マンチェスター・ユナイテッドで育成され、現在はスペインの名門FCバルセロナでプレーするマーカス・ラッシュフォード。
デビュー以来、クラブとイングランド代表で背負ってきた背番号は、彼の成長とともに変化し、選手としての地位や役割を象徴してきました。
本記事では、ラッシュフォードの歴代背番号一覧と、その番号に秘められたストーリーや海外評価を詳しく解説します。
この記事の内容
ラッシュフォードの歴代背番号を徹底解説!
引用:X
ラッシュフォード選手の歴代背番号について徹底解説します。
マンチェスター・ユナイテッド、アストン・ヴィラとイングランド代表での背番号の変遷を、数々のエピソードと共に詳しくご紹介します。
まずは、所属チームとイングランド代表での歴代背番号一覧を見てみましょう。
所属チームでの歴代背番号
シーズン | チーム | 背番号 |
---|---|---|
2014-2015 | マンチェスターU18 | 9 |
2015-2016 | マンチェスターU21 | 9, 10, 14, 15, 16 |
2015-2016 | トップチーム | 39 |
2016-2018 | トップチーム | 19 |
2018-2025 | トップチーム | 10 |
2024-2025 | アストン・ヴィラ(ローン) | 9 |
2025-2026 | FCバルセロナ(ローン) | 14 |
ラッシュフォード選手が初めて背負ったトップチームの背番号は「39」でした。
この番号は、2016年のヨーロッパリーグでデビューした際に与えられ、FCミッティラン戦でいきなり2ゴールを決めるという衝撃的なパフォーマンスを披露。
引用:YouTube
さらに、そのわずか3日後のプレミアリーグ・アーセナル戦でも再び2ゴールを決め、瞬く間に注目の存在となりました。
その後、ラッシュフォード選手は背番号「19」に変更。
これはクラブ内でのポジションが確立されたことを象徴しています。
この時期はズラタン・イブラヒモヴィッチ選手との共演もあり、プレーの幅を広げる重要な期間でした。
ズラタン選手からは「未来のイングランド代表の顔」と称賛されたことも有名です。
そして、2018年からはマンチェスター・ユナイテッドの象徴とも言える「10番」を着用。
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この番号は、かつてウェイン・ルーニー選手などのレジェンドたちが背負った特別な番号です。
ラッシュフォード選手は、この番号とともにエースとしての自覚を持ち、クラブの顔としての責任を果たしてきました。
2025年のアストン・ヴィラへのローン移籍では「9番」を選択。
Marcus Rashford — Villa’s new no.9 👊 pic.twitter.com/vSjLJUGiY4
— Aston Villa (@AVFCOfficial) February 3, 2025
この番号はストライカーとしての決意を示しており、新たな環境での挑戦を象徴しています。
背番号変更の背景にあるエピソード
ラッシュフォード選手の背番号変更には、常にクラブの戦略や彼自身の成長が反映されています。
背番号「39」
2016年2月25日、ヨーロッパリーグ・ミッティラン戦でプロデビュー。
39番という高い番号は、まだトップチームの一員として計算されていなかった若手に割り当てられる数字でした。
しかし、デビュー戦で2ゴール、続くアーセナル戦でも2得点を挙げ、「39番の新星」として一躍注目の的に。
英メディア『The Guardian』は「マンチェスターに新たなアイドルが誕生した」と絶賛しました。
背番号「19」への変更
翌シーズン、背番号は19に変更。これは、「トップチームの主力候補」として期待される若手に与えられる番号のひとつです。
ジョゼ・モウリーニョ監督のもと、FAカップやヨーロッパリーグでゴールを重ね、19番=“若き快速ストライカー”のイメージを確立しました。
当時、元イングランド代表FWマイケル・オーウェンは「ラッシュフォードは19番でプレーしていても、9番や10番を背負うにふさわしい」とコメントしています。
エースナンバー「10」への昇格
2018年、ズラタン・イブラヒモビッチが退団すると、ラッシュフォードにはクラブの象徴的な10番が与えられます。
マンチェスター・ユナイテッドの10番は、ルーニー、ベッカム、ヨーク、デニス・ローなど、クラブ史に名を刻むスターたちが背負ってきた番号。
その重責についてラッシュフォード本人は「プレッシャーはあるが、この番号が与える責任感が自分を成長させてくれる」と語っています。
10番時代には、プレミアリーグでのゴール数をシーズン20得点台に乗せ、UEFAチャンピオンズリーグでも活躍。
特に2019年3月のパリ・サンジェルマン戦での決勝ゴールは、「10番にふさわしい一撃」と称賛されました。
アストン・ヴィラでの「9番」
2024年夏、ローン移籍したアストン・ヴィラでは9番を背負い、プレミアリーグの別舞台でゴールを量産。
9番はストライカーの象徴とされ、彼の「決定力の高さ」を再評価させるシーズンとなりました。
バルセロナでの「14番」
🚨公式発表🚨
ラッシュフォードがバルセロナに移籍へ🇪🇸🔥
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✅背番号は「14番」に決定 pic.twitter.com/lHZsE69aDp— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) July 23, 2025
2025年7月、バルセロナへ移籍。
ここで与えられた14番は、かつてヨハン・クライフ、ティエリ・アンリ、ジョルディ・アルバらが背負った伝統ある番号です。
スペイン紙『SPORT』は「ラッシュフォードがバルセロナの14番を継ぐのは、クラブに新しい攻撃スタイルをもたらす象徴」と評価しました。
背番号「10」に込められた特別な意味
背番号「10」は、マンチェスター・ユナイテッドにおいて非常に重要な意味を持つ番号です。
過去にはウェイン・ルーニー選手らレジェンドが着用しており、クラブの象徴とも言えます。
ラッシュフォード選手がこの番号を着用することで、彼自身のキャリアに大きな責任と期待が課せられるようになりました。
しかし、このプレッシャーを力に変え、彼は数々の重要なゴールを決めています。
特に印象的なのは、2019年のチャンピオンズリーグでのパリ・サンジェルマン戦。
この試合で彼は劇的な決勝ゴールを決め、チームをベスト8に導きました。
引用:YouTube
このゴールは、ラッシュフォード選手が「10番」にふさわしい選手であることを証明する瞬間となりました。
また、ユナイテッドのファンにとっても「10番」のラッシュフォードは特別な存在です。
彼の姿勢やプレースタイルは、まさにクラブの伝統と誇りを体現しているのです。
イングランド代表
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シーズン | カテゴリー | 背番号 |
---|---|---|
2015-2016 | イングランドU21 | 9 |
2016 | A代表デビュー戦 | 22 |
2016-2017 | A代表 | 7, 10, 11, 20, 22 |
2018-2025 | A代表 | 10, 11, 19, 20, 21 |
ラッシュフォード選手は2016年にイングランド代表デビューを果たしました。
その際に着用したのが「22番」です。
この試合で彼はわずか3分でゴールを決め、イングランド代表史上最年少でデビュー戦ゴールを挙げた選手となりました。
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このゴールは単なる得点ではなく、彼の才能と可能性を世界に示すものでした。
代表デビュー戦でのインパクトは、その後の代表キャリアにおける彼の立場を確固たるものに!
大会ごとの背番号の違いとその理由
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イングランド代表では、大会ごとに異なる背番号を着用してきました。
これは、監督の戦術的な意図やチーム内の競争状況によるものです。
EURO 2016: 最年少選手として出場し、背番号「22」を着用。この大会では途中出場が多かったものの、鋭い突破とプレースピードで存在感を示しました。
ワールドカップ2018: 背番号「19」を着用。この大会では若手選手としての役割を担い、途中出場ながらも重要な局面で活躍しました。
EURO 2020: 背番号「11」を着用。イングランド代表が決勝に進出したこの大会では、攻撃の切り札として途中出場し、PK戦でも重要な役割を果たしました。
代表での印象的な背番号エピソード
引用:X
代表でのラッシュフォード選手の背番号にまつわる印象的なエピソードとしては、EURO 2020の決勝戦が挙げられます。
イタリアとの激戦の末、PK戦で惜しくも敗れましたが、ラッシュフォード選手は大きなプレッシャーの中でPKを担当。
結果は外してしまいましたが、この経験は彼にとって大きな成長の糧となりました。
また、ワールドカップ2022では再び「11番」を着用し、途中出場ながらも重要なゴールを決め、チームに貢献しました。
特にウェールズ戦での2ゴールは圧巻で、イングランドの勝利に大きく貢献しました。
さいごに
マーカス・ラッシュフォードがこれまで背負ってきた背番号は、彼のキャリアの転換点を物語るものです。
39番から始まり、19番、10番、そして現在の14番へと変遷する中で、彼は常に期待に応え続けてきました。
今後、バルセロナで14番を背負うラッシュフォードがどんな新たな伝説を築くのか、サッカーファンの注目が集まっています。
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