パウロ・ディバラ選手のプレースタイルやポジションの柔軟性について、詳しく解説します。
「宝石」とも称される彼のプレーは、精密なシュートや華麗なドリブル、そして攻撃の司令塔としての役割で多くのサッカーファンを魅了しています。
セカンドストライカー、攻撃的ミッドフィルダー、右ウイングなど、多様なポジションでの起用が可能なディバラ選手。
この記事では、彼の特徴やこれまでの経歴を深掘りし、ASローマでの活躍にも触れます。
ぜひ最後までお読みいただき、ディバラ選手の魅力を存分に感じてくださいね！
この記事の内容
パウロ・ディバラのプレースタイルの特徴を解説
パウロ・ディバラ選手の写真
引用：X
パウロ・ディバラ選手のプレースタイルは、多くのファンを魅了するものです。
その細かな技術と、攻撃的なセンスについて詳しく解説します。
精密なシュートと得点センス
ディバラ選手のシュート技術は、単なるパワーだけでは語れません。
彼は狭いスペースでも、冷静にゴールを狙うことができる選手です。
特に注目すべきは、彼の左足で放つミドルシュート。
相手ゴールキーパーが反応できないような正確性を持ち合わせています。
例えば、ユベントス時代のある試合では、ゴールの角をピンポイントで狙ったミドルシュートが話題を呼びました。
また、直接フリーキックの成功率も高く、ゴール前では彼の存在が脅威となります。
シュートを打つタイミングの選び方も秀逸で、相手ディフェンダーが一瞬気を抜いた隙に得点を決める能力は、世界でもトップクラスと言えるでしょう。
ディバラ選手の精度の高いシュートシーンです↓
Batida perfeita de @PauDybala_JR! 👌💎#GolDoDia #ForzaJuvepic.twitter.com/5QPK8xQsFK
— JuventusFC (@juventusfcpt) December 20, 2020
上手く相手ディフェンダーをかわし、コースを狙った素晴らしいシュート！
これは、ディフェンダー、ゴールキーパーお手上げですね。
ディバラ選手はシュートだけでなく、パスもさばけるので、エリア内外で早めにつぶさないとやられてしまいます。
独特のリズムを持つドリブル
ドリブルにおいて、ディバラ選手はその細やかなタッチとリズミカルな動きで相手を翻弄します。
彼のドリブルは、単に速さや力強さだけでなく、相手を引きつけて外す「間」の取り方が絶妙です。
引用：YouTube
バイタルエリアでは特にその能力が発揮され、狭いスペースでも相手ディフェンダー数人を抜き去る場面が見られます。
過去には、囲まれた状態からボールをキープし、相手を一瞬で振り切ったシーンがあり、その映像はSNSでも話題となりました。
ドリブルのテクニックに加えて、相手の動きを先読みする能力が彼の大きな武器です。
攻撃の司令塔としての視野
ディバラ選手は攻撃的なプレーだけでなく、ゲームメーカーとしての役割も果たします。
彼のパス精度は非常に高く、特にディフェンスラインの裏を狙ったスルーパスは一見の価値あり。
2023年のASローマの試合では、ルカク選手への見事なアシストが話題になりました。
ディバラ選手とルカク選手の写真
引用：X
また、相手ディフェンダーを引きつけてスペースを作り、味方に得点チャンスを与える動きも優れています。
彼がピッチ上にいるだけで、チーム全体の攻撃力が向上すると言われるのも納得ですね。
パウロ・ディバラのポジションの柔軟性
パウロ・ディバラ選手の写真
引用：X
彼のポジションはフォワードだけにとどまらず、幅広い役割を担っています。その柔軟性について詳しく見ていきましょう。
セカンドストライカーとしての役割
セカンドストライカーとして起用される場合、ディバラ選手は得点源としてだけでなく、攻撃の起点としても機能します。
中盤と前線を繋ぐリンクマンとしての役割を果たし、守備陣を混乱させます。
例えば、ユベントス時代には、クリスティアーノ・ロナウド選手との連携で多くのゴールを生み出しました。
彼のポジショニングの巧みさは、相手守備を崩す鍵と言えるでしょう。
攻撃的ミッドフィルダーとしての適性
攻撃的ミッドフィルダーとして起用される場合、ディバラ選手はより広い視野を持ちながら試合をコントロールします。
特に中盤からのパス供給は、チームに多くのチャンスを生み出します。
ローマでの試合では、ルカク選手や他のフォワードへのロングパスで得点をアシストするシーンが頻繁に見られます。
このポジションでは、彼の冷静な判断力が試合の流れを決定づけることも少なくありません。
ウイングでの起用と戦術的効果
ディバラ選手は右ウイングとしても優れた能力を発揮します。
彼の特徴的なプレーの一つは、右サイドから内側に切り込む「カットイン」。
その際に放つ左足のシュートは、ゴールへの脅威として知られています。
サイドからのプレーでは、守備面でも貢献し、チーム全体のバランスを保つ役割も果たします。
パウロ・ディバラのプロフィールと経歴！
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パウロ・ディバラ選手のこれまでの歩みは、多くの成功と挑戦に彩られています。
その詳細を見ていきましょう。
出身とユース時代の背景
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | パウロ・ブルーノ・エクセキエル・ディバラ |
| 生年月日 | 1993年11月15日 |
| 出身地 | アルゼンチン・ラグナ・ラルガ |
| 身長 | 177cm |
| 利き足 | 左足 |
ディバラ選手は、アルゼンチン中部のコルドバ州にあるラグナ・ラルガという小さな町で生まれました。
地元のクラブ「インスティトゥート・コルドバ」のユースチームで育ち、早くからその才能を発揮しました。
2011年、17歳という若さでプロデビューを果たし、初年度からリーグ戦40試合に出場し17ゴールを記録。
¡UN DÍA COMO HOY! ⚽💥
En el 2011, la perla argentina Paulo Dybala, hacía su debut profesional con 17 años, con el Instituto de Córdoba. El resto es historia.#JMDeportes pic.twitter.com/OVD3fR4KCO— JMDEPORTES.COM (@JMDeporte) August 13, 2020
この活躍により、地元だけでなく世界中のスカウトたちの注目を集めました。
セリエAでの輝かしいキャリア
ディバラ選手は、2012年にイタリアのクラブ「パレルモ」に移籍し、セリエAでの挑戦をスタートしました。
| 所属クラブ | 期間 | 主な成績 |
|---|---|---|
| パレルモ | 2012-2015 | 94試合34ゴール |
| ユベントス | 2015-2022 | 293試合115ゴール12タイトル |
| ASローマ | 2022-現在 | 現在も活躍中 |
パレルモ時代には、セリエB降格を経験しながらもチームの1部昇格に大きく貢献。
2014-2015シーズンには、セリエAで34試合に出場し13ゴール10アシストを記録しました。
Juventus have confirmed the signing of Palermo striker Paulo Dybala http://t.co/1cK6OXBHUJ pic.twitter.com/qsIiXYxGBr
— BBC Sport (@BBCSport) June 4, 2015
この活躍が評価され、2015年には名門ユベントスへ移籍。
ユベントスでは7シーズンを過ごし、リーグ優勝やカップ戦優勝など数々のタイトルを獲得。
個人としてもセリエAベストイレブンに複数回選出され、クラブの攻撃の中心選手として活躍しました。
ASローマでの現在の活躍
2022年、フリー移籍でASローマに加入。
ローマではジョゼ・モウリーニョ監督のもと、チームの攻撃を支える中心選手としてプレーしています。
特に今シーズンは、ベルギー代表のロメル・ルカク選手との連携が注目されています。
ディバラ選手は、攻撃面での起点としてだけでなく、重要な試合での決定力でもチームを支えています。
彼のプレーはローマファンだけでなく、セリエA全体のファンをも楽しませており、その影響力は絶大です。
アルゼンチン代表での歩み
ディバラ選手は、アルゼンチン代表としても活躍しています。
2018年のロシアワールドカップでは代表に選出され、その後もコパ・アメリカ2021、ワールドカップ2022で優勝を経験。
ただし、メッシ選手の存在もあり、代表では常に主役を張るポジションではなかったものの、重要な役割を果たしてきました。
特にクラブでの経験を活かした冷静なプレーが、国際舞台でも高く評価されています。
さいごに
パウロ・ディバラ選手は、精密なシュートと華麗なドリブル、そして攻撃の司令塔としての視野を持つ、まさに「宝石」と呼ばれるにふさわしい選手です。
セカンドストライカーや攻撃的ミッドフィルダー、右ウイングなど、ポジションの柔軟性も彼の大きな魅力の一つ。
これまでユベントスやパレルモでの成功を収め、現在はASローマでチームの中心選手として輝きを放っています。
そのプレースタイルや多彩な能力は、多くのサッカーファンにとって憧れの存在と言えるでしょう。
ディバラ選手のこれからの活躍にも、ますます注目していきたいですね。
