カゼミロの歴代背番号を、クラブとブラジル代表に分けて徹底紹介します。
サンパウロの若き8番から始まり、レアル・マドリードの象徴“14番”、そして現在マンチェスター・ユナイテッドで背負う“18番”まで。
それぞれの番号に、彼の進化とチームへの貢献が刻まれています。
さらにこの記事では、各クラブ・代表でのエピソードや海外メディアの評価を交えながら、背番号の裏に隠された“カゼミロという男の哲学”を深掘りします。
彼のキャリアを数字で辿ると、そのすべてに意味があることが見えてきます。
この記事の内容
カゼミロの歴代背番号まとめ【クラブ・代表別】
クラブ別 背番号一覧
シーズン | 所属クラブ | 背番号 |
---|---|---|
2010–2013 | サンパウロFC | 8, 28 |
2012–2013 | レアル・マドリード・カスティージャ | 18 |
2012–2013 | レアル・マドリード(トップ) | 38 |
2013–2014 | レアル・マドリード | 16 |
2014–2015 | FCポルト(ローン) | 6 |
2015–2022 | レアル・マドリード | 14 |
2022–現在 | マンチェスター・ユナイテッド | 18 |
サンパウロFC時代(背番号8・28)
デビュー当時のカゼミロは、攻撃的MF寄りのボランチとしてプレー。
「カールロン(Carlão)」という愛称でキャプテンを務め、10代でチームをまとめるリーダー気質が評価されていた。
?? Globo Esporte(2010年)
「カゼミロは若いが、まるで30歳のような落ち着きを持つ。彼の存在が中盤を支配している。」
この頃から、守備とリーダーシップの原型がすでに形成されていた。
レアル・マドリード(背番号14)
最初は38番→16番を着用し、レンタルを経て定位置を確立。
ジダン政権で中盤のバランサーとして完全に覚醒。
チャンピオンズリーグ3連覇の中軸として君臨し、世界トップクラスのボランチへと進化した。
?? Marca(2017年)
「カゼミロなしでは、モドリッチもクロースも機能しない。レアルの心臓は“背番号14”だ。」
?? BBC Sport(2018年)
「ゴールを奪うことよりも、相手の攻撃を止めることを楽しむ数少ない選手。」
レアルの“14”は、マケレレ以来の守備的中盤の象徴番号として受け継がれた。
FCポルト(背番号6)
ポルトでは1年間のローンながら、攻守両面で印象的な活躍を見せた。
UEFAチャンピオンズリーグでバーゼル戦に直接FKを決めるなど、攻撃的な面も開花。
?? A Bola(2015年)
「彼は6番としてピッチを支配する。まるで長年ポルトにいたかのような落ち着き。」
この成功により、レアル・マドリードが買戻しオプションを即座に行使した。
マンチェスター・ユナイテッド(背番号18)
2022年に移籍し、“ユナイテッド再生の鍵”として期待された。
初年度にカラバオカップ優勝へ導き、エリック・テン・ハーグ監督からも絶賛された。
?? The Athletic(2023年)
「ユナイテッドが失っていた“勝者のメンタリティ”を、カゼミロは18番とともに取り戻した。」
?? AS紙(2023年)
「オールド・トラッフォードで背番号18が輝くとき、それはリーダーの証だ。」
リーダーシップと闘志でチームを統率し、クラブの精神的支柱となっている。
代表チーム 背番号一覧
シーズン | チーム | 背番号 |
---|---|---|
2008–2009 | ブラジルU17 | 16 |
2010–2011 | ブラジルU20 | 5, 8 |
2014–2015 | ブラジル代表 | 22 |
2016–現在 | ブラジル代表 | 5 |
ブラジル代表(背番号5)
セレソンでは「ボランチ=5番」という伝統を継ぐ存在。
2019年コパ・アメリカでは優勝、2022年W杯ではスイス戦で決勝弾を決めた。
?? O Globo(2022年W杯)
「ネイマールが創造の象徴なら、カゼミロは安定の象徴だ。」
「ブラジルの5番がピッチを支配している。」
また、代表ではチアゴ・シウバやネイマールらからも信頼が厚く、「試合の流れを読む“監督のような選手”」と評されている。
さいごに
カゼミロの背番号の変遷は、そのまま彼のキャリアの物語でもあります。
サンパウロでリーダーとして台頭し、レアル・マドリードでは14番として黄金期を支え、ポルトでは6番で再評価を受け、マンチェスター・ユナイテッドでは18番で再びリーダーに。
そして、ブラジル代表では伝統の“5番”としてチームの心臓を担っています。
彼にとって背番号は単なる数字ではなく、責任と信念の象徴。
どのクラブでも、どの時代でも、カゼミロの背番号は“勝利の象徴”でした。
彼の歩みは、世界のサッカー界に「守備者の誇り」を刻んでいます。
データ出典:
? Transfermarkt – Casemiro
? Wikipedia – Casemiro