか?
- 京都と聞けば、激戦区と思っていました。今は、どうかはわかりませんが。
少し昔でありますが、ずば抜けて強い高校がいない状態が続いていたようだ。
そういった状態であれば、どこでもではないが有力校の何校かが優勝を狙えるので、競争力が高く、レベルの高い地域だと思い込んでいました。
それが違ったようですね。いい意味での競争力がなかったようです。久御山も含めて。
そこで、優秀な選手達は他府県に流出してしまい京都のレベルが下がったようだ。
そうなると、限られた地域から来る選手でやりくりしなければならない。京都のジュニアユースや近くの中学校の選手が多い。
ちなみに、森岡亮太は、東城東中学から久御山へ進学。
やはり、久御山の施設も違い専用グランドもないわけで、もちろんスカウトなどの制度もあるわけない。
全国レベルで見れば、久御山は、環境は良くないと思われるし、府内の私立にも劣るはずだが、監督の哲学のお陰で久御山がある。
例えば、身体能力の話だが、足の速くない選手のことだが、技術と判断スピードで勝負をさせる。
実際にあった話だが、ボールポジションが凄く上手い選手がいたそうだ。
足は、そんなに速くない。しかし、陸上ではないので走るコースやタイミングを考えれば、遅くても対応できるといった考えだ。
久御山の練習は、ゲーム中心らしく、ボールの扱い方が上手くなるといわれていた。
確かにボールコントロールの技術は高くなるし、良いと思う。
それは、監督がどうやったら勝てるかを考えた結果であろう。
高校サッカーとなると、ロングボール主体のサッカーになりがちで、身体能力が上のチームに勝てる可能性は低い。
久御山は、私立に勝つ、全国で勝つとなると身体能力に頼らず、テクニックと体力の消耗が少ないサッカーをするしかなかった。
日本代表も似たようなサッカーをすれば良いのにね。森岡亮太も良い監督に恵まれたものだ。
久御山が、こういった環境だったからこそ、森岡亮太は、持ち前の攻撃的センスを伸ばせたんですね。
「小さな者でも、うまさで強い相手をひねるというロマンを追い続ける」
といった監督の思いが、久御山のサッカーを作り上げた。
監督の考え方一つで、こうも変わるものですね。何か野洲高校みたいな感じですね。
ここまでは、大まかに書いてしまいましたが、もう少し掘り下げて、久御山サッカーを見ていきたいと思います。
久御山のスタイルの特徴とは?
久御山の監督の名言?といいますか、監督としてのあり方なんでしょうね。
「うまくしてこそ、いい指導者」
と言った意識を持ち、指導に取り組んでいるらしい。
「サッカーはボールゲームなので」
という言葉を良く使うらしい。
ボールを使うゲームだからこそ、技術練習を行う。森岡亮太にピッタリな監督だなと思った。
リスクを伴っても、最終ラインから繋ぐサッカーをしている。確かに、そのためには練習から技術と質にこだわった練習をするので、選手達の技術が向上し、育っていく。
久御山のスタイルの練習であれば、サッカー強豪国のような形で取り組める。そして、効率的な方法で試合に勝てるようになる。
このようなスタイルであれば、久御山のような公立高校でも戦えるといった証明にもなったのではないでしょうか?
さらに、プロ選手が出ていることにも影響しているような気がします。ボールを扱うことが上手い選手を育てる指導が非常に大きかったと思います。
選手権など、目先のタイトルを取りに行くやり方ではなく、選手達の先のことも考えての指導だなと改めて思わされました。
こういった指導で選手を育て上げれれば、森岡亮太のような技術的に優れた選手が前線の選手だけでなく、後方の選手も育っていくのではないでしょうか?
そうすれば、日本サッカーの手本であるメキシコやスペインのサッカーに近づけるかもしれませんね。
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