セルティック、サッカー日本代表で活躍する前田大然選手。
あのムバッペ選手以上と言われるほどのスピードの持ち主!
そんな前田大然選手は、どんなプレースタイルが持ち味なのでしょうか?
また、メインポジションはドコなのでしょうか?
今回は、前田大然選手のスピード、プレースタイル、ポジションについて書いていきたいと思います。
この記事の内容
前田大然のスピードは時速36.9kmで世界トップレベル!
ちなみに大然がある試合で出した最高速度。速すぎて笑ってしまいました。36.9km/h。世界。 pic.twitter.com/fj1XRtMhwF
— 林 陵平 Ryohei Hayashi (@Ryohei_h11) July 22, 2019
林陵平氏が前田大然選手の最高速度36.9kmということをツイートしていました。
いきなり、最高速度36.9kmと言われてもピンとこないと思います。
そこで世界の快速選手と比較してみましょう。
khelnow.comによると以下のようなランキングになります。
1位:アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)・・・36.7 km/h
2位:アダマ・トラオレ(ウルヴァーハンプトン)36.6 km/h
3位:モハメド・サラー(リヴァプール)・・・36.6 km/h
4位:ダーウィン・ヌニェス(リヴァープール)36.5 km/h
5位:アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)・・・36.48 km/h
6位:キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)・・・36.08 km/h
7位:アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)・・・ 36.2km/h
8位:シェラルド・ベッカー(ウニオン・ベルリン)・・・35.97 km/h
9位:アルフォンソ・デイビス(バイエルン・ミュンヘン)・・・35.97 km/h
10位:ウスマン・デンベレ(バルセロナ)・・・35.9 km/h
11位:ミッキー・ヴァン・デ・ベン(ヴォルフスブルク)・・・35.87 km/h
このデータを見る限り、前田大然選手が1番・・・。
あのキリアン・ムバッペ選手よりも速いことは驚きましたね。
しかも、サッカーワールドカップカタール大会の対戦相手であり、1位のアントニオ・リュディガー選手よりも少し速い!
引用:vavel
日本vsドイツ戦で前田大然選手とアントニオ・リュディガー選手がマッチアップとなれば面白そうですね。
どっちが速いのか?
日本vsドイツ戦の楽しみのポイントになりそうです。
前田大然選手とアントニオ・リュディガー選手でこんなシーンになったら、どちらが勝つのか↓
引用:YouTube
凄く楽しみ!
前田大然選手が勝ったら盛り上がるのではないでしょうか?
前田大然のスピードを活かしたプレースタイルと守備時のポジション取りが上手い!
前田大然選手のメインポジションですが、左ウイング。
※セルティックでは、センターフォワードと左ウイングで起用されているようです。
センターフォワード、セカンドストライカー、右ウイング、攻撃的ミッドフィルダーのポジションでプレー経験があります。
攻撃的なポジションであれば、どこでもこなしてくれると思われます。
前田大然選手のスピードを活かすのであれば、左ウイングが良いのかな?と思っています。
足元の技術があれば、左ウイングのポジションがベストだと思えます。
では、前田大然選手のプレースタイルについて書いていきたいと思います。
前田大然選手のプレースタイルの特徴をあげると、
- スプリント回数
- 献身的な守備
- クロスに対してニアサイドで相手の一つ前で触れるポジション取り
があげられると思います。
それぞれについて見ていきましょう。
スプリント回数
前田大然選手のスプリント回数も大きな注目を集めていますね!
2021年4月6日に行われたC大阪戦、スプリント数62で自身の記録を塗り替えたことが大きな話題となりました。
2021年の最終データでは、前田大然選手はスプリント回数のトップ10をほぼ独占しています。
順位 | 回数 | 選手名 | 所属クラブ | 当該試合 |
---|---|---|---|---|
1 | 64 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第24節 横浜FM VS 大分 |
2 | 62 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第8節 横浜FM VS C大阪 |
3 | 55 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第35節 横浜FM VS FC東京 |
4 | 54 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第30節 横浜FC VS 横浜FM |
5 | 53 | 古橋亨梧 | ヴィッセル神戸 | 第11節 鹿島 VS 神戸 |
6 | 52 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第37節 神戸 VS 横浜FM |
7 | 48 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第9節 仙台 VS 横浜FM |
8 | 48 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第14節 鹿島 VS 横浜FM |
9 | 47 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第38節 横浜FM VS 川崎F |
10 | 46 | 小柏 剛 | コンサドーレ札幌 | 第34節 札幌 VS 湘南 |
10 | 46 | 小泉 慶 | サガン鳥栖 | 第16節 鹿島 VS C大阪 |
10 | 46 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第10節 札幌 VS 横浜FM |
10 | 46 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第32節 横浜FM VS 札幌 |
10 | 46 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第19節 横浜FM VS 鳥栖 |
10 | 46 | 前田大然 | 横浜F・マリノス | 第21節 柏 VS 横浜FM |
恐ろしい数字ですね。
独占している前田大然選手は恐ろしい。
スプリントと言われてもピンとこないと思いますので、簡単にスプリントの意味とサッカーでの定義について載せてみました↓
スプリントは英語では、全力疾走や短距離走、全力で走ることを意味し、様々なスポーツ場面で使われている用語です。サッカーでは一般的に時速24㎞以上の走行をスプリントとして定義しています(この定義は国やリーグなどによりやや異なりますがほぼこれくらいのスピードです)。
言葉だけ並べてみてもわかりづらいと思います。
そこで横浜F・マリノス時代の動画を載せてみました。
前田大然選手のスプリントの凄さがわかると思います↓
引用:YouTube
献身的な守備
前田大然選手の献身的な守備もプレースタイルの大きな特徴です。
前線からゴールキーパー、ディフェンダーに果敢にプレスをかけてくれるので、後ろの選手は体勢を立て直す時間を与えてもらえます。
もちろん、相手のパスコースを限定してくれるので、味方もそれに応じた対応することができますよね?
また守備時のポジション取りが上手いので、インターセプトもよくしてくれます。
前田大然選手の前線からの守備に関して、ポステコグルー監督も賛辞を送っていました↓
「素晴らしいプレスで、チーム全体を助けてくれています。FWとしていいエリアに入り込めるのも特長」
セルティック移籍後もレベルが違う走力で攻守で大活躍。
特に守備力はOBも絶賛するほどでした↓
彼のランニングパワーは信じがたい。
彼がチームにエネルギーをもたらすことは誰もが知っているが、あれはレベルが違った。
様々なエリアを助けるために戻ってきてくれたし、最後まで走り続けていた。
DFにパスを出す落ち着きやスペースを与えず、プレッシングをし続けた。
1試合であれほどの仕事量をこなせる選手は滅多にいない。
引用:qoly
前田大然選手の献身的な守備はより磨きがかかったように思えます。
こんな守備を前線からされたら相手は嫌です↓
引用:YouTube
この「鬼プレス」が世界を驚かせることが出来るのか?
今後、注目していきましょう。
ただ守備面が評価されるのは良いですが、攻撃面で評価されるようになってほしいところ。
前田大然選手には多くの得点を重ねてもらい、格上のクラブの目に留まるようになってほしいものですね。
クロスに対してニアサイドで相手の一つ前で触れるポジション取り
守備にばかり目が行きがちな前田大然選手ですが、クロスに対してニアサイドで相手の一つ前で触れるポジション取りも見事です。
相手ディフェンダーの死角を突いて飛び込んできます。
スピードがあるので少し目を離すとやられてしまいますね↓
引用:YouTube
上手くニアに入り、決めてくれました。
日本サッカー協会技術委員会委員長に就任した反町康治氏は、
「もちろんそれもありますが、攻撃の時にチャンスだと思った時に前に出る力、スピードをもって仕掛けるところ、クロスに対してニアサイドで相手の一つ前で触れるとか、そういう良さは、今の所属するセルティックでも出し切っていると思う」
とニアで相手の1つ前で触れられることをほめていました。
左ウイングで起用されることが多いので、最近見られなくなってしまっているのが残念。
センターフォワードで起用された時には、ニアサイドに飛び込む前田大然選手に注目してほしいです。
前田大然のプロフィールと経歴!
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愛称:ダイゼン
生年月日:1997年10月20日
出身地:大阪府南河内郡太子町
身長:173cm
体重:67kg
在籍チーム:セルティックFC
ポジション:FW
背番号:38
利き足:右足
前田大然選手は大阪出身ですが、山梨学院大学付属高校に進学。
ちょうど、2010年に高校サッカー選手権大会で優勝し、あこがれを持ったようです。
全国レベルでの活躍はなかったようですが、関東プリンスリーグで得点王に輝いた実績を持っていました。
その活躍を見た松本山雅が練習参加を要請し、前田大然選手は、そのまま松本山雅に入団。
プロ1年目はリーグ戦9試合に出場しましたが、思うような活躍ができず・・・。
2017年に水戸ホーリーホックにレンタル移籍をし、才能が開花。
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シーズン36試合に出場し、13得点を挙げる活躍をした前田大然選手は松本山雅に戻ります。
やはり、水戸ホーリーホックは若手を輝かせることができるクラブなのですね。
2018年に松本山雅に復帰した前田大然選手は大怪我を負ってしまい、長期離脱をしてしまいました。
松本山雅はJ2優勝し、J1復帰を果たしました。J2での活躍が目に留まり、J1のチームからも注目される存在に。
前田大然選手は松本山雅のエースとして活躍し、コパ・アメリカで日本代表に選出され、ポルトガルのマリティモにレンタル移籍。
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マリティモでは出番が多く、もしかしたら完全移籍もあり得るのか?と思ってしまいましたが、実現せず。
2020年8月に横浜F・マリノスにレンタル移籍し、そのシーズンに完全移籍を勝ち取りました。
2021シーズンは、23ゴールでレアンドロ・ダミアンと得点王を分け合うことに!
そして、2021年12月31日にスコットランドの強豪セルティックへの期限付き移籍(買い取りオプション付き)を勝ち取りました。
完全移籍し、UEFAチャンピオンズリーグも経験しました。
日本代表は、世代別だとU-21日本代表と東京オリンピック代表を経験し、A代表の常連まで成長。
ワールドカップカタール大会では、決勝トーナメント1回戦クロアチア戦で1ゴール決めるもPK戦で敗退・・・。
ワールドカップ以降も代表に選出され続け、2026年大会で目標のベスト8以上を達成してほしいですね。
さいごに
今回は、前田大然選手スピードは時速36.9kmで世界トップレベル!スピードを活かしたプレースタイルとポジション取りの上手さに注目!について書いてみました。
スピードは世界レベルと思っていましたが、これほどすごいことだとは思っても見なかったですね。
「鬼プレス」でチームに貢献できることは証明できています。
しかし、フォワードの選手なのでゴールで存在を示してほしいところ。
大舞台でゴールを決めて、守備だけの選手ではないことを証明してほしいものです。
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参考サイト