毎シーズン、素晴らしい戦いが見られるUEFAチャンピオンズリーグ。
長い、UEFAチャンピオンズリーグの歴史の中で「名勝負」と評価される試合が多くありましたよね?
あり得ない逆転劇、手に汗握るPK戦など振り返ると名勝負がありすぎます!
そこで、今回は私見でありますが、UEFAチャンピオンズリーグの名勝負をランキング形式で紹介したいと思います。
この記事の内容
UEFAチャンピオンズリーグの名勝負ランキングベスト5!

参照:UEFA検討の「新CL」、ホーム&アウェイが廃止?新方式がすごい (qoly.jp)
UEFAチャンピオンズリーグの名勝負というと多くありすぎて困りますよね?
もちろん、名勝負だったのかどうかは、見た人の感情によって違うと思われます。
今回は、私見でありますが、UEFAチャンピオンズリーグの名勝負ランキング5を作成してみました。
5位:リバプールvsミラン(2004-2005決勝)

参照:Twitter
まず、紹介したいのが、リヴァプールVSミラン(2004-05決勝)ではないでしょうか?
「イスタンブールの奇跡」と呼ばれた試合です!
どんな試合だったのか?
簡単に振り返ってみましょう。
1分:ピルロ選手のフリーキックにマルディーニ選手がボレーで合わせACミランが先制!
39分:カカ選手からパスを受けたシェフチェンコ選手が折り返し、クレスポが決めて2点差。
44分:カカ選手のスルーパスに反応したクレスポ選手がゴールキーパーと1対1を制し、3点差に広げる。
前半だけで3点リードしたACミラン。
この時点で優勝は、ACミランと思われた方は多かったことでしょう!
しかし、3点差付けられながらもリヴァプールは諦めていなかったのです。
ハーフタイムにキャプテンのジェラード選手のスピーチがチームを生き返らせました↓
『俺にとってはリバプールが全てだ。このクラブこそが俺の知っている全てであり、そのクラブを歴史に残る笑いものになんかさせたくない。もしも、みんなが俺をキャプテンとして愛してくれるなら協力してくれないか』
引用:「ジェラードが『笑いものになりたくない』と…」イスタンブールの奇跡の“舞台裏”をリバプール優勝戦士が回想! | サッカーダイジェストWeb (soccerdigestweb.com)
息を吹き返したリヴァプールは後半戦に素晴らしい反撃を見せてくれることに!
54分:ヨン・アルネ・リーセ選手のクロスをキャプテンのジェラード選手が合わせて、1点返す!
56分:スミチェル選手のミドルシュートが決まり、2点差に。
60分:ジェラード選手がPK獲得。シャビ・アロンソ選手が止められるもこぼれ球を押し込んで同点!
一気に追いついたリヴァプール。
ただ、猛攻を仕掛けた付けが回り、ACミラン委攻め込まれることに・・・。
ACミランの猛攻に耐え、PK戦までもつれ込む展開になりました。
PK戦の結果は以下の通りです↓

参照:UEFAチャンピオンズリーグ 2004-05 決勝 – Wikipedia
デュデク選手が2本止める活躍を見せたリヴァプールが大逆転で優勝しました。
「イスタンブールの軌跡」の動画はコチラです↓
何度見てみしびれる展開ですね。
4位:バルセロナVSパリ・サンジェルマン(2016-2017決勝トーナメント1回戦セカンドレグ)

参照:奇跡の逆転劇が実現!バルサ、PSGを6-1で下して準々決勝に進出/CL決勝トーナメント1回戦 | Goal.com
こちらの試合も覚えている、知っているという方は多いのではないでしょうか?
ファーストレグでパリ・サンジェルマンに0-4の大敗をしてしまったバルセロナ。
普通に考えて、4点差をひっくり返すことは不可能に近いと思われます。
しかし、バルセロナはホームで6-1で勝利し、2試合合計スコア6-5の大逆転で準々決勝に進みました!
大逆転を演じたセカンドレグを振り返っていきたいと思います。
3分:ゴールキーパーの不用意な飛び出しを見逃さなかったスアレス選手が頭で押し込み先制!
40分:イニエスタ選手の意表を突いたヒールパスが相手のミスを誘い、オウンゴールで2点目。
バルセロナにとって望み通りの展開に持ち込めましたね。
欲を言えば、もう1点ほしかったはず。
後半に入ってもバルセロナの勢いは劣れず、次々の得点を重ねていきました。
一方、パリ・サンジェルマンも黙っていませんでしたね。
50分:ネイマール選手が倒されて得たPKをメッシ選手が決めて、3点目。
62分:クルザワ選手が競り勝ち、カバーニ選手が押し込み1点返す!
この1点で、バルセロナは追い詰められましたね・・・。
しかし、このピンチを救ったのはネイマール選手!
88分:ネイマール選手が直接フリーキックを突き刺す。
90+1分:スアレス選手が倒され得たPKをネイマール選手が決める。
90+5分:ネイマール選手のロングフィードからセルジ・ロベルト選手が合わせ、逆転!
まさかの大逆転劇を演じたバルセロナ。
これほどの逆転劇は、今後起こらないと思われます。
史上最大級の逆転劇のハイライトです↓
この試合も長く語り継がれることでしょう。
ネイマール選手、凄すぎますね!
3位:マンチェスター・ユナイテッドVSバイエルン(1998-99決勝)

参照:“カンプ・ノウの奇跡”のユナイテッドには誰がいた? 史上初の三冠を達成した伝説のチーム | Goal.com
こちらの試合も逆転劇ですが、もしかしたら1番ドラマチックな展開だったのではないでしょうか?
後半ロスタイムにマンチェスター・ユナイテッドが2点入れて逆転し、UEFAチャンピオンズリーグ優勝!
この試合は「カンプ・ノウの奇跡」と呼ばれるぐらい!
バイエルン側からすると、「カンプ・ノウの悲劇」ですね。
では、どんな試合展開だったのか?
簡単に振り返ってみましょう!
6分:マリオ・バスラー選手が直接フリーキックを決めて、バイエルンが先制!
巻き返そうとするマンチェスター・ユナイテッドですが、バイエルンの守備が崩せず、前半終了。
後半に入ってもバイエルンが主導権を握り、このままバイエルン優勝かと思われていました。
しかし、ドラマはロスタイムに待っていました。
90+1:ギグス選手のシュートのこぼれ球をシェリンガム選手が押し込み、同点!
これで勢いに乗ったマンチェスター・ユナイテッドは猛攻を仕掛けます。
90+3:ベッカム選手のコーナーキックをシェリンガム選手がヘディング。
そのボールをスールシャール選手が右足で合わせ、逆転に成功!
こんなことがあるんですね。
これもサッカーの醍醐味と言える試合だったと言えるでしょう。
その試合のハイライトはコチラです↓
UEFAチャンピオンズリーグを制したマンチェスター・ユナイテッドは、3冠(プレミアリーグ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ)を達成!
この試合も長く語り継がれる名勝負と言われています。
2位:レアル・マドリードVSアトレティコ・マドリード(2013-2014決勝)

参照:レアルVSアトレティコのチャンピオンズリーグ決勝戦は延長戦の末に、4対1でレアル・マドリードが史上最多10度目の優勝を果たす – GIGAZINE
マドリードダービーということで注目を集めた一戦。
この試合も逆転劇でしたが、延長戦に入ってからのレアル・マドリードの強さが際立っていました。
ベイル選手の逆転ゴールからのレアル・マドリードが凄すぎましたね。
では、この試合を簡単に振り返ってみましょう。
36分:フアンフラン選手がヘディングでゴール前に入れると、ディエゴ・ゴディン選手が頭で合わせて先制!
前半は、このまま終了。
後半に入って、レアル・マドリードが猛攻を仕掛けますが、アトレティコゴールを割れず・・・。
このまま試合終了かと思われたロスタイム・・・。
90+3分:モドリッチ選手の右CKにセルヒオ・ラモス選手がヘディングで合わせて同点!
レアル・マドリードはギリギリで追いつき、延長戦に突入。
110分:ディ・マリア選手がドリブル突破し、ゴールキーパーと1対1に!
ゴールキーパーにはじかれますが、詰めていたベイル選手が押し込み、逆転。
118分:マルセロ選手がドリブルで持ち込み、そのままシュートで2点差に。
120分:クリスティアーノ・ロナウド選手が倒されて得たPKを自ら決めて、3点差に。
このPKが決まった後に試合終了。
レアル・マドリードが大会通算10度目の優勝「ラ・デシマ」を達成!
その試合のハイライトです↓
試合終了間際に追いつかれたアトレティコは気持ちの糸が切れたのかもしれませんね。
逆に追いついたレアル・マドリードには勢いが生まれ、延長戦の3ゴールにつながったのだと思われます。
それにしてもレアル・マドリードの攻撃力は凄まじかった。
1位:バルセロナVSチェルシー(2004-2005決勝トーナメント1回戦セカンドレグ)

参照:CL決勝T1回戦 2ndleg チェルシー VS バルセロナ – NO FOOTBALL NO LIFE (goo.ne.jp)
意外かもしれませんが、2004-2005シーズンのバルセロナVSチェルシー戦(セカンドレグ)が1位です。
アウェイゴールのこともありますが、最後までどっちに転ぶかわからない名勝負でした。
ロナウジーニョ選手の神がかったゴールもあり、見どころ満載の試合だったので1位とさせていただきました。
簡単に試合を振り返ってみましょう。
※ファーストレグは、バルセロナがホームで2-1で勝利しています。
8分:ケズマン選手のクロスをグジョンセン選手が合わせ、チェルシーが先制!
このゴールにより、アウェイゴールでチェルシーがリード!
17分:J・コール選手がドリブルで持ち込んでシュート。
こぼれ球に反応したランパード選手が決めて、チェルシーが2点目。
19分:ランパード選手のパスを受けたダフ選手が冷静に決めて3点目。
ここで勝負ありと思ってしまいましたが、バルセロナの反撃が始まりました!
27分:パウロ・フェレイラ選手のハンドで得たPKをロナウジーニョ選手が決める。
このPKで流れが変わったバルセロナ。
39分:イニエスタ選手からパスを受けたロナウジーニョ選手がつま先でシュート!
ゴールキーパーのチェフ選手は完全に意表を突かれ、見送るだけでしたね。
そして、このまま前半終了。
このままいけば、バルセロナが勝ちあがる。
しかし、勝利の女神はバルセロナに微笑みませんでした・・・。
76分:コーナーキックからジョン・テリー選手が合わせ、チェルシーがリード!
リードした後は、チェルシーが上手く逃げ切りました。
どっちに転ぶのか?わからない試合展開は今でも覚えています。
最後に、試合のハイライトです↓
この試合も何度見てもしびれますね。
特に、ロナウジーニョ選手のシュートは凄すぎて今でも覚えているほど。
このシュートは、UEFAチャンピオンズリーグのベストゴールの1つに挙げられるのではないでしょうか?
UEFAチャンピオンズリーグの名勝負ランキングベスト5について書いてみました。
今後、どんな名勝負が生まれてくるのか?
毎シーズン楽しみですね。
まとめ
今回は、UEFAチャンピオンズリーグの名勝負について書いてみました。
5試合紹介してみましたが、これ以上の名勝負の試合は多いと思われます。
毎シーズン、多くのドラマがあるUEFAチャンピオンズリーグ。
今シーズンは、どんなドラマが待っているのか?楽しみです。