レアル・マドリードとブラジル代表で存在感を増すロドリゴ・ゴエス。
ヴィニシウスと並ぶ新世代の象徴として注目される彼は、右ウイングを本職としながらも中央や左でも活躍できる柔軟性を持ち、ドリブル突破・決定力・戦術理解を兼ね備えた万能型アタッカーです。
大舞台での勝負強さも評価され、海外メディアからは「クラッチプレーヤー」「現代的フォワードの理想形」と絶賛されています。
本記事では、ロドリゴのプレースタイルを特徴ごとに分けて詳しく解説し、さらにポジションごとの役割や海外からの評価を紹介します。
この記事の内容
ロドリゴ:プレースタイルとポジション徹底解説
引用:elcomercio
ドリブルと加速力
- ロドリゴの代名詞は 低重心のドリブルと爆発的な加速力。相手を一瞬で置き去りにできる「瞬発力型ドリブラー」として知られる。
- Breaking The Linesは「最も危険なのはスペースが与えられた瞬間。相手DFが足を止める前に抜き去る能力はリーガでもトップクラス」と分析。
- Coaches’ Voiceも「右からも左からも仕掛けられる両利きの強みがあり、相手は常に二択を迫られる」と指摘。
- 実際、2024/25シーズンのラ・リーガでの1対1勝率はエムバペを凌ぎ、ヴィニシウスよりも高い数値を記録。
引用:YouTube
スペイン紙ASは「もはやヴィニシウスに次ぐ存在ではなく、独立した武器になった」と評している。
フィニッシュの多様性
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ロドリゴは「シュートの引き出しの多さ」でも高評価。
右サイドからのカットイン、逆足シュート、ニア・ファー打ち分け、さらにはセットプレーからのフィニッシュも得意。
引用:YouTube
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Champions League 準決勝マンチェスター・シティ戦(2022年)、国王杯決勝(2023年)でのゴールは、いずれも勝負を決める場面で決めたものとして記憶に残る。
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Marcaは「決定的瞬間に決める神経の太さこそロドリゴの真価」と伝え、ESPNも「両足から強力で正確なシュートを放てるため、相手は読み切れない」と分析。
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2022/23シーズンのデータでは、期待ゴール値(xG)を上回る決定力を示しており、“ビッグゲームプレーヤー”と呼ばれる所以となっている。
戦術理解とスペース活用
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ロドリゴはただの「突破役」ではなく、攻撃全体をスムーズにつなぐ知性を持つ。
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2022/23シーズンには 600回以上のファイナルサードでのタッチ、110回を超えるドリブルキャリーを記録し、アンチェロッティ監督から「攻撃を途切れさせない存在」と評価された。
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Breaking The Linesも「中央寄りで受けてゲームを前進させる能力が高く、単なるウインガーではなく“セカンドプレーメーカー”」と分析。
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そのため、ロドリゴがいるときのレアルは「縦に速いだけでなく崩しの厚みが増す」と評価される。
守備とハードワーク
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ロドリゴは攻撃的選手にしては珍しく、守備に積極的に参加する。
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Coaches’ Voiceは「小柄ながら球際を恐れず、前線からのプレッシングに大きく貢献する」と指摘。...
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ラ・リーガでのタックル数やブロック数は攻撃的選手の中でも上位に入り、Marcaは「スターでありながらハードワーカー。これがファンや監督から信頼される理由」と評した。
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ESPNでも「守備を放棄しないFWは現代サッカーに不可欠」として評価。
大舞台での勝負強さ
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2022年CL準決勝マンチェスター・シティ戦での2ゴール、国王杯決勝での得点など、プレッシャーのかかる場面で結果を残す。
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Marcaは「ロドリゴは“クラッチプレーヤー”であり、マドリードのDNAを持つ」と絶賛。
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ファンからも「決定的瞬間に現れる選手」とSNS上で高評価され、特にレアルファンの間では「ヴィニシウスと並ぶ未来の顔」と認識されている。
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Breaking The Linesも「ゴールだけでなくアシストやラストパスでも試合を決める冷静さ」を強調している。
ポジション
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ロドリゴの真骨頂は「ポジションに縛られない柔軟性」です。
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右ウイング(RW)
本職であり、縦に抜けるスピードと内側に切れ込むカットインの両方を武器にする。相手のサイドバックを常に二択に迫るため、ディフェンスライン全体に混乱を与える。
Coaches’ Voiceは「右からの仕掛けが最も効果的で、両足の技術によって相手に方向を読ませない」と指摘。
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センターフォワード(CF)
ベンゼマ退団後、ロドリゴは一時期中央でプレー。小柄ながらスペースを見つける動き出しの巧さでゴールに直結。
- Breaking the Linesは「中央起用でも違和感なく適応し、ライン間でボールを受けて決定的なプレーを作れる」と高く評価。
実際、2022/23~2023/24にかけてCFでの出場が増え、得点とアシストの両面で存在感を示した。 -
左ウイング(LW)
ヴィニシウス不在時に代役を務めることも多く、右足でクロスを供給しながらカットインでシュートも狙える。
Marcaは「左でも質を落とさずにプレーできる数少ない万能型アタッカー」と評している。 -
セカンドストライカー/トップ下
ブラジル代表ではネイマールやリシャルリソンと共演する際に、セカンドストライカーやトップ下的にプレーすることもある。 -
ESPNは「ゴール前での直感的な動きと、ライン間での受けの巧さから、トップ下としても機能する」と指摘。
こうした柔軟性により、監督アンチェロッティからは「ロドリゴは試合の状況に合わせて形を変えられる選手。戦術の“鍵”だ」と評価されています。
海外メディアの総合評価
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ロドリゴはその多面的な能力から、複数の海外メディアで高い評価を得ています。
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Breaking the Lines
「彼の真の強みは瞬発力と柔軟性。ウイング、ストライカー、プレーメーカーのいずれにも順応できる。ロドリゴは“スペースを利用する知性”で他の若手と一線を画す」。
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Coaches’ Voice
「両足を自在に操ることで相手を読ませず、攻撃のテンポを途切れさせない。さらに守備面での規律も備え、現代サッカーに必要な“総合力型FW”」
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Marca(スペイン紙)
「彼は大舞台で輝くクラッチプレーヤー。レアル・マドリードの歴史はこうした選手によって築かれてきた。ヴィニシウスと並ぶ新時代の象徴だ」 -
ESPN
「ロドリゴの決定力と守備意識は、単なるサイドアタッカーではなく“現代的フォワード”の理想形。20代前半にしてすでに完成度が高く、さらに伸びしろを残している」。 -
AS(スペイン)
「ヴィニシウスの影に隠れていた時期もあったが、今では“右の主役”。1対1勝率や得点力はリーグ屈指で、相手にとって止めるのが最も難しい選手の一人」。
さいごに
ロドリゴは「スピードと柔軟性」「両足での決定力」「大舞台での勝負強さ」によって、すでにレアル・マドリードとブラジル代表に欠かせない存在となっています。
本職の右ウイングだけでなく、センターや左でも高水準のパフォーマンスを発揮できる点は、監督にとって戦術的な大きな武器です。
海外メディアも「マドリードの未来」「現代型フォワードの完成形」と称賛しており、ヴィニシウスと並んで“次の10年を担うブラジル代表の顔”になると期待されています。
今後は、クラブと代表の両方でさらに大きな舞台での活躍が求められるでしょう。
ロドリゴがどこまで成長し、どのようにサッカー界を彩っていくのか――その歩みから目が離せません。
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