リオネル・メッシの身体に刻まれたタトゥーは、単なる装飾ではない。
そこには 家族・信仰・原点・キャリアの証・努力の痕跡 が、ひとつの物語として描かれている。
右腕のスリーブに刻まれた聖母マリアや時計、左脚のサッカーボール、背中の母の肖像、息子ティアゴの手形、妻アントネラを象徴する王冠や“彼女の目”のタトゥーまで、その全てに具体的な意味と背景が存在する。
本記事では、海外メディア(Marca、AS、Sport、Mundo Deportivo、Ole)で語られた情報を基に、メッシのタトゥー 17個すべての意味・場所・由来・家族との繋がりを徹底解析。
“メッシのタトゥーが持つ本当の物語”を、どの日本語サイトよりも深く解説する。
この記事の内容
- 1 【完全版】リオネル・メッシのタトゥー18個 全まとめ
- 1.1 🔵 1. 母の肖像(背中上部)
- 1.2 🔵 2. ティアゴの手形(左脚)
- 1.3 🔵 3. “Thiago” の名前(手形の中)
- 1.4 🔵 4. サッカーボール(左脚)
- 1.5 🔵 5. 宗教的アイコン(右上腕:聖母マリア+キリスト)
- 1.6 🔵 6. 蓮の花(右前腕)
- 1.7 🔵 7. サグラダ・ファミリアのローズウィンドウ(右前腕)
- 1.8 🔵 8. 王冠(右腕:キングクラウン)
- 1.9 🔵 9. アントネラの“目”(右上腕)
- 1.10 🔵10. 妻アントネラの唇(キスリップ:右腰/体幹側)
- 1.11 🔵 11. 大きな時計(右前腕)
- 1.12 🔵 12. 時計の歯車(右前腕)
- 1.13 🔵 13. ロザリオ(右腕:ロサリオ出身を象徴)
- 1.14 🔵 14. 南米とヨーロッパの地図(右腕)
- 1.15 🔵 15. “10” の数字(左脚)
- 1.16 🔵 16. 翼付き短剣と花(左脚・現在は黒カバー)
- 1.17 🔵 17. 家族の誕生日(左脚)
- 1.18 🔵 18. “Mateo”(次男の名前:右腕)
- 2 さいごに
【完全版】リオネル・メッシのタトゥー18個 全まとめ
引用:si
以下は、海外メディア(Marca、AS、Sport、Mundo Deportivo、Ole、TyC Sports、KhelNow、Givemesport など)をもとに整理した“日本語圏で最も詳しいメッシのタトゥー一覧” です。
🔵 1. 母の肖像(背中上部)
メッシが最初に入れたタトゥーが、母セリアの肖像。
「どんな時も支えてくれた人」への感謝と敬意が込められている。
メッシは幼少期、成長ホルモン治療が必要なほど身体が小さかった。
その治療費を工面し、彼を常に信じ続けたのが母セリアであり、背中に刻む理由としてこれ以上のものはない。
🔵 2. ティアゴの手形(左脚)
2012年に長男ティアゴが誕生した日、メッシはすぐに息子の“手形”を左脚に入れた。
「神の手?」という冗談が飛び交ったが、実際は “父としての最初の記録” である。
🔵 3. “Thiago” の名前(手形の中)
誤解を避けるため、手形の中に “Thiago” と刻み、「これは息子の手形なんだ」と世界に示した。
🔵 4. サッカーボール(左脚)
引用:soccerladuma
メッシのサッカー人生の“原点”を象徴。
幼い頃、兄や従兄弟たちと遊んだ時間が、のちの世界最高のキャリアへと繋がった。
「自分の人生そのもの」と語るほど、メッシにとってボールは特別な存在。
🔵 5. 宗教的アイコン(右上腕:聖母マリア+キリスト)
引用:facebook
右腕の中心には “宗教画風の人物像” が描かれており、メディアによって
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「キリスト」
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「聖母マリア」
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「宗教的アイコン」
と表現が分かれる。
実際はカトリック美術特有の “守護・慈愛・導き” を象徴する複合的な宗教モチーフで、メッシの信仰心と「家族を守りたい」という思いが込められている。
🔵 6. 蓮の花(右前腕)
蓮は、「どんな環境でも咲く強さ」「逆境からの成長」を象徴する花。
貧しく小柄だった少年が、世界の頂点まで上り詰めた自身を重ねたデザイン。
🔵 7. サグラダ・ファミリアのローズウィンドウ(右前腕)
バルセロナを象徴する大聖堂のバラ窓を右腕に刻むことで、「人生のほとんどを過ごした街への感謝」 を表している。
🔵 8. 王冠(右腕:キングクラウン)
引用:thesun
妻アントネラと“ペアタトゥー”。
メッシは キングクラウン、アントネラは クイーンクラウン を持つ。
幼なじみから結ばれた2人の象徴的な印。
🔵 9. アントネラの“目”(右上腕)
右腕には、アントネラの“リアルな瞳”が描かれている。
「どこにいても、あなたが見守ってくれている」という意味が込められ、メッシ最愛のモチーフの1つ。
🔵10. 妻アントネラの唇(キスリップ:右腰/体幹側)
メッシのタトゥーの中でもっとも情熱的で、もっともプライベートなのがこの“キスリップ”。
妻アントネラの“キスした唇”を象ったデザインで、
「どんなに離れていても、心はいつも一緒」という意味が込められている。
右腕に刻まれた“アントネラの瞳”と対になる存在で、愛の象徴としてメッシにとって非常に大切なタトゥー。
これを入れることで、メッシのタトゥーはより“家族物語”として完成された。
🔵 11. 大きな時計(右前腕)
#Barcelona star Lionel Messi unveils huge new tattoo on his forearm https://t.co/NMh4KeGHKo pic.twitter.com/B8kKkEe8cr
— Elliot Wagland (@elliotwagland) March 31, 2015
人生で最も尊いものとしてメッシが挙げるのは “時間”。
“限られた時間をどう使うか”を意識して入れられたデザイン。
🔵 12. 時計の歯車(右前腕)
引用:uam
時計を取り囲むように配置された歯車は、「人生の積み重ね」「努力の連続性」 を象徴。
“過去も未来も、すべてが今につながっている”というメッシの価値観が表れる。
🔵 13. ロザリオ(右腕:ロサリオ出身を象徴)
Messi also has a tattoo of a rosary bead/Kabbalah (Rosario) on his right arm pic.twitter.com/4HPpU2LwuQ
— LLF (@laligafrauds) March 28, 2024
出身地ロサリオにちなんだ Rosario(ロザリオ)=数珠 のタトゥー。
タトゥーアーティストによれば、“メッシの人生の地図を描いたロザリオ”というコンセプトで構成されている。
🔵 14. 南米とヨーロッパの地図(右腕)
引用:nextluxury
アルゼンチン人としてのルーツと、キャリアの大半を過ごしたヨーロッパの地を象徴する地図。
🔵 15. “10” の数字(左脚)
バルセロナ・アルゼンチン代表で背負い続けてきた “10”。
キャリアの象徴であり、メッシを語る上で欠かせない番号である。
🔵 16. 翼付き短剣と花(左脚・現在は黒カバー)
引用:nextluxury
若い頃に入れた、翼のある短剣と花のタトゥー。
後にカバーされ、現在は黒塗りのスタイルに変更されている。
🔵 17. 家族の誕生日(左脚)
左脚には、
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ティアゴ(2012/11/2)
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マテオ(2015/9/11)
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シロ(2018/3/10)
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アントネラ(1988/2/26)
-
の誕生日が刻まれている。
“家族こそ自分の支え” というメッシの哲学をそのまま表すタトゥー。
🔵 18. “Mateo”(次男の名前:右腕)
引用:ran
次男マテオの誕生記念として刻まれたタトゥー。
家族系タトゥーの一連の流れの中でも、特にメッシが気に入っているモチーフとされる。
さいごに
リオネル・メッシのタトゥーは、派手さや主張ではなく、家族・信仰・原点・キャリア・努力・人生の節目という“静かな物語”が刻み込まれている。
右腕のスリーブに詰まった聖母マリア、時計、歯車、蓮、ロザリオ。
左脚のサッカーボールやティアゴの手形。
背中の母の肖像、息子3人の名前。
そして妻アントネラを象徴する王冠や“彼女の瞳”。
これらすべてが、メッシが「何を大切にし、何に支えられてきたか」を示す“第二の伝記”であり、彼の人生を読み解くための地図でもある。
タトゥーはメッシの強さや攻撃的な象徴ではなく、“愛情と感謝の記録”として刻まれたもの であることが、改めて理解できるだろう。



















