久保建英は、Jリーグ史上最年少デビュー・最年少ゴール記録を樹立した後、10代で欧州に渡り、ラ・リーガで実績を積み重ねてきました。
現在はレアル・ソシエダで主力として活躍し、日本代表でも欠かせない存在となっています。
本記事では、クラブ通算315試合44ゴール37アシスト、代表通算45試合7ゴール7アシストという公式データをもとに、シーズン別の成績を徹底的に整理。
さらに海外メディアの評価や反応を交えながら、強みと課題、そして今後の可能性を深掘りしていきます。
数字だけでなくストーリーも含めた“完全版成績まとめ”をぜひご覧ください。
この記事の内容
久保建英 成績まとめ【Jリーグから欧州、日本代表まで】
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クラブ成績一覧(2016–2025)
期間 | 所属クラブ | 大会 | 出場 | ゴール | アシスト |
---|---|---|---|---|---|
2016–18 | FC東京U-23 | J3リーグ | 34 | 5 | – |
2017–19 | FC東京 | J1/ルヴァン杯 | 19 | 4 | 2 |
2018 | 横浜F・マリノス(レンタル) | J1リーグ | 6 | 1 | – |
2019–20 | マジョルカ(レンタル) | ラ・リーガ | 36 | 4 | 4 |
2020–21 | ビジャレアル(レンタル) | リーグ・国王杯・EL | 19 | 1 | 3 |
2020–21 | ヘタフェ(レンタル) | ラ・リーガ | 18 | 1 | 0 |
2021–22 | マジョルカ(レンタル) | リーグ・国王杯 | 31 | 2 | 2 |
2022–23 | レアル・ソシエダ | リーグ・国王杯・EL | 44 | 9 | 7 |
2023–24 | レアル・ソシエダ | リーグ・国王杯・CL | 41 | 7 | 5 |
2024–25 | レアル・ソシエダ | リーグ・国王杯・EL | 52 | 7 | 7 |
2025–26 | レアル・ソシエダ(進行中) | ラ・リーガ | 4 | 1 | 0 |
👉 クラブ通算:315試合 44ゴール 37アシスト
解説+海外の反応
引用:soccer-king
久保建英のキャリアは、15歳での最年少デビューと最年少ゴール記録から始まった。
FC東京U-23時代にその才能を示し、横浜F・マリノスではレンタル初戦でゴール。
引用:YouTube
Jリーグ時代から「特別扱いされるべき才能」と海外スカウトから注目されていた。
2019年のマジョルカ移籍では、残留争いのチームで36試合に出場。
AS紙は「若いながらもチームの攻撃を引っ張る存在」と評価。
さらにマルカは「リーガ最年少の日本人スター」と伝えた。
その後のビジャレアル、ヘタフェで試練を経験したが、アトレティコ戦での決勝弾など印象的なゴールも記録。
引用:YouTube
ESPNは「勝負強さを見せた試合」
WhoScoredは「決定力は課題だが、チャンスメイク力は高い」
と分析している。
レアル・ソシエダ移籍後はキャリアの転機となり、2022–23シーズンに9ゴール、以降も安定して7得点前後を記録。
LaLiga公式サイトは「ドリブル成功数と最終サードでのパス数はリーグ屈指」
BreakingTheLinesは「攻守における知性を備えた現代的アタッカー」
と絶賛。
日本代表成績一覧(2019–2025)
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大会 | 出場 | ゴール | アシスト |
---|---|---|---|
W杯本大会 | 2 | 0 | 0 |
W杯予選 | 17 | 4 | 1 |
アジアカップ | 5 | 1 | 1 |
コパ・アメリカ | 3 | 0 | 0 |
国際親善試合 | 18 | 2 | 5 |
👉 日本代表通算:45試合 7ゴール 7アシスト
解説+海外の反応
代表デビューは2019年コパ・アメリカ。欧州メディアも「18歳で南米の舞台に挑む日本の天才」に注目した。
2022年W杯ではドイツ・スペイン戦に先発出場。
得点はなかったものの、守備・攻撃両面での献身的なプレーはGuardian紙から「組織を機能させる重要な歯車」と評された。
アジアカップやW杯予選ではゴールを積み重ね、2025年時点で通算7得点。
引用:YouTube
AS紙は「日本代表で違いを生む存在になりつつある」と報道。
さらにESPNは「欧州クラブでの経験が代表での安定感につながっている」と分析している。
久保建英に対する海外の反応・評価
以下、最近・過去の海外メディア・分析サイトからの引用・要約を多数集めました。
データ分析・戦術的評価
- LaLiga公式 “Takefusa Kubo: one of the competition’s best midfielders”
レアル・ソシエダで「最も決定力のある選手」の一人とされ、リーグ全体でも トップ10のドリブル成功数 を誇る。Página web oficial de LALIGA | LALIGA
“ハイインパクトラン”(次のアクションでシュートにつながるような動き)でもラ・リーガ上位。Página web oficial de LALIGA | LALIGA
最終サードでのパス本数も多く、相手ペナルティエリア近くでの関与度が高いデータが示されている。Página web oficial de LALIGA | LALIGA
- Whoscored “Takefusa Kubo’s strengths and weaknesses – what does the data say?”
イマノル・アルアシル監督体制下で非常に好調で、データ上で「シュート数・決定機創出・ドリブル突破率」のいずれも改善。whoscored.com
ただし、「シュート精度」や「クロスの質・安定性」にまだ伸びしろがあるとの指摘。whoscored.com
- BreakingTheLines “Real Sociedad’s Japanese Phenom in Attack”
中盤からのゲームメイク、スルーパス・ロングスイッチによる展開力が有力。相手の守備陣を引き伸ばす動きが評価されている。breakingthelines.com
押し込まれたときの守備意識やカウンタープレス参加、パスコースを予測してインターセプトを狙う動きなど、「攻守両面でのインテリジェンス」が際立つ。breakingthelines.com
とはいえ、空中戦や身体を張る局面での競り合いには改善余地あり。breakingthelines.com
- ESPN “The secret’s out: Real Sociedad have a star in Take Kubo”
チームプレーを重んじるタイプで、「プレイメイカーとしてだけでなく、守備・プレスへの貢献も惜しまない」。ESPN.com
また、精神面や対人での強さ、メンタルタフネスの評価も高く、「試合中に手を抜かない」というコメントが含まれている。ESPN.com
最近の代表での評価
- AS(スペイン):「Kubo ya marca la diferencia con Japón」
Bahréin戦の日本代表で、ゴール+アシストを記録。ドリブルやパスでの貢献が目立ち、試合の組み立てでチームを引っ張った。Diario AS
リアル・ソシエダでのバンドされたポジション(右ウィングなど)とは異なり、代表では自由度を持たせた配置になることが多く、それが彼のポテンシャルをより引き出しているとの意見。Diario AS
- The Guardian
ワールドカップ予選などで「創造性を持つ選手としての存在感」があり、日本の攻撃を切り裂く鍵になると報じられている。特にポーンとした攻撃の局面で期待値が高い。ガーディアン
今後の可能性(Opportunities/将来像)
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代表でのポジションの確立:代表ではクラブより自由度の高い配置が与えられることがあり、そこを活かして日本戦術におけるkey playerになれると見られている。ASの記事もその方向性を指摘。Diario AS
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得点数のブースト:ゴール数を「二桁/シーズン10点以上」にすることが、国内外でのランクを上げる要因。現在、9点あたりを記録しておりその一歩上に行ける可能性あり。Coaches’ Voice+1
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戦術的な位置変更・役割の拡張:ウィングだけでなく、もっと中盤と前線の間の自由な「#10」や「セカンドストライカー」「インサイドカットする右ウィング」のような役割でもっとプレーできれば能力を最大限発揮できる。Coaches’ Voice+1
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国際試合・大舞台でのメンタルおよびパフォーマンス向上:ワールドカップ予選や大会等での規模の大きい試合での安定度をさらに高めること。海外メディアは、こういう場面での活躍で真の「スター感」が強まると言っている。ESPN.com+1
総合評価:海外から見た久保建英
海外では久保建英を、以下のように評価する傾向が強い:
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試合の輝く瞬間(ゴール・アシスト)だけでなく、試合全体を通して流れを作る能力があること。
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個人技・テクニック・1対1の突破が魅力であり、そのスタイルが観客に好まれる。
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ただし、「得点の決定力」「フィジカルの強度」「空中戦などプレッシャーのある場面でのパフォーマンス」においては改善を求められている。
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日本代表とクラブでの起用法の違いが成果に影響しており、クラブでは戦術・ポジション・相手の戦い方などが彼の強みをより発揮しやすい環境であるという指摘が多い。
さいごに
久保建英は、Jリーグで才能を示し、欧州での試練を経て、レアル・ソシエダで安定して結果を残すアタッカーへと成長しました。
クラブ・代表ともに数字で見るとまだ発展途上ですが、そのプレースタイルと戦術理解力はすでに海外から高く評価されています。
今後は「シーズン二桁得点」と「国際舞台での決定的な活躍」が次なる課題となるでしょう。
海外メディアが口を揃えて指摘するように、久保は「ラ・リーガ屈指のクリエイター」であり、アジア人選手の評価を押し上げる存在です。
これから数年、彼がどのようにキャリアを積み上げるかは、日本代表の未来、さらには欧州サッカーにおけるアジア選手の立ち位置を大きく左右するものになるはずです。