トッテナムの最終ラインを支えるDF、ミッキー・ファン・デ・フェン。
欧州最速クラスとも評されるスピードを武器に、高ライン戦術を成立させる“保険役”として評価を急激に高めてきました。
本記事では、
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フォレンダムからヴォルフスブルク、トッテナムへと駆け上がった年俸の推移
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評価が一変した移籍金の背景と当時の海外の反応
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最新の市場価値と世界的な評価
を、具体的なエピソードと海外メディアの声を交えながら詳しく解説します。
なぜ彼は「高額でも安いCB」とまで言われる存在になったのか──その理由が見えてきます。
年俸の推移(日本円換算つき)
| シーズン | クラブ | 推定年俸(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|---|
| 2021-22 | フォレンダム | 約€20万 | 約3,200万円 |
| 2022-23 | ヴォルフスブルク | 約€120万 | 約1億9,200万円 |
| 2023-24 | トッテナム | 約£468万 | 約8億8,900万円 |
| 2024-25 | トッテナム | 約£468万 | 約8億8,900万円 |
| 2025-26 | トッテナム | 約£468万 | 約8億8,900万円 |
フォレンダム時代(〜2021)
エピソード
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下部組織時代はCBとSBを行き来しながら育成。
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当初は「サイズはあるがCBとしては線が細い」「スピードは武器だがポジショニングが荒い」と評価されていた。
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2020-21シーズン、守備ラインの裏を一人で消す役割を担うようになり評価が急上昇。
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オランダ2部ながら、対角ロングボールの精度と運び出しが目立ち始める。
海外の評価・反応
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オランダ国内スカウト
“He looks more like a modern full-back trapped in a centre-back’s body.”
(「モダンSBがCBの体に入ったような選手」) -
この時点では「ビッグクラブ候補」ではなく、“素材型” “育成前提”という扱い。
ヴォルフスブルク時代(2021-2023)
エピソード①:加入当初(2021-22)
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€350万で加入時、ブンデスではほぼ無名。
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開幕直後は控えスタートで、「ビルドアップは良いが、ブンデスの強度に慣れていない」と慎重な起用。
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しかし途中出場で見せた異常な回復スプリントが話題に。
海外の反応
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ドイツ紙 Kicker
“Once beaten, he still isn’t beaten.”
(抜かれても、まだ抜かれていない) -
ファンの声
「DFラインが高くなっても怖くなくなった」
エピソード②:評価爆発(2022-23)
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正CBに定着し、“保険役”から“基準点”へ役割が変化。
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カウンター対応時、
? 最初に戻るのが彼
? 最後に残っているのも彼
という状況が常態化。 -
スプリント速度が計測データで注目され、
「欧州最速クラスのCB」として拡散。
海外の評価・反応
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ブンデス分析系メディア
“Van de Ven allows Wolfsburg to defend with arrogance.”
(彼がいることで“大胆に守れる”) -
移籍市場での評価
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「€25m〜30mなら安い」
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「プレミア向きのCB」
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トッテナム移籍直後(2023-24)
エピソード①:懐疑論からのスタート
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€40m移籍時、英メディアでは疑問の声も。
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「CBにこの金額?」
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「ロメロと共存できるのか?」
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プレミア開幕数試合は戦術理解に集中し、派手さは控えめ。
風向きが変わった試合
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高ラインの裏を1試合で複数回スプリント回収
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明確に「彼がいるからこの戦術が成立している」と可視化された。
海外の評価・反応
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英解説者
“He is the insurance policy for Ange’s madness.”
(ポステコグルーの大胆さを成立させる保険) -
スパーズファン
「CBなのに、最後は彼が追いつく前提で見ている」
トッテナム2年目以降(2024-現在)
エピソード②:評価の質が変わる
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単なる「速いCB」から、“支配型DFラインの軸”として語られるように。
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ロメロが前に出ても、
? 後ろに彼がいる安心感
? SBが高く出られる余裕
が明確に。
海外メディアの現在地評価
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戦術分析系
“Without van de Ven, Tottenham would have to retreat 10 meters.”
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プレミアDF評価記事
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「トップ5のCBスプリンター」
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「ビルドアップ耐性も年々向上」
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移籍金の推移(日本円換算つき)
| 移籍年 | 移籍元 → 移籍先 | 移籍金(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|---|
| 2021 | フォレンダム → ヴォルフスブルク | 約€350万 | 約5億6,000万円 |
| 2023 | ヴォルフスブルク → トッテナム | 約€40m | 約64億円 |
※為替レート目安:€1=160円
移籍時の反応・評価
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2021年(WOBへ)
ブンデスでは「粗削りだが天井が高い」という評価。左利きCBで走力が突出している点が評価軸。 -
2023年(スパーズへ)
プレミアでは当初「CBに€40mは高いのでは?」との懐疑もあったが、“The fastest centre-back in Europe” と評される回復スピードで懸念を払拭。 -
ライン設定が高い戦術との相性が絶賛された。
市場価値(最新)
| 更新時期 | 市場価値 |
|---|---|
| 2025年12月 | €65m (約104億円) |
※24歳・長期契約(〜2029年)・代表定着を考慮すると、CBとして欧州最高峰クラス。
市場価値が上昇した理由
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回復スピードとカバー範囲:背後一発を消せる稀少性
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左利きCB:ビルドアップの角度が作れる
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プレミア適応の早さ:対人・空中戦・ライン統率の総合値
さいごに
ミッキー・ファン・デ・フェンは、
単なる「足の速いDF」ではありません。
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年俸はキャリアとともに着実に上昇
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移籍金は€350万 → €40mへ急騰
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市場価値は現在、€65mとCB屈指の評価
特にトッテナム加入後は、彼がいるから高ラインを敷ける、彼がいるから攻撃的に戦えるという評価が定着しました。
海外ではすでに
「戦術を成立させる基盤」
「代替不可能なCB」
という見方が主流です。
今後、タイトル争いやビッグクラブ移籍の話題が出ても不思議ではない存在──
それが現在のミッキー・ファン・デ・フェンです。


