日本代表の次世代センターバックとして大きな注目を集める瀬古歩夢。
セレッソ大阪で頭角を現し、スイスのグラスホッパーを経て、現在はフランス・リーグアンのル・アーヴルACで主力としてプレーしています。
本記事では、瀬古歩夢の年俸推移・移籍金の全履歴・最新市場価値をわかりやすく整理し、海外でどのように評価されているのか、そして今後どこまで価値が伸びるのかを徹底的に解説します。
数字の裏側にあるエピソードと評価も合わせて、企業サイト以上の情報量でまとめました。
この記事の内容
瀬古歩夢の年俸推移|Jリーグの若手からヨーロッパ有望株へ
引用:goal
年俸推移一覧(セレッソ大阪〜グラスホッパー〜ル・アーヴル)
| シーズン | 所属クラブ | リーグ | 公表/推定年俸(通貨) | 推定年俸(日本円換算) |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | セレッソ大阪 | J1 | 380万円 | 380万円 |
| 2020年 | セレッソ大阪 | J1 | 800万円 | 800万円 |
| 2021年 | セレッソ大阪 | J1 | 1500万円 | 1500万円 |
| 2021-22 | グラスホッパー(スイス) | スーパーリーグ | 年俸 60,000€ | 約1080万円 |
| 2022-23 | グラスホッパー | スーパーリーグ | 年俸 60,000€ | 約1080万円 |
| 2023-24 | グラスホッパー | スーパーリーグ | 年俸 60,000€ | 約1080万円 |
| 2024-25 | グラスホッパー | スーパーリーグ | 年俸 60,000€ | 約1080万円 |
| 2025-26 | ル・アーヴルAC(フランス) | リーグ・アン | 基本給 730,000€ (ボーナス別) |
約1億3,000万円 |
| 2026-27 | ル・アーヴルAC(契約中・予定) | リーグ・アン | 基本給 730,000€(推定) | 約1億3,000万円 |
※グラスホッパー〜ル・アーヴルの年俸は、欧州サラリー情報サイト「Capology」の契約データに基づく推定値です。
年俸から見えるキャリアの伸び
Jリーグ時代:3年で“380万 → 1500万”へ急成長
#瀬古歩夢 選手 がキリンチャレンジカップ2022 (1月21日 ?ウズベキスタン代表)のSAMURAI BLUE(日本代表)メンバーに選出されました✨#セレッソ大阪https://t.co/HAlhjzpu0z pic.twitter.com/pPcF6JLs4z
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) December 7, 2021
セレッソ大阪での年俸は、わずか3年で380万円から1500万円へと約4倍に増加しました。
特に2020年は、ルヴァンカップ優勝とニューヒーロー賞・J1ベストヤングプレーヤー賞のダブル受賞で、一気に「日本を代表する若手CB」として評価が跳ね上がったタイミングです。
スイス時代:安定した“60,000€ライン”
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グラスホッパー移籍後は、複数年契約で年俸60,000€前後(約1000万強)という水準で推移。
欧州基準では決して高額ではないものの、「レギュラークラスとして計算される選手」のレンジと言えます。
スイスでのパフォーマンスは安定しており、CBだけでなく守備的MFとしても起用されるなど、プレーの幅を広げました。
ル・アーヴル移籍で“年俸1億円超え”ゾーンに突入
引用:facebook
2025年夏、リーグ・アンのル・アーヴルACと2027年までの契約を締結。Transfermarktのプロフィールでは契約満了日2027年6月30日とされています。
Capologyによると、基本給だけで年間73万ユーロ(約1億3,000万円)と見積もられており、ボーナスを含めるとさらに上振れする可能性があります。
海外の反応・評価(年俸面の裏にある評価)
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スイス時代、現地メディアは「対人の強さと空中戦、そして足元の技術を兼ね備えたモダンCB」と紹介し、「将来的に5大リーグへステップアップすべき素材」と評していました。ゴール+1
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フランス移籍後は、守備的MFとして3試合連続フル出場&3試合連続クリーンシートを達成し、2025年10月のクラブ月間MVPを獲得。
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フランス紙や専門メディアは「中盤で輝きを放った日本代表DF」「ボールを奪う位置が高く、ル・アーヴルの守備ブロックを一段押し上げた」と高く評価しており、これが年俸1億円超えの契約条件に説得力を与えています。ゴール+1
移籍金の推移|“数億円規模”からフリーでリーグ・アンへ
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移籍金・移籍形態の一覧
| 年月 | 移籍元クラブ | 移籍先 クラブ |
移籍形態 | 移籍金 (ユーロ) |
移籍金(日本円換算) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年1月 | セレッソ大阪 | グラスホッパー (スイス) |
完全移籍 | 非公表 | 非公表 (複数メディアが「数億円規模」と報道) |
| 2025年7月 | グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ | ル・アーヴルAC (フランス) |
完全移籍 (フリー) |
0€ (フリー) |
0円 (契約満了に伴うフリートランスファー) サッカーキング+1 |
※セレッソ→グラスホッパーの移籍金は公式発表されておらず、「数億円規模」「欧州移籍としては破格ではないが、クラブにとっては重要な収入」といった表現で報じられています。
移籍ごとのエピソードと評価
セレッソ大阪 → グラスホッパー(2022年1月)
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2020シーズンにルヴァン杯ニューヒーロー賞とJ1ベストヤングプレーヤー賞をダブル受賞し、「近い将来の欧州移籍は既定路線」とまで言われる存在に。
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2022年1月、スイスの名門グラスホッパーと3年半契約で完全移籍。クラブ公式リリースでも「若くして経験豊富な日本人センターバック」として歓迎されました。
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日本メディアは「マルチポジション性」「ビルドアップ能力」「両利きに近いキック精度」を評価し、「欧州のステップアップリーグとしては理想的な選択」と報道。
グラスホッパー → ル・アーヴルAC(2025年7月/フリー)
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グラスホッパーとの契約満了に伴い、2025年夏にフリートランスファーでル・アーヴルへ。クラブ公式リリースでは「ボールプレーに優れたセンターバック」として紹介されました。
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ル・アーヴルは育成クラブとして有名で、「ここでプレーしながらフランス国内のビッグクラブやプレミアへのステップアップを狙うタイプの移籍」と見る向きが強いです。
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現地メディアやデータサイトは、「フリー移籍で日本代表クラスのDFを確保できたのはバーゲン」と評価しており、移籍金ゼロでありながら**年俸ではしっかり投資する“お買い得補強”**として語られています。
市場価値(Market Value)|最新評価と今後の予想
引用:.goal
最新の市場価値
大手移籍情報サイト「Transfermarkt」によると、瀬古歩夢の最新市場価値は2.00百万ユーロ(200万€)で、最終更新日は2025年10月10日とされています。
1ユーロ=約180円で換算すると、
約3億6,000万円(2,000,000€ × 180円)
となり、日本人DFとしてはヨーロッパ組の中でも上位クラスの評価と言えます。
さらに、別のデータサイト「FootballTransfers」は、瀬古の“推定適正価値(Estimated Transfer Value)”を約1.3〜1.9百万ユーロのレンジと算出しており、モデルによってはやや控えめな評価も存在します。
市場価値の流れ(ざっくりトレンド)
Transfermarktのグラフを見る限り、細かい数値は公開されていないものの、ざっくりとしたトレンドは以下のように読み取れます。
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Jリーグ時代:数十万ユーロ(数千万円)規模でスタートし、2020年の活躍で評価が上昇
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グラスホッパー移籍後:欧州での実績を積み、100万ユーロ前後まで評価がアップ
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ル・アーヴル加入〜2025年10月:守備的MFとしての活躍や月間MVP受賞もあり、市場価値は200万ユーロ(約3億6,000万円)まで到達
つまり、「Jリーグで頭角 → スイスで証明 → リーグ・アンでブレイク」という、教科書的な右肩上がりのカーブを描いているといえます。
海外メディアの評価と市場価値
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ル・アーヴルで守備的MFとして起用され始めてから、フランス現地紙は「中盤の底で知性を発揮する日本代表DF」「ボール奪取のタイミングと前進パスの質がチームの肝」と称賛。
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月間MVPを受賞した10月のパフォーマンスでは、「3試合連続フル出場&3試合連続無失点」という結果が、市場価値アップの“カタリスト”となりました。
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日本代表でもCBとボランチの両方をこなす“ユーティリティ性”が買われており、**「怪我さえなければ、今後2〜3年で3〜4百万ユーロ帯に乗ってもおかしくない」**という論調も見られます。
プレースタイルと評価|数字を支える「守備的マルチロール」
※ここは市場価値・年俸に効いてくる要素として、ざっくり整理しておきます。
● 守備的MFでも機能する“ボールプレー型CB”
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出発点はセンターバックですが、足元の技術とゲームメイク力が高く、グラスホッパー時代から中盤起用のテストが行われていました。
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ル・アーヴルでは、守備的MFとして3試合連続フル出場&3連続クリーンシートという結果を残し、「中盤で輝きを放った」と現地紙が評価。
● 対人&空中戦の強さ
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183〜186cmのサイズとフィジカルを活かし、空中戦に強く、クロス対応やセットプレー守備で存在感を発揮。
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スイス・フランスともに、リーグのフィジカル基準は日本より高めですが、その中でも「当たり負けしない日本人DF」として評価されています。
● インテリジェンスとポジショニング
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セレッソ時代のインタビューでは、「ロティーナ監督のもとでポジショニングの考え方が大きく変わった」と語っており、知性と戦術理解度の高さも武器。
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これがヨーロッパでの評価にもつながり、単なる“日本代表DF”ではなく、「戦術的に信頼できる守備者」というラベルで見られている点が、市場価値・年俸を裏から支えています。
今後の市場価値&移籍金の予想
ここからは、数字と現状を踏まえた“将来予測”です(あくまで推定)。
シナリオ1:ル・アーヴルで主力定着 → 市場価値3〜4百万€へ
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ル・アーヴルでCB/守備的MFの両方をこなす主力として評価を固めれば、
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市場価値:3〜4百万ユーロ(約5億〜7億円)レンジ
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次の移籍金:4〜6百万ユーロ(約7億〜11億円)規模といった数字が現実的なラインになってきます。
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特に、上位クラブ(マルセイユ、リヨン、レンヌなど)からの関心が具体化すれば、一気に“日本人DF最高クラスの評価”に到達してもおかしくありません。
シナリオ2:現状維持〜やや伸び悩み
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出場機会はあるものの完全な主力になり切れない場合、市場価値は150〜250万ユーロ(約2億7,000万〜4億5,000万円)あたりで横ばいになる可能性もあります。
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この場合でも、日本代表でのパフォーマンス次第では、トルコ・ベルギー・オランダなどへの移籍で再評価されるルートも考えられます。
シナリオ3:ビッグトーナメントで“一発跳ね”
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2026年ワールドカップやアジアカップで日本代表の主力として活躍した場合、
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短期間で市場価値が倍増(200万→400万€)するケースも、過去の日本人選手の事例から十分あり得ます。
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特に、5大リーグのクラブが一気に動いた場合、「契約残り年数+代表実績」を背景に、移籍金7〜8百万ユーロ級のオファーが飛ぶことも想定できるレンジです。
さいごに
瀬古歩夢は、日本で才能を開花させ、スイスで経験を積み、フランスで評価を決定的なものにしつつある“欧州型守備者”です。
年俸はJリーグ時代の数百万円から、現在は1億円超えへと大きく成長し、市場価値も最新で200万ユーロに到達。
さらに守備的MFとして新たな武器を示し、現地メディアからの評価も急上昇しています。
この先、ル・アーヴルで主力の座を固めれば、3〜4百万ユーロ級の市場価値や上位クラブへの移籍も現実的。
日本代表の重要なピースとして、今後数年で“大型ステップアップ”を遂げる可能性を秘めています。
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