毎年、多くのドラマが生まれる全国高校サッカー選手権大会。
中でも延長戦やPK戦までもつれ込む試合になると、ハラハラ、ドキドキしてしまいます!
そういえば、全国高校サッカー選手権大会の延長戦のルールってどうなのでしょうか?
1回戦から同点の場合は、延長戦が行われるのでしょうか?
そこで今回は、高校サッカー選手権大会の延長戦のルールについて書いていきたいと思います。
この記事の内容
高校サッカー選手権大会の延長戦のルールとは?
引用:nikkansports
高校サッカー選手権大会の延長戦ですが、決勝戦のみ行われます。
- まず、前後半45分ハーフの計90分で行います。
- 90分終了後、同点の場合は前後半10分ずつ計20分の延長戦を行います。
- 延長戦でも決着がつかない場合は、PK戦を行います。
※前後半90分のハーフタイムのインターバルは15分!
※延長戦に入る前のインターバルは5分で、ハーフタイムのインターバルはなし。
※PK戦開始前に1分ぐらいのインターバルがあります。
こんな感じで円陣を組む高校がほとんど↓
引用:YouTube
気合を入れて、PK戦に挑むシーンはしびれますね。
ちなみに、
- 準決勝は前後半90分を行い、同点の場合はPK戦。
- 準々決勝までは前後半80分を行い、同点の場合はPK戦。
となります。
歴代高校サッカー選手権大会で延長戦までもつれ込んだ試合は?
引用:jfa
歴代の高校サッカー選手権大会で延長戦までもつれ込んだ試合を紹介していきたいと思います。
まずは、延長戦までもつれ込んだ決勝戦から見ていきましょう↓
決勝
年度 | 優勝校 | スコア | 準優勝校 |
2020年 | 山梨学院 (山梨) |
2 – 2 (PK 4 – 2) |
青森山田 (青森) |
2014年 | 星稜 (石川) |
4 – 2 | 前橋育英 (群馬) |
2013年 | 富山第一 (富山) |
3 – 2 | 星稜 (石川) |
2012年 | 鵬翔 (宮崎) |
2 – 2 (PK 5 – 3) |
京都橘 (京都) |
2011年 | 市立船橋 (千葉) |
2 – 1 | 四日市中央工 (三重) |
2005年 | 野洲 (滋賀) |
2 – 1 | 鹿児島実 (鹿児島) |
2004年 | 鹿児島実 (鹿児島) |
0 – 0 (PK 4 – 2) |
市立船橋 (千葉) |
1995年 | 鹿児島実 (鹿児島) 静岡学園 (静岡) |
2 – 2 | ※両校優勝 |
1991年 | 帝京 (東京) 四日市中央工 (三重) |
2 – 2 | ※両校優勝 |
1990年 | 国見 (長崎) |
1 – 0 | 鹿児島実 (鹿児島) |
1984年 | 帝京 (東京) 島原商 (長崎) |
1 – 1 | ※両校優勝 |
1972年 | 浦和市立 (埼玉) |
2 – 1 | 藤枝東 (静岡) |
1967年 | 洛北 (京都) 山陽 (広島) |
0 – 0 | ※両校優勝 |
1966年 | 秋田商 (秋田) 藤枝東 (静岡) |
0 – 0 | ※両校優勝 |
1965年 | 習志野 (千葉) 明星 (大阪) |
0 – 0 | ※両校優勝 |
1963年 | 藤枝東 (静岡) |
2 – 0 | 明星 (大阪) |
1957年 | 秋田商 (秋田) |
4 – 2 | 刈谷 (愛知) |
1953年 | 岸和田 (大阪) 東千田 (広島) |
1 – 1 | ※両校優勝 |
1952年 | 修道 (広島) |
2 – 1 | 韮崎 (山梨) |
1933年 | 岐阜師範 (岐阜) |
8 – 4 | 明星商 (大阪) |
1928年 | 御影師範 (兵庫) |
6 – 5 | 平壌高普 (朝鮮) |
※1999年度(第78回大会)までは、延長戦を行わずに両校優勝としていました。
調べてみると、高校サッカー選手権大会で延長戦が行われていた試合数が多いですね。
近年、実力差が無くなってきているので、延長戦までもつれ込む化膿性が高くなりそうな気がします。
3位決定戦
年度 | 3位 | スコア | 4位 |
1974年 | 児玉 (埼玉) 相模工大付 (神奈川) |
0 – 0 | ※両校3位 |
1972年 | 帝京 (東京) 関西大倉 (大阪) |
1 – 1 | ※両校3位 |
1966年 | 浦和市立 (埼玉) |
3 – 1 | 神戸 (兵庫) |
1996年(第45回大会)~1974年(第53回大会)までは、3位決定戦が行われていたようです。
しかも、延長戦まで行っていました。
【名勝負】もう1度見たい!高校サッカー選手権大会歴代延長戦2選!
高校サッカー選手権大会の延長戦やルールを書いていたら、延長戦までもつれ込んだ名勝負はどの試合になるのか?
と思い、高校サッカー選手権大会の歴代延長戦を2つ選んでしまいました。
2013年(第92回大会)富山第一(富山)vs星稜(石川)
これぞ!高校サッカー選手権大会と言っても良いほどの試合でした。
2点ビハインドの富山第一。
後半40分過ぎに1点返すと、アディショナルタイムにPKで追いつくというドラマティックな展開。
そして、延長戦に。
延長後半8分に富山第一が逆転ゴールを決め、勝負あり!
何度見てもしびれる富山第一(富山)vs星稜(石川)の決勝戦です↓
引用:YouTube
第102回高校サッカー選手権大会でも似たような試合が見られるのか?
楽しみにしています。
2005年(第84回大会)野洲(滋賀)vs鹿児島実業(鹿児島)
セクシーフットボールで滋賀県勢初優勝を果たした野洲高校!
「高校サッカー史上最も美しい」と評価されるゴールは今でも語り継がれていますよね↓
引用:YouTube
若かりし頃の乾貴士選手が出ていますね。
当時の高校サッカーを覆す野洲高校のサッカーは見ていて、楽しかった覚えがあります。
これに迫る?
追い越す?
素晴らしいゴールが第102回高校サッカー選手権大会で見られることを期待しています。
さいごに
今回は、高校サッカー選手権大会の延長戦のルールについて書いてみました。
決勝だけ延長戦があり、そのほかの試合はすぐにPK戦でした。
昔は、3位決定戦があり、延長戦まで実施していたことには驚きました。
第102回高校サッカー選手権大会では、延長戦までもつれ込む決勝になるのでしょうか?
期待しています。
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