全国高校サッカー選手権2025-2026では、ゴールを決めるFWや身体能力の高いDFだけでなく、「中盤を制するMF」の存在が勝敗を大きく左右する。
試合の流れを読む司令塔、局面を打開する攻撃的MF、守備のバランスを保つボランサー——各強豪校には明確な役割を持ったMFが揃っている。
本記事では、流通経済大柏・昌平・神村学園・前橋育英など、全国レベルで評価されるチームから2025-26大会で注目すべきMF8名を厳選。
実績・プレースタイル・大会での役割をもとに、★評価付きで詳しく解説する。
この記事の内容
全国高校サッカー選手権 2025-2026注目MF詳細分析
島谷 義進(流通経済大柏)
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司令塔型MF/インサイドハーフ
流通経済大柏の中盤でゲームを組み立てる司令塔タイプ。
アンカー脇やインサイドハーフに入り、試合全体のリズムをコントロールする役割を担う。
ポジション取りが非常に安定しており、常にパスコースを確保できるMF。
🏆 実績・評価
全国基準で評価される“試合を動かすMF”
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プリンスリーグEASTを中心に、中盤の主軸として継続的に起用
-
高校サッカー専門メディアでも「試合を落ち着かせる存在」として評価対象
-
得点や派手なプレーより、チームの完成度を高めるMFとして信頼が厚い
⚽ プレースタイル
視野・判断・配球で勝負するゲームメーカー
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早い判断でテンポを作るショートパス
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相手のプレスを外すポジショニング
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無理をしないリスク管理能力
が特長。
自ら前に出て目立つより、周囲を生かす選択ができるタイプで、強度の高い試合ほど価値が増す。
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 攻撃参加 | ★★★☆☆ |
| 守備安定感 | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★★★ |
| 運動量 | ★★★★☆ |
| 戦術理解 | ★★★★★ |
| メンタル | ★★★★☆ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
流経大柏の攻撃と守備をつなぐ“心臓部”
短期決戦の選手権において、
-
試合を壊さない
-
流れを整える
という役割は極めて重要。
島谷は 勝ち上がるチームに必須のMF と言える存在。
長 璃喜(昌平)
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攻撃的MF/トップ下
昌平の攻撃を牽引するトップ下。
中盤で前を向き、違いを作る役割を担う存在。ポゼッション主体の昌平において、最も“創造性”を求められるポジションを任されている。
🏆 実績・評価
大会注目株として名前が挙がる攻撃的MF
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公式戦での継続起用
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高校サッカー専門媒体での評価掲載
-
攻撃の中心としての役割が明確
単なるテクニシャンではなく、試合に関与し続けられるMFとして評価されている。
⚽ プレースタイル
ドリブル・パス・動き出しの三拍子
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ボールを受けて前を向く技術
-
ゴール前でのラストパス
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裏へ抜ける動き出し
を高い次元で併せ持つ。
“止められても別の形で影響を残せる”のが強み。
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 決定力 | ★★★☆☆ |
| 動き出し | ★★★★☆ |
| 創造性 | ★★★★☆ |
| ドリブル | ★★★★☆ |
| 多様性 | ★★★★☆ |
| メンタル | ★★★★☆ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
昌平の攻撃を一段引き上げるキープレーヤー
相手が昌平対策を敷いても、局面で違いを生み出せるMFとして期待がかかる。
福島 和毅(神村学園)
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センターMF/バランサー
神村学園の中盤で攻守のバランスを取るMF。前に出すぎず、引きすぎず、常に最適解を選び続けるタイプ。
🏆 実績・評価
安定感で評価を積み上げてきた中盤の要
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プリンスリーグ九州での安定した出場
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中盤の整理役としての信頼
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派手さより再現性の高さが評価
⚽ プレースタイル
切り替えと配置感覚に優れた潤滑油
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守備時のポジショニング
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ボール奪取後の素早い展開
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味方を楽にするパス選択
「ミスをしない」だけでなく、味方の良さを引き出すプレーが光る。
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 攻撃関与 | ★★★☆☆ |
| 守備力 | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★★☆ |
| ポジショニング | ★★★★☆ |
| 安定感 | ★★★★★ |
| メンタル | ★★★★★ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
神村学園の安定感を支える“縁の下の力持ち”
接戦になればなるほど、福島の存在感は増していく。
川合 亜門(浜松開誠館)
引用:hochi
守備的MF/ボランチ
中盤の底で守備を引き締めるボランチタイプ。前に出るより、スペースを消す仕事を優先する。
🏆 実績・評価
堅実さで評価される守備型MF
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地区大会・公式戦での安定起用
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守備強度を維持できる存在として評価
⚽ プレースタイル
球際・運動量・予測で勝負
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当たり負けしない球際
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こぼれ球への反応
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危険エリアを察知する予測力
“派手さゼロ、効き目大”のMF。
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 球際の強さ | ★★★★★ |
| 守備意識 | ★★★★★ |
| 運動量 | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★☆☆ |
| 攻撃参加 | ★★☆☆☆ |
| メンタル | ★★★★☆ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
ロースコアゲームを成立させる影の主役
失点を防ぐ役割として、トーナメントで価値が高い。
万代 大和(岡山学芸館)
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オールラウンドMF
攻守両面を高水準でこなす万能型。試合展開に応じて役割を変えられる。
🏆 実績・評価
戦術理解度の高さで信頼を得るMF
-
チーム戦術を忠実に遂行
-
監督の要求に応え続けるタイプ
⚽ プレースタイル
“何でもできる”ではなく“必要なことができる”
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無理をしない判断
-
状況に応じた立ち位置
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守備から攻撃へのスムーズな移行
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| バランス力 | ★★★★☆ |
| 守備貢献 | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★☆☆ |
| 運動量 | ★★★★☆ |
| 戦術理解 | ★★★★☆ |
| 安定感 | ★★★★☆ |
📊 大会での役割
岡山学芸館の完成度を高める存在
勝ち進むほど、評価がじわじわ上がるMF。
和食 陽向(帝京長岡)
🟢 #帝京長岡 🟡
『選手権の難しさは誰よりも分かっている』
1年生の時からプレミアを経験してきた和食陽向、
今年の選手権に懸ける想いとは🔗https://t.co/l0BAE31kGh@TNFC_official #高校サッカー pic.twitter.com/Z8EzbWkz6H
— ヤンサカ (@yansaka_jp) October 24, 2025
推進力型MF
縦への意識が強く、試合のテンポを上げる役割。
🏆 実績・評価
北信越の注目株として評価
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中盤の運動量
-
攻守切り替えの速さ
が安定して高評価。
⚽ プレースタイル
運ぶ・走る・つなぐの三要素
-
ボールを前に運ぶ力
-
ゴール方向への意識
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シンプルな判断
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 推進力 | ★★★★★ |
| 運動量 | ★★★★★ |
| 切り替え | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★☆☆ |
| 守備意識 | ★★★☆☆ |
| メンタル | ★★★★☆ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
帝京長岡の速攻を支える推進役
試合が動く時間帯で効いてくる。
柴野 快仁(前橋育英)
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攻撃参加型MF
前線に絡み、得点機を演出するMF。
🏆 実績・評価
攻撃面で評価される中盤の核
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ゴール・アシストに絡むプレー
-
攻撃時の存在感が高い
⚽ プレースタイル
判断力と攻撃センスが武器
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ラストパス
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ゴール前への侵入
-
ミドルシュート
| 評価指標 | ★ |
|---|---|
| 攻撃センス | ★★★★☆ |
| ラストパス | ★★★★☆ |
| 決定力 | ★★★☆☆ |
| 動き出し | ★★★★☆ |
| 展開力 | ★★★★☆ |
| メンタル | ★★★★☆ |
引用:YouTube
📊 大会での役割
前橋育英の攻撃を活性化させる存在
1試合で評価を跳ね上げる可能性を秘める。
さいごに
2025-2026高校サッカー選手権は、例年以上に「中盤の質」が問われる大会になりそうだ。
派手な得点シーンだけでなく、試合を落ち着かせる判断力、攻守の切り替え、数的不利を防ぐポジショニング——そうした要素を担うMFの出来が、勝ち上がりを左右する。
島谷義進のゲームコントロール、長璃喜や柴野快仁の攻撃的な創造性、福島和毅や川合亜門の安定感、そして昌平の山口豪太に代表されるオールラウンダー性。
それぞれタイプは異なるが、共通しているのは「チームに不可欠な存在」であることだ。
全国大会の舞台で、どのMFが試合を支配し、評価を一段引き上げるのか。
ぜひ中盤の攻防に注目しながら、2025-26大会を楽しんでほしい。










