ウィリアン・サリバのプレースタイルやポジション、経歴を徹底解説します。
アーセナルとフランス代表で注目を集めるディフェンダー、ウィリアン・サリバ。
彼の読みの鋭さ、1対1の強さ、ビルドアップ能力など、現代型CBとしての魅力を詳しくご紹介します。
また、マルセイユでの大活躍や、代表での立ち位置、アーセナル復帰後の成長などもわかりやすく解説!
この記事を読めば、サリバがなぜ世界中のファンから注目されているのか、その理由がきっと見えてきます。
プレースタイルから代表での役割まで、気になる情報が盛りだくさんですよ!
この記事の内容
ウィリアン・サリバのプレースタイルと強みを徹底解説
ウィリアン・サリバのプレースタイルと強みを徹底的に掘り下げてご紹介します。
アーセナルでもフランス代表でも注目を集めるサリバの魅力、気になりますよね。
さっそく、彼の特徴をひとつずつ見ていきましょう!
読みが鋭く、先手を打つディフェンス
サリバは「守備の読み」がズバ抜けている選手です。
相手FWの動きを先読みし、ボールが出るよりも先にその動線を塞ぎにいくタイプなんですよ。
一歩目の反応が非常に速く、かつポジショニングの意識も高いため、大きく足を出すことなくスッとインターセプトできるのが特徴です。
コーチズ・ボイスの分析によると、1試合平均3.5回のタックル+インターセプトを成功させながら、ファウルはほとんどしていないという優れたスタッツを誇っています。
引用:YouTube
ファウルせずにボールを奪うって、まさに理想のCBですよね。
1対1で抜群の強さを誇る対人能力
サリバの対人守備は本当にエグいんです。
身長192cm・体重90kg超のフィジカルに加えて、俊敏性もあるので、スピード系FWにもパワー系FWにも負けない守備ができるんですよ。
相手がドリブルで仕掛けてきたときも、距離感を保ちながらボディコンタクトで止めたり、鋭いタックルでピンチを未然に防いだり。
引用:YouTube
特にプレミアリーグのような身体接触の激しいリーグでは、この「対人勝率」が重要になってきます。
彼の地上戦でのデュエル勝率は70%超えというデータもあるほどです。
プレミアでもトップクラスの数値ですね!
現代型CBらしいビルドアップ力
最近のCBには、「守るだけじゃなくて攻撃の起点にもなれ!」という要求が増えてきています。
サリバはその点でもバッチリ。
後方から鋭い縦パスを入れたり、相手のプレッシャーを受けながらも冷静にパスを散らせるテクニックを持っています。
サンテティエンヌ時代から縦に通せるパス精度が高く、ライン間にスパーンと通すのが得意なんですよ。
引用:YouTube
ピンチの場面でも慌てずに足元で落ち着いてビルドアップする姿は、「もうベテラン?」と感じてしまうほど。
こういう部分が、「現代型CB」としての評価を高めている理由のひとつです!
空中戦にはやや課題?成長中の弱点
「じゃあ、サリバって完璧な選手なの?」と言われたら、そうでもないんです。
意外にも、空中戦では“身長のわりに勝てない場面”が目立つことがあるんですよね。
ジャンプのタイミングや身体の使い方が甘くて、ヘディングで競り負けるシーンもちらほら。
コーチズ・ボイスのレポートでも「ポジショニングがやや甘く、クロス対応で背後を取られることがある」と指摘されていました。
とはいえ、これは「経験」でカバーできる部分なので、年齢を考えれば今後改善されていくはず。
これからの伸びしろに期待したいところです!
試合を重ねて磨かれる安定感
サリバは、2022年にアーセナルへ本格復帰してから、一気に主力の座を確立しました。
特筆すべきは、2023-24シーズンに全試合・全分数出場したという事実。
しかも、失点数はリーグ最小レベル。
守備の中心に彼がいることが、どれだけチームを安定させているかが分かりますよね。
「1試合での大きなミスがない」「ポジショニングが良い」「パニックにならない」という点も、安定感の証し。
若手にありがちな浮き沈みがないのは、非常に頼もしいポイントです!
アーセナル守備陣との相性と役割
引用:bola.net
今のアーセナルは、サリバを中心に「超バランス型守備陣」が組まれています。
サリバは主に右CBとしてプレーし、左にはガブリエウ、右SBにはホワイトという並びが定番。
このトリオの連携が抜群で、ラインの上下動やカバーリングにおいて、無駄のない動きが特徴です。
特にホワイトが上がった際に、サリバがサイドに流れてカバーする動きは、今季のアーセナル守備の肝。
「単体で優れているだけでなく、周囲との連携も意識できる」のが、サリバの強みなんですよね。
プレミアリーグでのパフォーマンス評価
プレミア公式サイトによると、サリバはここまでプレミアリーグ94試合に出場し、クリーンシート数は40回にも上ります。
さらに、ゴール6、アシスト2という攻撃面での貢献もあり、単なる守備職人ではないことが伺えます。
1シーズンでの出場時間フル(3420分)を達成したのはアーセナル史上初という記録もあり、評価の高さは言うまでもありません。
「サリバがいるかいないか」で、アーセナルの失点数がガラッと変わるという話も、ファンの間ではよく言われています。
いやもう、間違いなく“柱”ですよね、彼は。
ウィリアン・サリバのポジションと戦術的役割
ウィリアン・サリバのポジションと戦術的役割について詳しくご紹介します。
「サリバってどこでプレーしてるの?」「どういう役割なの?」と気になる方に向けて、戦術面も交えて解説していきますよ!
主戦場はセンターバック(CB)
サリバの本職は、もちろんセンターバック(CB)。
アーセナルでもフランス代表でも、基本的には4バックの右CBを務めています。
ちなみに、キャリア通算で232試合中、CBでの出場が232試合(うち右サイドバックで7試合)というデータもあり、完全にCB専業といって良い選手ですね。
空中戦、対人、読み、すべてを高水準でこなす、まさに「センターの要」としてピッタリのポジションです。
右利きで左CBも対応可能な万能型
基本的には右利きですが、実は左CBとして起用されることもあるんですよ。
サンテティエンヌ時代には、3バックの左寄りでプレーすることもありましたし、アルテタ体制下でも状況に応じてポジションチェンジが見られる場面があります。
右利きでありながら左でも安定感のあるプレーができる選手って、戦術的な価値が本当に高いんですよね。
こういう器用さがあるからこそ、試合中のシステム変更にも対応できるんです。
4バックと3バック、どちらでも機能
アーセナルでは4バック(4-3-3)が基本ですが、サリバは3バックの右や中央としてもプレーできる万能型。
実際、レンタル先のマルセイユやサンテティエンヌでは、3CBのシステムの中でもしっかり機能していました。
「4バックだと広範囲を守らされるし、3バックだと中央でビルドアップを任されるし…」という難しさにも、彼は柔軟に対応しています。
だからこそ、クラブでも代表でも重宝されているんですよね。
ハイライン対応力とスピードの強み
引用:standard
アルテタ監督のアーセナルでは、「ハイライン守備=高い位置でラインを保つ守備戦術」が採用されています。
こういう戦術では、CBのスピードと読みの速さが命。
サリバはこの点でも非常に優れていて、一瞬の裏抜けにも即座に対応できるスプリント力を持っています。
引用:YouTube
とくに相手がロングボールを蹴ってきたときの対応はお見事。
スピードがあることで、リカバリー能力も高く、アルテタ戦術と相性バッチリなんですよ〜!
対戦相手によって変わる守備の役割
面白いのが、サリバは「対戦相手によって守備の役割を柔軟に変える」ということ。
例えば、相手がポゼッション志向なら、ライン間の読みでパスカット。
相手がロングボール主体なら、空中戦やセカンドボール処理に集中。
そして、スピード系FWが来たときは、あえて距離を取りつつ、抜かせないポジショニングで対処。
このように、毎試合異なるタスクにしっかり対応できるのが、戦術的にとても頼もしいんです。
まさに“オールマイティなCB”って感じですね!
チーム戦術との組み合わせが重要
サリバは、「個人の力でどうこうするタイプ」というより、チーム戦術の中で光るタイプなんです。
アルテタのビルドアップ重視のスタイルとサリバのパス能力がかみ合ってるからこそ、アーセナルは後ろから崩せるんですよね。
また、ホワイトとの連携や中盤との距離感調整など、他の選手との連携構築も非常に上手です。
この戦術理解力の高さも、監督からの信頼を勝ち取っている理由でしょう。
将来的には守備のリーダー候補?
サリバはまだ24歳(2025年時点)ですが、すでにアーセナル守備陣の中心的存在です。
今後、さらなるキャプテンシーを持って、「守備リーダー」としてチームをまとめていく存在になる可能性もあります。
試合中のコーチングも的確ですし、経験を積めば積むほどリーダーシップも磨かれていきそうですね。
ファンの間でも、「今後10年、アーセナルの守備は彼に任せたい」という声もあるほどです。
ほんと、これからがますます楽しみな選手ですよ〜!
ウィリアン・サリバの経歴と代表での活躍
引用:X
ウィリアン・サリバの経歴と代表での活躍について解説します。
プロデビューからアーセナルの中心選手、そしてフランス代表入りまでの道のりを追いながら、どんな選手なのかを深掘りしていきますよ!
サンテティエンヌ時代:10代でのプロデビュー
サリバは、フランスのボンディ出身で、あのキリアン・エムバペと同じ町の育ちなんです。
彼がプロキャリアをスタートさせたのは、サンテティエンヌ。
なんと17歳でプロ契約を結び、2018年9月25日にトゥールーズ戦でリーグ・アンデビューを果たしました。
このときからすでに「規格外の10代CB」として注目を集めていたんですよね。
彼の落ち着きぶりやポジショニングの良さは、年齢を感じさせないものでした。
若くして最終ラインの主力として信頼されていたのは、まさに異例。
アーセナル加入と度重なるレンタル移籍
2019年7月、サリバはアーセナルに移籍(移籍金:約£27m)しました。
しかし、すぐに活躍とはならず、レンタル移籍で武者修行の期間に入ります。
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2019-20:サンテティエンヌ(レンタル)
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2020-21:ニース(レンタル)
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2021-22:マルセイユ(レンタル)
この3年間はプレミアリーグでの出場はなく、フランス国内で経験を積む形となりました。
特にマルセイユでは大きな成長を見せ、「サリバは帰ってきたら絶対に主力になる」とアーセナルファンも確信した時期でした。
マルセイユでの大ブレイクと賞受賞歴
2021-22シーズン、サリバはマルセイユで公式戦52試合に出場し、攻守両面で存在感を発揮します。
この年は、リーグ・アン最優秀若手選手賞を受賞し、リーグ年間ベスト11(UNFPチーム)にも選出されました。
マルセイユでは主にビルドアップの起点として評価され、サポーターの人気も急上昇。
このシーズンが、彼の評価を大きく押し上げた“転機”だったと言えるでしょう。
アーセナル復帰後の成長と信頼の証
マルセイユでの成功を経て、サリバは2022年にアーセナルへ復帰します。
開幕戦のクリスタル・パレス戦でプレミアデビューを果たし、「まったく動じない」「落ち着きが異常」と称賛されました。
そして2023-24シーズンには、プレミアリーグ全試合・全分数出場(3420分)という快挙を達成!
この記録は、プレミアリーグのアーセナル所属フィールドプレイヤーとしては史上初。
クラブも2028年までの長期契約を提示し、背番号も「2番」へ変更されるなど、まさに“信頼の証”ですね。
フランス代表デビューからユーロ選出まで
引用:arsenal
サリバは年代別代表でも活躍しており、U16〜U21まで合計27試合に出場。
そしてついに、2022年3月25日にA代表デビューを飾ります(対コートジボワール戦)。
そこから少しずつ試合に出場し、2022年W杯(カタール大会)のメンバー入り。
さらに2024年にはEURO2024(ドイツ開催)にも選出され、今やフランス代表に欠かせない存在に。
カンテやヴァランの後を継ぐ次世代守備陣の一角として、サリバへの期待はますます高まっています。
注目されたW杯メンバー入りと出場機会
2022年カタールW杯では、サリバはグループステージの第3戦・チュニジア戦で途中出場。
ヴァランに代わって出場し、落ち着いたパフォーマンスを見せました。
惜しくもその後の試合では出番がありませんでしたが、「世界の舞台でもやれる」という自信を持つには十分な経験だったはずです。
これからフランス代表での地位をどう築いていくのか、非常に楽しみですね!
代表での今後のポジション争いにも注目
現在のフランス代表では、CBの競争が激しいです。
クンデ、ウパメカノ、コナテ、ヴァラン…タレントが揃う中で、サリバもその一角に完全に食い込んでいます。
特に左CBでの起用や、3バック時の中央CB候補としての期待も高まっています。
今後の国際大会でどんな役割を任されるのか、ファンならずとも注目です!
ウィリアン・サリバのプロフィール・基本情報
ここでは、ウィリアン・サリバのプロフィールを一覧でチェックしていきましょう。
サッカーの実力だけでなく、私生活やSNSまでちょっと気になるポイントもまとめていますよ!
基本プロフィールをチェック
項目 | 内容 |
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フルネーム | William Alain André Gabriel Saliba |
生年月日 | 2001年3月24日(24歳) |
出身地 | フランス・ボンディ |
身長 | 192cm |
利き足 | 右足 |
ポジション | センターバック(CB) |
所属クラブ | アーセナル(イングランド・プレミアリーグ) |
背番号 | 2番(2023年以降) |
代表歴 | フランス代表(A代表キャップ数:28) |
デビュー戦 | 2018年9月25日(サンテティエンヌ vs トゥールーズ) |
身長192cmの恵まれた体格と落ち着いたプレースタイルが特徴的なサリバ。
デビュー当時から「未来のフランス代表を背負う男」と呼ばれていた理由がわかりますね。
移籍金や契約期間などのマネー情報
項目 | 内容 |
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アーセナル加入日 | 2019年7月25日 |
移籍金 | 約£27,000,000(約43億円) |
契約期間 | 2028年6月末まで(2023年7月に延長) |
推定市場価値 | 約€80,000,000(2024年12月時点) |
アーセナル加入当初はまだ10代でしたが、移籍金の額からもクラブの期待の高さがうかがえます。
現在の市場価値はなんと8000万ユーロ超とされており、世界トップクラスのCBとして評価されているのは間違いありません。
SNSや私生活のちょっとした一面も
私生活では、サリバはあまり派手なメディア露出を好まないタイプ。
しかしSNSでは、時折家族やトレーニング風景、愛車の写真などをアップしており、ファンからの人気も高いです。
現在のインスタグラムのフォロワー数は100万人以上(2025年時点)!
また、父がレバノン系、母がカメルーン系という多様なルーツも持ち、国際的なバックグラウンドがあるのも彼の魅力のひとつですね。
オフでは音楽が好きらしく、リラックスした表情を見せてくれるのも好感度高めです。
さいごに
ウィリアン・サリバは、アーセナルとフランス代表で注目を集めるセンターバックです。
その読みの鋭さや対人の強さ、ビルドアップ能力により、現代型CBとして高く評価されています。
プレミアリーグでは全試合フル出場を達成し、クラブの守備の中心選手として確固たる地位を築いています。
また、代表としてもユーロやW杯メンバーに選出され、今後のフランス守備陣の柱としての期待が高まっています。
サンテティエンヌでのプロデビューからレンタル移籍、そしてアーセナルでの成長は、まさに努力の証といえるでしょう。
プロフィールや移籍金、SNSなども含め、彼の人物像に興味を持つ方も多いはず。
これからもサリバの活躍から目が離せませんね!
詳しい情報は?Wikipedia(ウィリアン・サリバ) やTransfermarktプロフィールページもあわせてご覧ください。
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