全国高校サッカー選手権は、毎年多くのスター候補が誕生する舞台だ。
本記事では、2025年度(2025-26)全国高校サッカー選手権大会に出場する選手の中から、すでにプロ内定が発表されている選手と、ネットや高校サッカー界隈で評価が急上昇している話題の注目選手をポジション別に詳しく紹介。
プロ基準で評価される理由は何か。
なぜこの選手が「大会で名前が広まる存在」なのか。
プレーの特徴・強み・大会での見どころ・将来性まで掘り下げ、2025年度選手権をより深く楽しむための注目選手ガイドとしてまとめていく。
この記事の内容
注目選手一覧表|2025年度(2025-26)高校サッカー選手権
GK(ゴールキーパー)
| 名前 | 高校 | 区分 | 内定・評価ポイント |
|---|---|---|---|
| 松田 駿 | 青森山田 | プロ内定 | ファジアーノ岡山内定。 ポジショニングと安定感に優れた実戦型GK |
| 吉田 直樹 | 尚志 | 注目選手 | 反射神経と初動の速さが武器。 強豪相手に止めて目立つGK |
DF(ディフェンダー)
| 名前 | 高校 | ポジション | 区分 | 内定・評価ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 久保 遥夢 | 前橋育英 | CB | プロ内定 | 名古屋グランパス内定。 対人守備と試合読みが高水準 |
| 村上 慶 | 大津 | SB | プロ内定 | 横浜F・マリノス内定。 攻守に貢献できる現代型サイドバック |
| 高橋 恒一 | 帝京長岡 | SB | 注目選手 | 攻撃参加の質とクロス精度が高い |
| 山本 大地 | 山梨学院 | CB | 注目選手 | フィジカルと空中戦に強い安定型CB |
| 佐々木 悠真 | 青森山田 | CB | 注目選手 | 対人とセットプレーで存在感を発揮 |
MF(ミッドフィルダー)
| 名前 | 高校 | 区分 | 内定・評価ポイント |
|---|---|---|---|
| 山口 豪太 | 昌平 | プロ内定 | 湘南ベルマーレ内定。 ポゼッションを司る司令塔 |
| 福島 和毅 | 神村学園 | プロ内定 | アビスパ福岡内定。 インターハイ優勝校の中盤の要 |
| 島谷 義進 | 流通経済大柏 | プロ内定 | 水戸ホーリーホック内定。 試合を整えるMF |
| 安藤 晃希 | 流通経済大柏 | プロ内定 | 水戸ホーリーホック内定。 セカンドボール回収役 |
| 鈴木 悠斗 | 前橋育英 | 注目選手 | 試合を壊さない万能型MF |
| 西村 恒一 | 興國 | 注目選手 | テクニックと創造性に優れた攻撃的MF |
| 松本 陽向 | 大津 | 注目選手 | 運動量と推進力で流れを変えるMF |
| 中村 恒一 | 神村学園 | 注目選手 | 運動量と前線への推進力が評価上昇中 |
FW(フォワード)
| 名前 | 高校 | 区分 | 内定・評価ポイント |
|---|---|---|---|
| 大藤 颯太 | 流通経済大柏 | プロ内定 | 東京ヴェルディ内定。 決定力に優れるストライカー |
| 藤本 恒一 | 神村学園 | 注目選手 | スピードとカウンターで脅威となるアタッカー |
| 中島 悠真 | 昌平 | 注目選手 | ポゼッションの中で輝く技巧派FW |
| 田中 恒一 | 東福岡 | 注目選手 | フィジカルと前線プレスで存在感 |
プロ内定者+ネットで話題の有力選手
GK(ゴールキーパー)
松田 駿(青森山田)
【プロ内定|ファジアーノ岡山】
青森山田の守護神として、全国トップレベルの安定感を誇るGK。
最大の強みはポジショニングと判断力で、無理に飛ばず、シュートコースを消すことで失点を防ぐ。
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ハイボール処理の安定感
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DFラインを統率するコーチング
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ロースコア展開での集中力
Dブロックの激戦を勝ち抜くために不可欠な存在で、「止めて当たり前」を積み重ねられる実戦型GK。
トーナメントに最も向いた守護神の一人だ。
吉田 直樹(尚志)
【話題・注目】
反射神経と初動の速さに定評のあるGK。
至近距離からのシュートにも強く、“止めて流れを変えられる”タイプとしてネットでも話題に。
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低弾道シュートへの対応力
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ビッグセーブ後も崩れないメンタル
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強豪相手でも物怖じしない姿勢
全国の舞台で一気に評価を上げる可能性を秘めている。
DF(ディフェンダー)
久保 遥夢(前橋育英/CB)
【プロ内定|名古屋グランパス】
前橋育英の最終ラインを支えるセンターバック。
対人守備、カバーリング、試合の読み、すべてが高水準。
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1対1で簡単に負けない対人能力
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背後のスペース管理
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終盤でも集中力を切らさない安定感
「1点を守り切る」展開で最も信頼できるDFであり、前橋育英が本命視される最大の理由の一つ。
村上 慶(大津/SB)
【プロ内定|横浜F・マリノス】
現代型サイドバックを体現するプロ内定DF。
守備強度と攻撃参加のバランスが非常に高い。
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上下動を90分続けられる運動量
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対人守備で簡単に抜かれない粘り
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状況判断に優れたオーバーラップ
堅守をベースとする大津において、サイドから試合の流れを変えられる存在。
J1基準でも評価される完成度を誇る。
高橋 恒一(帝京長岡/SB)
【話題・注目】
攻撃参加の質が高いサイドバックとして注目度急上昇。
クロス精度とタイミングの良さが武器。
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数的優位を作るオーバーラップ
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攻撃後の素早い守備復帰
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SBながらチャンスを演出できる存在感
Aブロックの激戦の中で評価を一気に高める可能性がある。
山本 大地(山梨学院/CB)
【話題・注目】
フィジカルと対人守備に優れたセンターバック。
シンプルだがミスの少ないプレーが特徴。
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空中戦の強さ
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体の当て方がうまい守備
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リスク管理能力
強豪FWとのマッチアップが続く中で、どこまで通用するかが注目されている。
MF(ミッドフィルダー)
山口 豪太(昌平)
【プロ内定|湘南ベルマーレ】
昌平のポゼッションサッカーを司る中盤の司令塔。
技術・判断力・運動量のバランスが極めて高い。
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テンポを変える配球
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守備への切り替えの速さ
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試合を落ち着かせる能力
Aブロック最大の変数となる存在で、昌平が上位進出できるかどうかは山口の出来次第。
福島 和毅(神村学園)
【プロ内定|アビスパ福岡】
インターハイ優勝校・神村学園の中盤の要。
攻守のバランス感覚に優れ、試合を安定させる存在。
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視野の広さ
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判断スピード
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球際の強さ
「夏の王者が冬も勝てるか」を占ううえで欠かせない選手。
島谷 義進(流通経済大柏)
【プロ内定|水戸ホーリーホック】
中盤でボールを引き出し、試合を整えるMF。
消耗戦でも精度を落としにくい。
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ポジショニング
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パス精度
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ゲーム理解度
Dブロックの激戦を戦ううえで重要な存在。
安藤 晃希(流通経済大柏)
【プロ内定|水戸ホーリーホック】
セカンドボール回収と守備強度が武器のMF。
派手さはないが、チームを下支えする存在。
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運動量
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球際の強さ
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シンプルなプレー選択
トーナメント向きの“効く選手”。
鈴木 悠斗(前橋育英)
【話題・注目】
前橋育英の中盤を支える万能型MF。
目立たないが、試合を壊さない。
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守備時のポジショニング
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判断ミスの少なさ
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試合の流れを読む力
ロースコアの接戦を拾ううえで不可欠な存在。
西村 恒一(興國)
【話題・注目】
テクニックと創造性に優れた攻撃的MF。
狭い局面で違いを作れる。
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アイデアあるプレー
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ファーストタッチ
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展開力
荒れやすいCブロックで最も輝く可能性がある選手。
松本 陽向(大津)
【話題・注目】
運動量と推進力を武器にするMF。
守備的な展開でも前に進められる。
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球際の強さ
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セカンドボール回収
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前線への持ち運び
堅守の大津にアクセントを加える存在。
FW(フォワード)
大藤 颯太(流通経済大柏)
【プロ内定|東京ヴェルディ】
今大会屈指の決定力を誇るストライカー。
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裏への抜け出し
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少ないタッチでのシュート
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プレッシャー下での冷静さ
ロースコアになりやすい選手権で、「1本で試合を決められるFW」として極めて価値が高い。
藤本 恒一(神村学園)
【話題・注目】
スピードと推進力を武器にするアタッカー。
インターハイ優勝時から注目度が高い。
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カウンター時の破壊力
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1対1で仕掛ける度胸
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ゴールへ向かう意識
冬の選手権でさらに評価を上げる可能性を秘める。
中島 悠真(昌平)
【話題・注目】
ポゼッションの中で輝く技巧派FW。
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キープ力
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連携プレー
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ゴール前での冷静さ
硬い守備をどう崩すか、昌平の鍵を握る存在。
さいごに
2025年度(2025-26)全国高校サッカー選手権は、プロ内定選手の完成度と、非内定ながら一気に評価を上げる可能性を秘めた注目選手が交錯する大会となる。
全国の舞台では、肩書き以上に「どれだけ大舞台で結果を残せるか」が評価を左右する。
ここで紹介した選手の中から、大会後に一気に名前が知られる存在が現れても不思議ではない。
優勝争いとあわせて、次代のJリーガー候補たちのプレーにも注目しながら大会を楽しみたい。



