アレクシス・マック・アリスターのプレースタイルは?どのポジションが最適?
リヴァプールとアルゼンチン代表の“戦術的司令塔”として注目を集めるマック・アリスター。
派手さはなくとも、彼の存在があることでチーム全体の“リズム”が生まれるのをご存知でしょうか?
この記事では、海外メディアの分析やデータをもとに、プレースタイルの特徴を5つに整理し、最新のポジションや起用法も詳しく解説します。
戦術理解、判断力、そして実はゴール力まで兼ね備えた“万能型MF”の魅力を、今こそチェックしてみてください!
この記事の内容
アレクシス・マック・アリスターのプレースタイルを徹底解説!
引用:liverpoolfc
アルゼンチン代表でW杯を制し、リヴァプールでも中盤のキープレイヤーに成長したアレクシス・マック・アリスター。
彼のプレースタイルは「地味だけど異常に効く」と評され、サッカーIQと技術の融合体とまで呼ばれています。
今回は特徴を【5つ】に分類し、海外メディアの評価付きで深掘りしていきます!
インテリジェンス溢れる“ライン間”の使い手?
マック・アリスターは、スペースを使うのが異常にうまい。
とくに相手DFとMFの間、「ライン間」と呼ばれる場所での受け方が絶妙なんです。
引用:YouTube
Coaches’ Voiceでは、こう語られています?
「相手と味方の距離・角度・タイミングを読み、最適な位置に自分を置くセンスが抜群」
これは「技術」よりも「知能」の領域。
“間で受けてからの半身ターン”が異常にうまいんですよね。
こうした知的な動きの積み重ねこそが、彼がチームの“見えない心臓”と称される理由なのです。
バウンズパスとショート連携でリズムを作る?
Brightonやリヴァプールで評価されたのは、ワンタッチパスで周囲を活かす能力。
リズムの中心として、テンポよくゲームを流していく“潤滑油”のような存在です。
引用:YouTube
とくにMitomaやEstupiñánとの連携時には、
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1タッチ→スペースへスルー
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スイッチパス→逆サイドへ展開
といった高難度の崩しに絡んでいました。
?「彼がいると、攻撃が詰まらない」とBrighton地元紙は伝えています
プレーに派手さはなくとも、マック・アリスターが加わるだけで、チーム全体のリズムが滑らかになるんですよね。
前線へのパス精度と展開力?
23-24シーズンのプレミアで記録したスタッツはこちら?
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キーパス:1.52本/90分(上位18%)
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ロングパス成功率:78%以上
つまり「展開力」+「崩しのパス」両方ができる選手なんです。
?「前へ刺すパスに迷いがない。しかも両足で通せる」by Coaches’ Voice
縦に刺す勇気と視野の広さ、両方を備えた彼の配球は、まさに現代フットボールにおける理想的な“ゲームチェンジャー”です。
デュエルとカウンタープレスの鬼?
身長176cmとは思えない“対人能力”も、彼の強み。
引用:YouTube
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カウンタープレス成功率:71%
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デュエル勝率:プレミアMF内でTOP20圏
しかも、ボールを奪うとすぐさま攻撃に転じるセカンドアクションも速い。
?「プレッシングトラップを自ら仕掛けて奪い、次の展開まで完結するMF」とSky Sportsも絶賛。
華麗さの裏には、こうした泥臭いプレーへの意識の高さがある。それが彼の“使える選手”としての評価に直結しているんです。
ゴールセンスとセットプレーも高水準⚽
22-23はBrightonでプレミアリーグ10得点。
このうち6得点がPKでしたが、重要な場面での落ち着きは特筆モノ。
さらに、2024年1月にはリヴァプールでの一撃が「月間ベストゴール」に選出され、
?「ジェラードを思わせる一閃」とTalkSportでも比較されました
重要な場面で冷静に決めきるメンタリティも、マック・アリスターの大きな魅力のひとつです。
アレクシス・マック・アリスターのポジションは?【全対応型の万能MF】
Alexis Mac Allister scoring a top-corner stunner as his first Liverpool goal ?? pic.twitter.com/3tJSnxjf6N
— B/R Football (@brfootball) December 3, 2023
彼のポジション適性は、もはや“マルチロール”。
どこでも機能するオールラウンダーですが、試合状況や監督の哲学に応じて微調整されています。
ポジション | 具体的な役割 | 起用歴 |
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セントラルMF(CMF) | ビルドアップとリンク役 | リヴァプール(現在) |
アンカー(DMF) | ダブルボランチの左・配球+守備 | スロット体制以降 |
トップ下(AMF) | 高い位置での崩し・スルーパス | Brighton時代 |
シャドー(SS) | 前線での遅れた侵入 | アルゼンチン代表時代 |
左IH(LMF) | 左サイドでのバランス&カバー | ワールドカップ2022 |
?リヴァプール新体制での“今”の役割
アルネ・スロット監督の下では、“左ボランチ”が基本ポジション。
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深めの位置からゲームメイク
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守備時はカウンタープレス+バイタルケア
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攻撃時は第2列からの侵入
実質、“チアゴの後継者”とも言える役割を担っており、リヴァプール専門メディアThis Is Anfieldは「今のリヴァプールで最も欠かせない選手の一人」と称しています。
さいごに
アレクシス・マック・アリスターは、リヴァプールとアルゼンチン代表の中盤で中心的な役割を果たす、まさに“戦術的万能型MF”です。
ライン間の巧みな立ち位置、リズムを作るパスワーク、前線へのキーパス、そしてプレッシングへの貢献。
彼のプレースタイルは「派手さはないが、すべてを円滑に機能させる知的な司令塔」として高く評価されています。
ポジション面では、セントラルMF・アンカー・攻撃的MFまで柔軟に対応。
スロット新体制では“左のボランチ”として、守備と展開の両面で欠かせない存在となっています。
試合に勝つために必要な選手とは何か。その答えのひとつが、マック・アリスターのようなインテリジェントなプレーヤーだと言えるでしょう。