高校サッカー選手権歴代名勝負ランキング|1990年代~2023年現在までをプレイバック!

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数多くのドラマを生み出してきた高校サッカー選手権大会。

長い高校サッカー選手権大会の歴史の中で『名勝負』と評価される試合が多くありましたよね?

あり得ない逆転劇、手に汗握るPK戦など振り返ると名勝負がありすぎます!

そこで、今回は私見でありますが、高校サッカー選手権大会の名勝負をランキング形式で紹介したいと思います。


この記事の内容

高校サッカー選手権大会歴代名勝負ランキング|1990年代~2023年現在までをプレイバック!

毎都市、多くの名勝負が生まれる高校サッカー選手権大会。

トーナメント戦ということに加え、何とも言えない雰囲気で行われるため思わぬ逆転劇が起きたりしていますよね?

そこで今回は、1990年代~現在までの名勝負ランキング形式で紹介してみたいと思います。

2020年代

2020年代の名勝負ランキングTOP3は以下の通りです↓

1位:青森山田vs神村学園(第101回全国高校サッカー準々決勝)
2位:岡山学芸館vs神村学園(第101回全国高校サッカー準決勝)
3位:山梨学院vs帝京長岡(第99回全国高校サッカー準決勝)

では、詳細を見ていきましょう↓

1位:青森山田vs神村学園(第101回全国高校サッカー準々決勝)

引用:YouTube

1位は、前回優勝校の青森山田と福田師王選手ら多くのタレントを擁する神村学園の一戦。

両者持ち味を出し、ゴールに迫る回数も多い好試合でした。

青森山田が先制し、勢いに乗るかと思いましたが、そうでもなかったですね・・・。

後半に入り、神村学園が立て続けにゴールし、逆転に成功!

突き放しにかかるも青森山田も自慢の守備でゴールを許さず。

逆転された後も神村学園ゴールに迫る青森山田の迫力は素晴らしかったです。

2位:岡山学芸館vs神村学園(第101回全国高校サッカー準決勝)

引用:YouTube

2位は、岡山学芸館vs神村学園の打ち合いの末、PK戦までもつれ込んだ一戦。

こんな展開になるとは思っても見なかったカードでした・・・。

神村学園は持ち前の攻撃力を活かしたサッカーを見せてくれましたが、岡山学芸館も負けじと追いつく展開はしびれますよ。

いい意味で裏切ってくれた岡山学芸館が、決勝も勝ち、初優勝を飾りました。

3位:山梨学院vs帝京長岡(第99回全国高校サッカー準決勝)

引用:YouTube

連動したプレスと素早い攻守の切り替えが武器の山梨学院と正確なビルドアップからの攻撃が持ち味の帝京長岡。

試合は、まさかの山梨学院ペースで進み、2点を先行。

特に、試合開始早々の先制点は驚きましたね。

連続シュート攻撃は狙っていたのでしょう。

しかし、帝京長岡も負けじと2点を返すことに成功し、PK戦に突入しました。

PK戦は、山梨学院が2人が成功し、一方の帝京長岡は2人失敗し。

その後、山梨学院が2人外すも、帝京長岡の4人目の失敗に助けられましたね。

山梨学院5人目のキッカーがきっちり決めて、決勝にコマを勧めました。

2010年代

2010年代の名勝負ランキングTOP3は以下の通りです↓

1位:富山第一vs星稜(第92回全国高校サッカー決勝)
2位:青森山田vs静岡学園(第98回全国高校サッカー決勝)
3位:市立船橋vs四日市中央工(第90回全国高校サッカー決勝)

では、詳細を見ていきましょう↓

1位:富山第一vs星稜(第92回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

この試合を名勝負という方は多いのではないでしょうか?

旧・国立競技場で開催された最後の選手権の決勝カード富山第一vs星稜。

どちらが勝っても初優勝というフレッシュな顔合わせ!

星稜が2点先行し、このまま終わるのかな?と思ったところ、87分に富山第一が1点を返す。

勢いづいた富山第一は、一気に攻勢に出て、アディショナルタイムにPKを獲得。

これをキャプテンの大塚翔選手が決めて、同点に追いつきました。

そして迎えて、延長後半終了間際に村井和樹選手が豪快なボレーを叩き込み、勝負あり!

奇跡的な逆転劇で富山第一が初優勝を飾りました。

2位:青森山田vs静岡学園(第98回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

堅守の青森山田と技巧派集団の静岡学園の一戦。

試合は、青森山田が2点先行した時点で決まりかなと思ってしまいました。

前半終了間際、静岡学園が1点返し、試合はわからなくなりましたが、それでも青森山田だろうという方は多かったのではないでしょうか?

この1点で息を吹き返した静岡学園は、持ち前の個々の技術を活かして攻勢に出ました。

後半半ばに追いついた静岡学園は、さらに勢いづき、85分に逆転ゴールを決め、勝負あり。

静岡学園が初の単独優勝を決めました。

この試合の観客数は5万6025人も入り、大きな話題となりましたね。

3位:市立船橋vs四日市中央工(第90回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

市立船橋vs四日市中央工という名門校同士の対戦となった第90回全国高校サッカー決勝。

浅野拓磨選手の先制ゴールで幸先良いスタートを切った四日市中央工。

堅い守備から追加点を狙うしたたかなサッカーをしていましたね。

市立船橋も堅い守備で相手に追加点を許さないようにして、同点ゴールを狙っていましたが、なかなか奪えず・・・。

そして迎えた後半アディショナルタイムにキャプテンの和泉竜司選手が同点ゴールを決め、勝負は延長戦へ。

延長後半5分、パスを受けた和泉竜司選手が切り返しから、ニアに強烈なシュート!

これが決まり、市立船橋が逆転に成功し、そのまま逃げ切りました。

2000年代

2000年代の名勝負ランキングTOP3は以下の通りです↓

1位:鹿児島実vs野洲(第84回全国高校サッカー選手権決勝)
2位:筑陽学園vs鹿児島実(第82回全国高校サッカー選手権準決勝)
3位:星稜vs市立船橋(第83回全国高校サッカー選手権準決勝)

では、詳細を見ていきましょう↓

1位:鹿児島実vs野洲(第84回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

名勝負というよりかはインパクトが強すぎた試合と言った方が正しいかもしれない鹿児島実vs野洲。

セクシーフットボールを掲げ高校サッカーに新しい風を吹き込んだ野洲とフィジカル重視の鹿児島実という対極的な2校の戦い。

先制後の野洲は、自慢のパスワークを活かしたサッカーで鹿児島実を混乱させます。

前半は、野洲ペースで試合を勧めましたが、後半は一変。

鹿児島実がペースを握り、野洲ゴールに迫りますが、シュートが枠をとらえず・・・。

しかし、79分に同点に追いつくと勢いを増した鹿児島実が立て続けにチャンスを作りだします。

延長戦に入ると、より鹿児島実ペースになるも、107分に華麗なパスワークから野洲が勝ち越しゴール。

高校サッカー史上最も美しいゴールで野洲が初優勝を飾りました。

2位:筑陽学園vs鹿児島実(第82回全国高校サッカー選手権準決勝)

引用:YouTube

試合内容も素晴らしく、ハラハラ、ドキドキさせてもらいました。

その一方で、裏のドラマがあり、それも関係しての2位です。

『アンビリバボー』でも取り上げられていた筑陽学園。

兄をなくし、兄が夢中になっていたものがどんなものなのか?

それが知りたくて入部日した筑陽学園高校のサッカー部マネージャー。

入ったもののチーム状況は悪く・・・。

一触即発になりそうになった時、マネージャーがなぜ?ここへ来たのかを監督が説明し、チームは団結。

チームは勝ち進み、高校サッカー選手権大会出場権を勝ち取ると、高校サッカー選手権大会でも大躍進し、初出場で決勝まで勝ち進むという快挙を成し遂げました。

『アンビリバボー』の動画です→https://www.youtube.com/watch?v=u9BSUQETK5Y

これは泣ける動画です。

3位:星稜vs市立船橋(第83回全国高校サッカー選手権準決勝)

引用:YouTube

本田圭佑選手を中心に国立まで駆け上がってきた星稜と名門校である市立船橋の一戦。

コンパクトなゾーンで激しくぶつかり合う両チームの攻防は見ごたえがありました。

2-1と市立船橋が勝ち越した後、このままスコアが動かないだろうと予想していましたが、違いましたね。

試合終了間際のコーナーキックで同点に追いついた星稜。

勢いに乗って、市立船橋を倒すのかなと思っていましたが、甘くはなかったですね。

PK戦で負けてしまいましたが、星稜の戦いぶりは見事だったと思われます。

1990年代

1990年代の名勝負ランキングTOP3は以下の通りです↓

1位:帝京vs東福岡(第76回全国高校サッカー決勝)
2位:四日市中央工vs帝京(第70回全国高校サッカー決勝)
3位:市立船橋vs帝京(第70回全国高校サッカー準決勝)

では、詳細を見ていきましょう↓

1位:帝京vs東福岡(第76回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

雪の中での決勝戦ということで覚えている方や見たことある方は多いのではないでしょうか?

高校サッカー3冠を狙う東福岡とインターハイのリベンジをしたい帝京。

先制したのは、帝京。

中田浩二氏のロングパスを金杉伸二氏が上手く合わせました。

これで、帝京が上手く逃げ切るのかなとも思っていましたが、東福岡の地力が上回りましたね。

雪に早く慣れた東福岡は、雪の中でも自慢のパスワークを披露し、同点、逆転に成功。

逆転後は、上手く試合を終わらせて、優勝を果たしました。

この年の東福岡は3冠に加え、公式戦無敗記録(49勝2分け)の記録を達成しました。

2位:四日市中央工vs帝京(第70回全国高校サッカー決勝)

引用:YouTube

こちらの試合は動画でしか見たことがないのですが、凄さは伝わりますね。

名門の意地と意地のぶつかり合いといった感じです。

松波正信氏の2得点は見事でしたし、小倉隆史氏のダイビングヘッドは気持ちが入っていました。

延長でも決着がつかず、当時の規定で両校優勝となりました。

これだけの試合を見せてくれた両校なので、両校優勝で良かったのかなと思いますね。

3位:市立船橋vs帝京(第70回全国高校サッカー準決勝)

引用:YouTube

これも名勝負を調べていて知った試合でした。

これも名門校の意地がぶつかり合う名勝負だと言えます。

先制した市立船橋でしたが、77分に同点に追いつかれてしまいます。

その直後、帝京の松波正信氏がスルーパスを受け、ゴールするもハンドで取り消しに・・・。

それでも気落ちしない帝京は、攻撃を仕掛け、78分に沼口淳哉氏が逆転ゴール!

試合はそのまま終わり、帝京が決勝へコマを勧めました。

残り数分で逆転というドラマは何度見ても感動してしまいます。




高校サッカー選手権の名勝負ランキングベスト5!

 

1990年代から現在まで高校サッカー選手権の名勝負を紹介してきました。

その中から、高校サッカー選手権の名勝負ランキングベスト5を紹介してみたいと思います。

高校サッカー選手権名勝負ランキングベスト5は以下の通りです↓

1位:鹿児島実vs野洲(第84回全国高校サッカー決勝)
2位:筑陽学園vs鹿児島実(第82回全国高校サッカー選手権準決勝)
3位:富山第一vs星稜(第92回全国高校サッカー決勝)
4位:帝京vs東福岡(第76回全国高校サッカー決勝)
5位:青森山田vs静岡学園(第98回全国高校サッカー決勝)

選出理由について見ていきましょう。

1位:鹿児島実vs野洲(第84回全国高校サッカー決勝)

野洲高校イレブンの写真

野洲高校イレブンの写真

引用:X

高校サッカー史上最高のゴールということと対極のサッカーをしていた2校の意地がぶつかった好試合だったため1位に選出。

どうしても、野洲のゴールに目が行きがちですが、鹿児島実のスピードとパワー、激しいプレスは見事なものでした。

互いのサッカーを存分に出し合った素晴らしい試合でしたので、こんな試合を再び見てみたいものです。

2位:筑陽学園vs鹿児島実(第82回全国高校サッカー選手権準決勝)

引用:YouTube

筑陽学園がフリーキックで劇的な勝利を収めた試合ということもありますが、裏に隠されたドラマが感動的で2位に選出。

隠れたドラマに関しては、以下のUELから見られます。

『アンビリバボー』の動画です→https://www.youtube.com/watch?v=u9BSUQETK5Y

3位:富山第一vs星稜(第92回全国高校サッカー決勝)

富山第一の写真

富山第一の写真

引用:gekisaka

「国立最終章」で劇的な逆転劇を演じた富山第一。

0-2で負けていて、アディショナルタイムを含めて残り5分くらいから同点に追いついた富山第一が凄すぎますよね。

追いついた富山第一に勢いが生まれ、延長後半終了にロングスローから決勝点が生まれました。

まさかの同点からの逆転劇は見る価値がありますよ。

現地で見られた方がうらやましいです。

4位:帝京vs東福岡(第76回全国高校サッカー決勝)

帝京vs東福岡の写真

帝京vs東福岡の写真

この年度のインターハイ決勝と同じカードとなりました。

3冠を狙う東福岡とインターハイの借りを返したい帝京の一戦。

雪の中で、最初にビッグチャンスを作った帝京が先制するも、徐々に雪に慣れてきた東福岡が反撃。

雪を味方につけた?東福岡は上手くサッカーし、逆転に成功。

両校とも実力があるチームだったので、晴れた時に決勝を行ってほしかった。

そうすれば、帝京の木島氏あたりが凄く活躍していたかもしれません。

5位:青森山田vs静岡学園(第98回全国高校サッカー決勝)

静岡学園の写真

静岡学園の写真

引用:soccer-king

5万6025人もの観客を集めた青森山田vs静岡学園の一戦。

なんとなく、昔の鹿児島実と野洲の試合のようになるのかと思っていました。

試合は、青森山田が2点先行!

しかし、前半終了間際に1点返され、勢いは静岡学園に。

個々の技術を活かした連動するサッカーで青森山田を苦しめ、同点、逆転に成功!

試合後の青森山田の選手たちは、

「今までやってきた中で一番うまいチーム」

「個々の力は衝撃的だった」

引用:chunichi

と完敗を認めていました。

ここで紹介した試合以外の名勝負も多いはず。

それぐらい毎年素晴らしいサッカーを見せてくれる高校生に感謝ですね。

第102回全国高校サッカー選手権大会でも名勝負が見られるのかが楽しみです。




まとめ

今回は、高校サッカー選手権大会の名勝負をランキング形式で紹介してみました。

私見で選んだ名勝負なので、こっちの方が名勝負だ!という意見も多いはず。

今後も多くの名勝負を繰り広げてくれるであろう高校サッカー選手権大会。

名勝負も気になりますが、どんな選手がヒーロー位なるのかにも注目ですね。

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