サッカー選手の本が色々と出ていますね。
長友佑都選手の場合は、
- ゆうとくんがいく
- 日本男児: 長友佑都物語
- 長友佑都 体幹×チューブトレーニング
- 長友佑都体幹トレーニング20
- 上昇思考 幸せを感じるために大切なこと
- 長友佑都の食事革命
- 長友佑都のヨガ友 ココロとカラダを変える新感覚トレーニング
- 長友佑都のファットアダプト食事法 カラダを劇的に変える、28日間プログラム
と数多く出ていますね。
最近は、食事に関する本が出ていますが、事業が事業なので食事関連の本が今後多く出てくるのではないでしょうか?
今回は、数多くある長友佑都選手の本の中で、おすすめの本を紹介していきたいと思います。
この記事の内容
長友佑都の本の中で、おすすめ本は「上昇思考」!

引用:上昇思考幸せを感じるために大切なこと | 長友 佑都 |本 | 通販 | Amazon
出版社 : 角川書店
発行年月 : 2012年05月
長友佑都選手の本の中で、おすすめ本は「上昇思考」です。
長友佑都選手がインテルに移籍をした後に発売された本です。
【あらすじ】
サッカー選手としてステップを上り続ける長友佑都。その精神的な強さはどこに由来するのか。世界一にも輝くビッグクラブで感じることとはなにか。どこにも語られなかった、長友の「内側」を明らかにする。人としての成長に欠かせない「感謝の心」―試合前に必ず読むという祖母からの手紙とは。世界で戦うメンタルを支える思考法。第1章 メンタルコントロール 世界と戦う心の作り方
第2章 ポジティブシンキング 苦境を脱する力
第3章 感謝の心 すべてはそこから始まる
第4章 出逢い 運命 意志 僕を導いてくれた一期一会
第5章 コミュニケーション 理想的な人間関係の築き方
第6章 夢を叶えるということ 結果を出すためにすべきこと
という感じになっています。
すべて参考になる話だと思われますが、この中で参考になったと思う部分について紹介していこうと思います。
長友佑都の「上昇思考」で参考になる部分は?感想も!
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「上昇思考」の内容は、長友佑都選手で戦うための心構えが中心に書かれています。
気になったところを抜粋し、感想を書いていきたいと思います。
第3章 感謝の心 すべてはそこから始まる
感謝の心を忘れてしまっては、人として成長できなくなるのはもちろん、サッカー選手としても飛躍は期待できない。
人に助けられているからこそ現在の自分がある。それに対する感謝の心があるからこそ、自分に厳しくもなれるし、努力を継続できる。
その気持ちがなければ傲慢な人間になってしまうだけだ。
自分の力を伸ばしていくこともできず、自分が持っている才能をあっという間にすり減らしていくだけになるかもしれない。
(中略)
個々の選手の能力の高いインテルのようなチームでは、選手がそれぞれにリスペクトし合い、それぞれへの感謝の心を忘れないようにしている。
人に対して感謝の気持ちを抱けるかどうかということは、あらゆる場面で最初に問われることだと思う。
感謝の心をもてている人は、自分にとっての損得しか考えていないのはなく、しっかりと周りが見えている。
それができているか、できていないかということで、いろんな結果が変わってくる。
そのことはサッカーに関してもいえることだ。
また、どんなときでも周りの人たちのことを考えられる心の余裕がもてているというのは、それだけ人として成長できていることになる。
心の余裕があるからこそ、感謝できることは多いでしょう。
ただ、助けてもらっていても心に余裕がなければ、本当の意味で感謝できていない部分も多いと思いますので、心に余裕が持てる状況、環境が大切になってきますね。
長友佑都選手は、インテルに入団前から心に余裕を持つようにされていたと思います。
インテルに加入をし、1流の選手たちのふるまいを見て、さらに感謝の気持ちの大切さに気付かされたのではないでしょうか?
素直な性格を持つ、長友佑都選手は感謝したい感情が素直に出ているので、素晴らしい選手であると思います。
※ただ、嘘をついて感謝をすることはしない方が良いかもしれません。
感謝って、無理にするものではないと思います。
感謝って、勝手に湧き上がってくる感情だと思うので。
無理にしていると苦しくなります。
第5章 コミュニケーション 理想的な人間関係の築き方
どうすればバカになれるかといえば、それもやはり心に余裕をもつこと。
余裕をもてずにいると、相手の反応を気にしすぎてしまうことになる。
みんなを笑顔にして、気持ち良く過ごすためには、ある程度は自分がバカにされても構わないというふうに考えられたならいちばんだ。
自分からバカになっているのと、相手からただバカにされるのとではまったく違う。
言葉が通じない海外ではとくにそう。ある意味ではプライドをきっぱり捨ててしまい、“世界共通のわかりやすいバカ”になることも大切だ。
自分がそうだと言いたいわけではないけれど、バカになるというのは賢くなければできないことだ。
“生きていくための処世術”だと考えてもいいかもしれない。
ただ、僕が積極的にバカをやっているのにしても、決して無理をしているわけじゃないということも付け加えておくべきだろう。
もともと僕はそういうキャラクターに近いといえる。
バカを演じる場合でも、それとは逆のすまし顔で通していく場合でも同じだけれど、そういう部
分で自分をつくり込みすぎても意味がない。素直な自分、素のままの自分で勝負していくのを基本にしたうえで、みんなに溶け込んでいきたいという気持ちをしっかりとみせていくのがいいはずだ。
長友佑都選手が長年海外でプレーできていた大きな要因でしょう!
インテル、ガラタサライ、マルセイユでチームメートと上手くやれているのは、「バカ」になれていたからこそ。
マルセイユに移籍をしたばかりで、すぐに溶け込んでいる動画がアップされました。
酒井宏樹選手もびっくりしています。
こんばんは。長友佑都MGです。
酒井宏樹選手のInstagram、ストーリーにチーム合流初日の長友の様子がアップされておりました!
チームにすっかり溶け込んでるみたいです笑@YutoNagatomo5 @hi04ro30ki https://t.co/UYd22TfWUs pic.twitter.com/pjJHpPdsZu
— 長友佑都マネージャー (@yutonagatomomg) September 1, 2020
長友佑都選手の素直な性格に加え、溶け込んでいきたいという気持ちが日本人らしくなく、外国人にウケたと言われています。
日本人は大人しいというイメージを自ら壊しに行った結果でしょう!
乾貴士選手もそうでしたし、長年、海外で活躍するためには必要な能力であるといえますね。
※以前、マルセイユに所属していた中田浩二氏もバーゼル時代に、バカになり、坊主になったこともありましたね。

引用:中田浩二の新たな才能。 – 海外サッカー – Number Web – ナンバー (bunshun.jp)
中田浩二氏の坊主になった時のエピソードは、→https://newspicks.com/news/1456363/body/
祖母からの手紙
「とりとめのないことを書きますが、自分で咀嚼して下さい。
命が一番、元気が一番です。心の元気が健康のもと。
心をやわらかく。
苦しさを嬉しさに変える。
何があっても絶対に解決の方法はあります。いいこと悪いこと、喜び悲しみは表裏一体です。今の状況を抜けるときは、人生が飛躍するときです。
強さとは無心に尽きます。心がない、無心に尽きます。
一流選手の条件は、長く続けることです。
上から目線は、頭しか見えません。周りが見えません。自分が偉いとか上手だとか思ったとき、人生の誤りが始まります。
しんどいときは先のことを考えない。いまを最小限のエネルギーで、なんとかすること。
人にわかってもらいたいとか、変わってもらいたいと思っているあいだは、しんどさは続きます。相手が悪いのではありません。
落ち込むと後悔の念が先に立ち、失敗ばかりに目がいきます。抜け出すにはきっかけを掴むこと。自分の気持ちを変えるのではなく、きっかけを待って変わるものです。
そのきっかけは、友人、先輩、子供、本や映画、なんでもいいです。
悶々としているときは、思考回路が空回りします。
肩の力を抜いて、心に響く言葉に出逢うことです。
笑いは天の花。
いっぱい笑ってください。
心に突き刺さりますね。
本当に、長友佑都選手の祖母の言う通りです。
気持ちも大切ですが、キッカケがあって変わるものですよね?
気持ちを無理やり変えて行動すると良いことはあまりないですから、キッカケを待つ方が得かもしれません。
もう1枚の手紙です。
最高の成績で日本に帰り、うれしいですね。普段の心がけと努力の賜物と思います。
サッカーに対する考え方に変化があったように受け止めています。
ほんとに心の踊る試合でした。
思いが体を支配しています。いつも誰かのためにと思ってプレイしていれば、それ以上の力を出せます。
日常生活でも、基礎の部分がしっかりしていると、とっさのとき、何か起きたときにも、どうにでも補えます。
ピンチを抜け出せる基礎のある人は、出来、不出来がなく安定しています。
人生は順調に成功して行くばかりではありません。
成功は人の表面を飾ります。
失敗は内面を飾ります。
人間の成長のために失敗は用意されています。
失敗には成功に劣らぬ報酬があります。
失敗を恐れて何もしないでいては、生涯、失敗ばかりになります。
人は、表現する言葉を失ったときにキレます。多くの言葉を用意して、褒めの言葉を考えておくことです。
人の心をほぐすマッサージの言葉です。
困ったときには自分の本を読みましょう。機会があれば、宮沢賢治の本を読みましょう。
生活は質素に、志は高く、ものを大切に、とくにユニホーム、スパイクなど自分の分身と
思ってください。日本の空気をしっかり吸って、1月からの試合に向けて、
心をやわらかく、ふにゃふにゃでいきましょう。
奥が深い言葉ですね。
失敗は意味のないことではない、成功に負けない価値があるという素晴らしいお言葉。
失敗が重なり続けた時に、この言葉を見ると勇気づけられますね。
長友佑都選手も祖母からの失敗に対する考え方は大きく響いたことでしょう!
そして、祖母の手紙の1文をTwitterに投稿した、長友佑都選手。
7年前祖母からもらった手紙の一文。
成功は人の表面を飾り、失敗は内面を豊かにする。
失敗には成功に劣らぬ報酬がある。— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) August 1, 2018
このツイートには、多くの人が共感をしたようです。
- 「何度読んでも奥深いですね」
- 「素晴らしい言葉です!」
- 「めっちゃ響きます」
- 「勇気を頂くツイートです」
- 「泣きそうになった」
- 「素晴らしい格言です。深くて強い言葉です」
10万人を超える大反響だったそうです。
長友佑都選手の活躍の陰には、祖母のありがたいお言葉があったのですね。
こんな人が近くにいてくれたら、最高ですね。
祖母の教えが、長友佑都選手の思考、行動を作っていっていったのかもしれません。
まとめ
今回は、長友佑都選手のおすすめ本「上昇思考」について書いてみました。
長友佑都選手の思考は、スポーツ選手だけでなく、ビジネスマンにも通ずるところがありますね。
ビジネスマンが呼んでもためになることが多かったような気がします。
長友佑都選手の「上昇思考」が、おすすめ本に選ばれている理由がわかった気がします。
人生に迷走しそうになった時は、長友佑都選手の祖母の手紙を読み返してみると良いかもしれませんね。