デジレ・ドゥエのプレースタイルとポジションって、実際どこが一番合ってるの?
そんな疑問を持つ方に向けて、彼の最新データと海外のスカウト評価をもとに、強みと課題を整理しました。
驚異的なドリブル成功率や創造性、そして守備面の成熟度まで――彼のプレーには多くの可能性が詰まっています。
また、ウイングだけでなくトップ下やセカンドトップとしての将来性についても、戦術的な視点から詳しく解説しています。
この記事を読めば、「デジレ・ドゥエはどんな選手なのか?」「どこで輝けるのか?」が自然と見えてきますよ。
ぜひ、これからのフランス代表と欧州ビッグクラブを担う逸材の“今”を知ってください。
この記事の内容
デジレ・ドゥエのプレースタイルを徹底解剖
Champions ? pic.twitter.com/elhD9jSNsl
— Desire Doue (@Desire_Doue7) April 5, 2025
デジレ・ドゥエのプレースタイルは、一言でいえば「技術と判断がせめぎ合う、未完の逸材」です。
圧倒的なボールタッチとバランス感覚を持ちながら、試合中に見せる決断力や空間認識の課題も浮き彫りになっており、「磨けば超一流」な素材として評価されています。
ボール保持能力とドリブル技術は欧州トップ級
ドゥエはまず、ボールを足元に収める技術に長けており、1対1の局面での勝率が非常に高いです。
特に左サイドからのカットインを得意とし、対面ディフェンダーを「後退させる」ドリブルができるのが特徴です。
彼のドリブル成功率は約59%で、欧州5大リーグの攻撃的MF・ウイングの中で99パーセンタイルという驚異的な水準です。
引用:YouTube
海外のアナリストも「彼の第一歩の加速とインサイドステップは、まるでネイマールのよう」と絶賛しており、ビッグクラブが注目するのも納得です。
ショートレンジでの創造性とアイディア
ドゥエは、狭いスペースでのトリッキーなパスとコンビネーションプレーが得意です。
1試合平均のペナルティエリア侵入パス(2.41本)やファイナルサード侵入パス(3.46本)も高水準で、周囲とリンクする能力は非常に高いと評価されています。
引用:YouTube
しかし、トンネルビジョン(視野が狭くなる状態)になりがちで、最終局面での判断ミスやパス精度の波が課題とされています。
この点は「戦術的な修正でカバー可能」とする声もあり、将来的な飛躍に期待がかかっています。
守備面でのポジショニングとインテンシティの高さ
オフェンシブな選手にしては、守備時の読みとポジショニングが非常に優秀です。
90分あたりのパスブロック数(1.64)とインターセプト(0.96)は、それぞれ99%と94%パーセンタイルというデータが出ています。
海外分析では、「ゾーン内での身体の角度設定やカバーシャドウの作り方が成熟している」と評されており、将来的に守備もこなせる万能型になる可能性を秘めています。
試合を読むインテリジェンスと落ち着き
引用:psgtalk
最大の武器は、やはり「判断の速さと落ち着き」。
相手の動きを先読みし、2手・3手先の展開を読む能力に長けています。
トランジションが激しい近年のサッカーにおいて、守から攻への切り替えをスムーズにこなせるのは大きな強み。
ドイツのスカウト専門サイト「SPOX」は「パスを出す前に3つ先のコースを読んでいるようだ」とその“サッカーIQ”を高く評価。
この知性、なかなか真似できるものじゃないですよ。
デジレ・ドゥエのポジションはどこ?最適解を探る
Sang froid ? pic.twitter.com/Lwxs3sxvPV
— Paris Saint-Germain (@PSG_inside) March 12, 2025
デジレ・ドゥエの最適ポジションについては、現時点で大きく意見が分かれています。
サイド(LW/RW)でのプレーがもっとも自然
現在、もっとも機能しているのは左ウイング(LW)や右ウイング(RW)です。
ドリブルでのカットインを最大限に活かせるこのポジションは、本人の特性と見事にマッチしています。
特に、左サイドからのカットイン→右足でのシュートorスルーパスという流れは、彼の代名詞とも言えます。
中央(CM/AMF)起用は今のところ“やや難あり”
スタッド・レンヌでは時折、インテリオール(CM)やAMFで起用されることもあります。
しかし、この中央でのプレーは、判断力・空間把握・運動量といった要求水準が高く、現在のドゥエには少し荷が重い印象です。
実際、分析者からも「中盤起用は彼の攻撃力を削ぎ、防守の弱さを露呈させる」とやや否定的な評価もあります。
将来的には“自在なアタッカー”としての進化に期待
ドゥエは今後、フィジカルの成長や判断力の向上によって、左右どちらのウイングだけでなく、セカンドトップやトップ下といった中央寄りの役割でも存在感を発揮できるタイプに育つ可能性を秘めています。
とくに、ポジショニングやプレー判断に明確な指針を持つクラブ——たとえばアルテタ率いるアーセナルのようなチームでは、そのタレント性が一気に開花する可能性が高いと海外では注目を集めています。
適切な戦術設計のもとであれば、彼は“攻撃のスイッチ”を担える選手になるでしょう。
さいごに
デジレ・ドゥエは、まだ若干19歳ながら、すでに欧州トップレベルのドリブル技術と創造性を備えた注目の若手ミッドフィルダーです。
ウイングとしての突破力と閃きに加え、守備面でのポジショニングや読みも高く評価されており、将来はセカンドトップやトップ下としての適性も期待されています。
ただし、中央でのプレーにはまだ課題もあり、現在の最適解はウイング起用にあると考えられます。
海外のスカウトや戦術家たちも、戦術が整ったクラブでこそ真価を発揮できる選手として評価しており、今後のステップアップや移籍先によって大きく化ける可能性を秘めています。
その成長と進化からは、しばらく目が離せません。
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