レロイ・サネの背番号の変遷には、彼のキャリアと成長がそのまま映し出されています。
シャルケ、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、そしてドイツ代表──それぞれで背負ってきた番号にはどんな意味があったのでしょうか?
この記事では、クラブ別・代表別に歴代背番号を一覧表にまとめ、背番号にまつわるエピソードや選手としての評価の変化まで深掘りしています。
「10番と19番に隠された真実を知りたい」そんな方に向けて、サネの背中に刻まれた数字の物語をご紹介します。
背番号からサネのサッカー人生を読み解いてみませんか?
この記事の内容
レロイ・サネのクラブ歴代背番号一覧(2025-2026シーズンまで)
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シーズン | 所属クラブ | 背番号 |
---|---|---|
25/26 | ガラタサライ | 10 |
24/25 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
23/24 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
22/23 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
21/22 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
20/21 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
19/20 | マンチェスター・シティU23 | 11 |
19/20 | マンチェスター・シティFC | 19 |
18/19 | マンチェスター・シティFC | 19 |
17/18 | マンチェスター・シティFC | 19 |
16/17 | マンチェスター・シティFC | 19 |
15/16 | FCシャルケ04 | 19 |
14/15 | FCシャルケ04 | 19 |
●「19番」時代:覚醒のシンボル
レロイ・サネが最初に「19番」を背負ったのは、プロデビュー時のシャルケ04。
10代でトップチームに抜擢された彼にとって、「19」は若手としての希望を背負う番号でした。
この番号はその後、マンチェスター・シティでも継続。
ペップ・グアルディオラのもとで戦術理解を深め、2017-18シーズンにはプレミアリーグ優勝・PFA年間最優秀若手選手賞を獲得。
まさに“覚醒の象徴”がこの19番だったのです。
背番号19は世界的なスターへとステップアップする期間と強く結びついており、サネにとっては「最も成長した時期の番号」として記憶されています。
●「10番」時代:責任と期待の象徴
2020年に加入したバイエルン・ミュンヘンでは10番を選択。
この番号はクラブにおいて特別な意味を持ち、過去にはアリエン・ロッベンなど名選手たちが背負ってきた番号です。
当初は「ロッベンの後継者」として比較され、プレッシャーの大きさから調子を崩す場面も。
しかし2022-23シーズンからは得点・アシスト・守備への貢献すべてが向上し、クラブ内でも「戦術的に欠かせない存在」と評価されるようになります。
バイエルンでの10番は、「才能だけではなく、責任を引き受ける覚悟が必要な番号」。
そしてサネはその重圧を乗り越え、10番にふさわしい“頼れる存在”へと進化しました。
さらに2025-26シーズンに加入が内定しているガラタサライでも10番を選択しており、彼のなかで「主役の番号」として定着していることがうかがえます。
レロイ・サネのドイツ代表歴代背番号一覧(2025-2026シーズンまで)
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シーズン | 所属カテゴリ | 背番号 |
---|---|---|
25/26 | ドイツ代表 | 19 |
24/25 | ドイツ代表 | 19 |
23/24 | ドイツ代表 | 19 |
22/23 | ドイツ代表 | 19 |
21/22 | ドイツ代表 | 19 |
20/21 | ドイツ代表 | 19 |
18/19 | ドイツ代表 | 19 |
16/17 | ドイツ代表 | 19 / 23 |
15/16 | ドイツ代表 | 20 |
15/16 | ドイツU21 | 19 |
14/15 | ドイツU19 | 11 |
代表では一貫して「19番」を愛用
レロイ・サネがドイツA代表で定着し始めたのは2016年以降。
以降、ほぼ一貫して「19番」を背負い続けています。
ドイツ代表において19番は、かつてマリオ・ゲッツェが着けていた番号でもあり、ドイツ国内では「セカンドエース」の象徴という位置づけがされています。
サネ自身はこの番号を特に好んでいる様子で、クラブチームとは違って「19番」をずっと守り続けている数少ない選手の一人でもあります。
●背番号にまつわる代表エピソード
2021年のEURO出場時、レロイ・サネは「なぜ常に19番なのか」とドイツメディアに問われ、
「自分にとってしっくりくる番号だし、背負っていると安心する。スタート時から着けている数字は、僕のキャリアそのものだから」と答えています。
また、2016年EUROでサネが19番を背負って途中出場した際、同じく19番を着けていたゲッツェがW杯決勝で決勝弾を決めたことから、
「新たな救世主の誕生か?」と報じられたこともありました。
さらに、ドイツ代表ではミュラーやニャブリ、ハヴァーツなどの主力と並ぶ固定番号組として知られており、
代表スタッフの間でも「19はもうサネのもの」と言われるほど。
さいごに
レロイ・サネはクラブでも代表でも「19番」を中心にキャリアを築き上げ、バイエルンでは「10番」として主力の証を背負っています。
背番号には、それぞれのチームでの役割や期待が込められており、サネの成長とともに変化してきました。
特にマンチェスター・シティ時代の19番は若きスターとしての覚醒を象徴し、バイエルンでの10番は責任あるリーダーとしての姿勢を示しています。
ドイツ代表では一貫して19番を着けており、本人にとっても深い愛着を持つ番号であることが伝わってきます。
背番号の裏側にあるストーリーを知ることで、より一層サネという選手の魅力が見えてくるはずです。
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