ハリー・マグワイア選手は、イングランド代表やマンチェスター・ユナイテッドで活躍するセンターバックです。
そのプレースタイルは、伝統的なディフェンダーの役割を超え、現代サッカーで求められる新しい要素を多く取り入れています。
この記事では、マグワイア選手のプレースタイルとポジションの特徴、そして彼が直面する課題を詳しく掘り下げていきます。
この記事の内容
ハリー・マグワイアのプレースタイル
身長194cm、体重100kgという巨漢を活かしたハリー・マグワイア選手のプレースタイルは、どんな感じなのでしょうか?
ハリー・マグワイア選手のプレースタイルの特徴は、
- 空中戦の絶対的な強さ
- 高精度のビルドアップ能力
- 守備の読みと冷静な判断
- フィジカルコンタクトの強さ
が挙げられると思います。
それでは、詳細を見ていきましょう。
空中戦の絶対的な強さ
マグワイア選手のプレースタイルで最も目立つのは、圧倒的な空中戦の強さです。
身長194cm、体重100kgという恵まれた体格を活かし、相手のクロスボールを跳ね返す場面は彼の代名詞とも言えます。
引用:YouTube
マンチェスター・ユナイテッドでは、空中戦の勝率がリーグトップクラスで、守備の安定感をもたらしています。
攻撃時にはセットプレーでのターゲットとなり、重要なゴールを決めることも少なくありません。
2020年のリーグ戦では、彼のヘディングが決勝点となり、チームを勝利に導いた場面もありました。
高精度のビルドアップ能力
マグワイア選手は、センターバックとして最終ラインから攻撃を組み立てる能力に長けています。
彼のロングパスの精度は非常に高く、味方フォワードへの正確なフィードで攻撃の起点となることができます。
また、ボールを持ち上がる能力も備えており、中盤にスペースが生まれた際にはドリブルで運ぶプレーも見られます。
引用:YouTube
ビルドアップから自らゴールに迫り、アシストを記録したシーンがあり、攻撃参加でも存在感を発揮しました。
守備の読みと冷静な判断
彼の守備のもう一つの大きな特徴は、相手の動きを先読みする能力です。
相手の攻撃を未然に防ぐインターセプトや、冷静なスライディングタックルは、試合の流れを落ち着かせる重要な要素です。
また、相手選手とのフィジカルバトルでも強さを発揮し、簡単には突破されません。
フィジカルコンタクトの強さ
マグワイア選手はその体格を活かし、相手選手に対して物理的な優位性を持っています。
彼のディフェンスは体を使ったプレーが特徴で、相手フォワードを押さえ込む力強さがあります。
特にゴール前の混戦ではその強さが際立ち、チームにとって欠かせない存在となっています。
ハリー・マグワイアのポジションと役割
引用:X
彼のメインポジションはセンターバックであり、守備の要としてゴール前を守る役割を担っています。
センターバックとしては比較的アグレッシブなスタイルで、リーダーシップを発揮しながら守備ラインを統率しています。
また、マンチェスター・ユナイテッドではキャプテンを務め、守備だけでなくチーム全体を鼓舞する重要な存在です。
ハリー・マグワイアのプロフィールと経歴
ハリー・マグワイア選手のプロフィールです↓
項目 | 詳細 |
---|---|
フルネーム | Jacob Harry Maguire |
生年月日 | 1993年3月5日(31歳) |
出身地 | イングランド、シェフィールド |
身長 | 194cm |
ポジション | センターバック |
現所属クラブ | マンチェスター・ユナイテッド |
背番号 | 5 |
ハリー・マグワイアの経歴です↓
シェフィールド・ユナイテッド時代 (2011–2014)
ハリー・マグワイア選手のプロキャリアは、地元のクラブであるシェフィールド・ユナイテッドで始まりました。
クラブのアカデミーを経て、2011年にトップチームデビューを果たします。
その後すぐに才能を開花させ、2011–12シーズンには若手選手ながらクラブの年間最優秀選手と若手最優秀選手に選ばれました。
この活躍は翌シーズン以降も続き、3シーズン連続でクラブから表彰されるという快挙を達成します。
リーグ1(イングランド3部リーグ)に所属していたチームの中で、ディフェンスの要として公式戦166試合に出場。
さらに、PFA(プロサッカー選手協会)のリーグ1年間ベストイレブンにも3度選出され、将来を期待される選手として評価を高めました。
ハル・シティ時代 (2014–2017)
2014年、ハル・シティに移籍金250万ポンドで加入。プレミアリーグ所属クラブへの移籍となり、さらなるステップアップを果たします。
移籍初年度は出場機会が限られ、一時ウィガン・アスレティックへローン移籍。
しかし、この期間に経験を積み、翌シーズンからハル・シティでの出場機会を増やしていきました。
特に2016–17シーズンにはキャプテンに任命され、リーダーシップを発揮。
守備の要としてチームを支え、クラブの年間最優秀選手にも選ばれるなど、その存在感をさらに高めました。
このシーズン終了後、彼のパフォーマンスはプレミアリーグ他クラブからの注目を集めるようになります。
レスター・シティ時代 (2017–2019)
??移籍決定⚽️
レスター、長身センターバックを獲得…24歳マグワイアと5年契約https://t.co/YVoQNeim93#レスター(@LCFC)が #ハリー・マグワイア の獲得を発表しました。#サッカーキング pic.twitter.com/TgaNzjA2lQ— サッカーキング (@SoccerKingJP) June 16, 2017
2017年、移籍金1200万ポンドでレスター・シティに移籍。
この移籍は彼にとって大きな転機となり、プレミアリーグのトップクラブでの活躍のきっかけとなります。
加入初年度から全試合にフル出場するという驚異的な記録を達成。守備の安定感とともに、ビルドアップ能力を兼ね備えたプレーが高く評価されました。
この年、クラブ内の最優秀選手と選手間最優秀選手賞を受賞し、守備陣の要としての地位を確立します。
また、2018年FIFAワールドカップでイングランド代表としての活躍も相まって、彼の市場価値は急上昇。
レスター・シティでの2シーズンは、彼のキャリアを一段階上のレベルに押し上げる重要な期間となりました。
マンチェスター・ユナイテッド時代 (2019–現在)
2019年、ハリー・マグワイア選手はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍金8000万ポンドで加入。
これは当時のディフェンダーとしての世界最高額であり、彼に対する期待の大きさを象徴していました。
加入初年度からレギュラーとしてプレーし、チームの守備を支える中心的な存在となります。
2020年にはキャプテンに任命され、リーダーとしての役割を担うようになりました。
2022–23シーズンにはEFLカップで優勝を経験し、クラブにタイトルをもたらす貴重な存在としての価値を証明しました。
一方で、移籍金の高さからファンやメディアからの批判も受けることがありますが、それを乗り越える精神的な強さも彼の特徴です。
さいごに
ハリー・マグワイア選手のプレースタイルは、空中戦の強さ、ビルドアップ能力、守備の読みといった現代のセンターバックに求められる要素を兼ね備えています。
一方で、スピード不足や移籍金のプレッシャーといった課題も抱えていますが、リーダーシップやフィジカルの強さでその影響を最小限に抑えています。
彼が今後どのように進化し、課題を克服していくのか、その成長に注目していきましょう!
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