ジョーブ・ベリンガムのプレースタイルやポジションが気になる!という方に向けて、この記事では詳しくご紹介します。
兄ジュード・ベリンガムの影響で注目が高まる中、ジョーブ自身も着実に実力をつけており、プレースタイルの違いやポジション適性にも大きな特徴が見られます。
どんな場所でプレーしているのか?どんな動きが得意なのか?
さらに海外スカウトやメディアからの評価・反応も交えて、わかりやすく深掘りしていきます。
この記事を読むことで、ジョーブ・ベリンガムという選手の「個性」や「将来性」がよりクリアに見えてきますよ。
ジュードとは違う魅力を持った弟ベリンガムに注目が集まる今、見逃せない内容です。
この記事の内容
ジョーブ・ベリンガムのポジションについて
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ジョーブ・ベリンガムのポジションについて、近年の試合内容と共に詳しく掘り下げていきます。
彼は、サンダーランド時代から現在にかけて中盤のユーティリティプレイヤーとして注目されており、そのポジション適応力は年齢を超えた完成度です。
中盤の万能型としての成長
シーズン | 所属クラブ | 主なポジション | 試合数 | ゴール/アシスト |
---|---|---|---|---|
2023-2024 | サンダーランド | CMF / AMF(No.8/No.10) | 47 | 3G / 1A |
2024-2025 | サンダーランド | CMF / DMF / AMF | 45 | 4G / 2A |
2025- | ドルトムント | CMF / AMF | 継続中 | 調査中 |
ジョーブは、以下のような3つのポジションを高いレベルでこなしています。
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インサイドハーフ(No.8):バランス型ミッドフィルダーとしてビルドアップと崩しに関与
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トップ下(No.10):リンクマンとしてライン間でのボール受けに秀でる
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守備的MF(No.6):ダブルボランチでのセカンドボール回収やビルドアップ補佐
特にサンダーランドでは、4-3-3や4-2-3-1のフォーメーションにおいて、状況に応じて役割を変化させる柔軟性が評価されました。
ジョーブ・ベリンガムのプレースタイル
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ここでは、ジョーブ・ベリンガムのプレースタイルを詳しく解説していきます。
「兄ジュードとどう違うのか?」という視点で語られることも多い彼ですが、よりテクニカルかつ柔らかいプレーを見せるのが特徴です。
では、その具体的な特徴を見ていきましょう。
中盤でのフィジカルとターン技術の融合
引用:YouTube
ジョーブの最大の特徴のひとつは、191cmのサイズを活かしたキープ力とターン技術の融合です。
フィジカルを生かして相手を背負いながらボールを収める技術は、すでに完成度が高く、ターンして相手を剥がすプレーは彼の代名詞といえます。
引用:YouTube
『Coaches’ Voice』の分析では、「彼は狭い局面でもまるでコンパスを描くように体をひねり、柔らかい第一タッチで相手を翻弄する」と絶賛されています。
スペイン紙『AS』では、「兄ジュードよりも“スペースの活用”に長けており、バスケットボール的な間合いで抜け出す動きが面白い」という記述もあり、中盤での一対一に強い選手として高く評価されています。
パス精度と状況判断力
ジョーブは、パスの正確性だけでなく「どこに・いつ出すか」という判断スピードにも秀でています。
とくに「斜め後方からのサポート→ワンタッチ→前方への展開」などのビルドアップの潤滑油的な役割を自然とこなせるのが彼の魅力です。
引用:YouTube
実際に『FootyStats』によれば、彼の2024/25シーズンのパス成功率は約86%で、特に「ファイナルサード侵入パス」が多く、1試合平均1.2本。
『The Athletic』は「Bellingham’s ability to break lines with both feet shows elite-level football IQ for his age(両足でライン間を突く判断力は年齢を超えている)」と述べ、将来のレジスタ候補としても期待されています。
ドリブルでの推進力と独特のフェイント
ベリンガムは、ドリブルによるボール前進能力にも定評があります。
特に印象的なのが、「左足で触ってフェイク → 右足で方向転換する独特のリズムの切り返し」です。
引用:YouTube
これは『Coaches’ Voice』でも「フェイントとタッチの“間”が秀逸で、相手DFは読みづらい」と解説されており、事実として1試合平均1.6回のドリブル成功を記録しています。
海外ファンのSNSでも、「ジュードよりも足元が柔らかくてヌルヌルしてる」「重心の揺らし方がメイソン・マウントっぽい」といった反応が見られ、兄と比較した際の**“軽やかさ”が魅力**とされています。
ディフェンス時の切り替えと守備対応力
守備面でも評価は高く、ボールロスト直後の切り替えやカウンター時のリカバリーが印象的です。
『Coaches’ Voice』によれば、「守備時はまるでCBのようにステップで体を入れてファウルをもらう動きが上手く、セカンドボールへの反応も早い」とのこと。
また、ダブルボランチでプレーする際には、相手の縦パスコースを遮断しつつ、自らボールを奪ってカウンターに持ち込む展開力も見せており、「今後は守備的MFとしても大成するのでは?」という声も出ています。
総評(筆者のコメント)
ジョーブ・ベリンガムは、「ジュードの弟」という重い看板を背負いながらも、まったく異なる個性で自分の道を切り拓き始めている選手です。
体格と技術、判断力を兼ね備えた彼は、今後攻守において“中盤の主”としてゲームを支配できる存在に育っていくでしょう。
プレースタイルは、ポグバとグリーリッシュの中間のようなイメージで、個人的には「若き日のヤヤ・トゥーレ」にも少し似ている印象を受けました。
今後、ブンデスリーガやCLの舞台でどれだけ成長するのか──これはかなり楽しみですね!
さいごに
ジョーブ・ベリンガムは、兄ジュードとは異なるプレースタイルを持つ、柔らかくテクニカルな中盤の万能型プレイヤーです。
主にCMFやAMFとしてプレーし、ポジショニングやビルドアップで大きな影響力を発揮しています。
フィジカルとターン技術、判断力に加え、ドリブルや守備対応にも優れており、海外スカウトからの評価も非常に高いです。
今後、ドルトムントや代表レベルでの活躍が期待されており、「もうひとりのベリンガム」としてではなく、“ジョーブ自身のキャリア”を歩み始めています。
兄ジュードだけでなく、ジョーブ・ベリンガムのこれからにもぜひ注目していきましょう。
※参考:Coaches’ Voice|Transfermarkt