松木玖生のプレースタイルやポジションは、いまや日本サッカー界でも注目の的です。
中盤での激しい守備と、ゴールに直結するパスを兼ね備えたプレーは、クラブでも欠かせない存在となっています。
この記事では、松木玖生が得意とするポジションや、そのプレースタイルの5つの特徴を、データや海外の評価も交えて徹底解説。
「なぜ松木は使われ続けるのか?」「どうして海外でも注目されているのか?」——その理由が、この記事でハッキリわかります。
中盤の選手に必要な要素を知りたい人、松木のすごさを整理して理解したい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事の内容
松木玖生のポジションはどこが最適か?
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松木玖生のポジションはどこが最適か?
所属クラブや代表での起用法を元に、各ポジションでの適性と実績を見ていきましょう。
攻撃的MF(トップ下)での起用が多い
松木はFC東京でもU-23代表でも、攻撃的MF=トップ下の位置でプレーすることが多くあります。
このポジションでは、ゴールに直結するパスやセカンドボール回収の能力が活きており、背後への抜け出しにも積極的。
Jリーグでの試合を見ると、相手DFラインの隙を突くタイミングの良さや、ミドルシュートを狙う判断も高く評価されています。
実際に、Transfermarktのデータでは、彼の「攻撃的MF」としての出場試合が最多となっており、得点関与もこのポジションが最も多いです。
視野が広く、スペースを見つけるのがうまいタイプなので、トップ下での自由な動きは彼にとって非常にフィットしていますね。
ボランチとしての適性と実績
一方で、ボランチ=守備的MFとしてのプレーも多く見られます。
高校時代から「球際に強い」「運動量が豊富」「指示が出せる」といった評価があり、ボール奪取とビルドアップの両面で貢献できる点が特徴。
FC東京でもダブルボランチの一角として起用される場面が増えており、守備の強度と攻守の切り替えの速さで評価を得ています。
FootyStatsのスタッツによれば、1試合平均のタックル数とインターセプト数はチーム内でも上位。
このことからも、ボランチとしての安定感は高く、「バランス型のMF」としての価値が高まっています。
試合状況や相手チームのタイプに応じて、攻撃か守備かに振り切れるのは強みですよね。
センターフォワードでもプレー経験あり
やや意外かもしれませんが、松木は高校時代、FWとしてプレーしていた時期もあります。
特に、全国大会の一部試合ではセンターフォワードとして起用され、前線でのキープ力やフィジカルを活かしたポストプレーも披露。
この経験が、いまのプレースタイルにも影響していて、前線への飛び出しや、ゴール前での冷静さにつながっていると考えられます。
海外メディアでも「松木は中盤の選手だが、得点感覚も備えている」とされ、“得点できるMF”として高い評価を得ています。
松木玖生のプレースタイルに見える5つの特徴
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— 35 Numara (@35Numaracom) February 6, 2025
松木玖生のプレースタイルには、特に中盤の選手として高いバランス力と“闘志あるインテリジェンス”が見られます。
ここでは、彼のプレーを象徴する5つの特徴を、海外の反応やデータを交えて紹介します。
ゴールに直結するキーパスと視野の広さ(海外評価:xAがリーグ上位)
松木のプレースタイルを語るうえで欠かせないのが、「キーパス能力」と「視野の広さ」です。
FootyStatsのデータによれば、1試合平均のキーパスは1.70本。これはJ1の中盤選手としては上位に位置します。
また、Expected Assists(xA)でもリーグ内で上位20%に入っており、ゴールに直結するパスの質の高さが際立っています。
特に、ゴール前での冷静なラストパスや、縦への早い展開は、相手の守備網を一瞬で崩す武器。
引用:YouTube
海外スカウトレポートでも「視野が広く、スペースを見つける能力は欧州レベル」と評価されており、プレーメーカーとしての資質も見逃せません。
ボールを持ったときに“どこを見ているのか”を感じさせる選手ですよね。
ボール奪取力とフィジカルの強さ(海外反応:地上戦勝率90%以上)
松木は、中盤の守備においても非常に信頼のおける存在です。
Transfermarktのスタッツによると、地上戦での勝率は90.2%(一部シーズン)を記録しており、競り合いの強さはリーグ屈指。
また、タックル成功数やインターセプト数でも高水準をキープしており、守備面でも“止められる中盤”として評価されています。
このフィジカル強度は、プレミアリーグやブンデスリーガのスカウトからも注目されており、「日本人MFには珍しい力強さ」と紹介されることも。
引用:YouTube
高校時代から続けてきた体幹トレーニングや、ファイトスタイルの継続が現在にも活きています。
個人的にも、「当たり負けしない日本人MF」は本当に貴重だと思いますね。
決定力と攻撃参加の意識(評価:0.53ゴール関与/90分)
松木は、MFながらも攻撃参加を積極的に行う選手です。
FootyStatsによると、90分あたりのゴール関与数(得点+アシスト)は0.53。これは攻撃的MFとして非常に優秀な数字です。
ペナルティエリア内への侵入回数や、相手ゴール前でのプレゼンスも高く、得点シーンでは常に関与するタイプ。
ゴール前で慌てず、体の向きとタイミングでズラして打つセンスもあります。
海外記事でも「中盤から得点できるMFは欧州でも価値がある」とされ、実績がその評価を支えています。
引用:YouTube
ゴール前に現れる“嗅覚”は、まさにFW経験者の強みかもしれませんね。
ドリブル突破よりもパス重視の判断力(データ:クロス成功率51.72%)
松木のスタイルは、「個人突破」よりも「的確な判断でボールを動かす」ことにあります。
その象徴が、クロス成功率の高さ。2024シーズンでは51.72%と、非常に高精度の数値を記録。
無理に突っ込むのではなく、タイミングを計ってフリーの選手に渡す“判断力”がプレーの中心にあります。
海外スカウトも「冷静な判断と空間認識能力のバランスが良い」と述べており、攻撃における司令塔的な役割を果たしています。
実際の試合を観ていても、「焦らずに1テンポ待つ」パスの選択が非常にうまいと感じますね。
守備意識の高さとタフネス(スタッツ:1.70回/90分のファウル)
最後に特筆すべきは、守備に対する“意識の高さ”と“タフさ”です。
FootyStatsによれば、松木は1試合あたり平均1.70回のファウルを記録しており、これは「相手に対して強く行っている証拠」と言えます。
カード覚悟で止めるプレーや、危険な場面での体を張った対応など、数字以上に“プレー強度”の高さが目立ちます。
その姿勢は、「日本人MFらしからぬガッツと責任感」として海外メディアにも好印象。
単に走るだけでなく、「止める・潰す・拾う」を90分間継続できる選手は、どのクラブにも必要とされる存在です。
“熱くて冷静”——まさに松木玖生を表す言葉かもしれません。
さいごに
松木玖生のポジションは主に攻撃的MFとボランチで、試合ごとに役割を使い分けながらも常に高いパフォーマンスを発揮しています。
トップ下では視野の広さとキーパス、ボランチでは球際の強さと守備意識が光ります。
プレースタイルの特徴としては、判断力・フィジカル・ゴール前での決定力・守備のタフさなど、攻守にわたって非常にバランスが良く、多くの監督から信頼を集めている理由が明確です。
海外でもその能力は注目されており、高い評価をされる日も近いかもしれません。
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