UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦を彩ってきた歴代公式試合球を一挙紹介!⚽✨
1998年から最新の2024-2025シーズンまで、決勝戦で使用されたボールの特徴やデザインの背景、技術の進化を詳しく解説します。
スター選手たちが輝いた伝説の試合とともに、サッカーボールの歴史を振り返りましょう!
あなたのお気に入りのボールはどれですか?🏆✨
この記事の内容
- 1 歴代の決勝戦ボール一覧(1998年~2024年)
- 2 注目の決勝戦ボールピックアップ
- 2.1 【1998-1999】Nike NK 800 Geo 〜伝説の「カンプ・ノウの奇跡」〜
- 2.2 【1999-2000】Nike NK 800 Geo 〜「レアル・マドリードの圧勝」〜
- 2.3 【2000-2001】Nike Geo Merlin 〜「バイエルン、PK戦で悲願の優勝」〜
- 2.4 【2001-2002】Adidas Finale 1 〜「ジダンの伝説のボレー」〜
- 2.5 【2002-2003】Adidas Finale Manchester 〜「史上最も退屈な決勝」〜
- 2.6 【2003-2004】Adidas Finale AufSchalke 〜「モウリーニョの名を世界に轟かせた試合」〜
- 2.7 【2004-2005】Adidas Finale Istanbul 〜「イスタンブールの奇跡」〜
- 2.8 【2005-2006】Adidas Finale Paris 〜「ロナウジーニョの輝き、バルセロナ14年ぶりの欧州制覇」〜
- 2.9 【2006-2007】Adidas Finale Athens 〜「ミラン、イスタンブールの雪辱を果たす!」〜
- 2.10 【2007-2008】Adidas Finale Moscow 〜「プレミア対決!C・ロナウド vs ランパード」〜
- 2.11 【2008-2009】Adidas Finale Roma 〜「グアルディオラ・バルサの完成形」〜
- 2.12 【2009-2010】Adidas Finale Madrid 〜「モウリーニョ・インテルの完璧な戦術勝利」〜
- 2.13 【2010-2011】Adidas Finale Wembley 〜「バルセロナ史上最高の試合」〜
- 2.14 【2011-2012】Adidas Finale Munich 〜「チェルシーの悲願、ブルーズが欧州を制す!」〜
- 2.15 【2012-2013】Adidas Finale Wembley 〜「バイエルンのリベンジ、ドルトムントとのドイツ対決!」〜
- 2.16 【2013-2014】Adidas Finale Lisbon 〜「セルヒオ・ラモスの奇跡、レアル・マドリード悲願の”ラ・デシマ”」〜
- 2.17 【2014-2015】Adidas Finale Berlin 〜「MSNトリオ爆発!バルセロナ、2度目の三冠達成」〜
- 2.18 【2015-2016】Adidas Finale Milano 〜「再びマドリード対決!C・ロナウドが決めた運命のPK」〜
- 2.19 【2016-2017】Adidas Finale Cardiff 〜「レアル、史上初のCL連覇!C・ロナウドが決めた決勝戦」〜
- 2.20 【2017-2018】Adidas Finale Kyiv 〜「ベイルの伝説オーバーヘッド!リヴァプールに悲劇の夜」〜
- 2.21 【2018-2019】Adidas Finale Madrid 〜「リヴァプール、クロップ体制で悲願の優勝!」〜
- 2.22 【2019-2020】Adidas Finale Istanbul(※決勝開催地変更)〜「バイエルン、圧倒的な強さで6度目の欧州制覇!」〜
- 2.23 【2020-2021】Adidas Finale Istanbul(※開催地変更)〜「チェルシー、9年ぶり2度目の栄冠!」〜
- 2.24 【2021-2022】Adidas Finale Petersburg(※開催地変更)〜「レアル・マドリード、クルトワの神セーブとヴィニシウスの決勝弾!」〜
- 2.25 【2022-2023】Adidas Finale Istanbul 〜「マンチェスター・シティ、悲願の初優勝&三冠達成!」〜
- 2.26 【2023-2024】Adidas Finale London 〜「レアル・マドリード、ヴィニシウス&ベリンガムの新時代!」〜
- 2.27 【2024-2025】「Adidas Finale Munich」
- 2.28 🎨 カラー&デザイン
- 2.29 🏙️ ミュンヘンのアイコニックなモチーフ
- 2.30 ⚽ パフォーマンス向上のテクノロジー
- 2.31 🌍 レギュラーボールとの違い
- 3 さいごに
歴代の決勝戦ボール一覧(1998年~2024年)
The history of the Champions League ball ⚽️
(via @EmilioSansolini) pic.twitter.com/VRZjJcMFNW
— 90s Football (@90sfootball) September 17, 2024
以下の表は、1998年から現在までの決勝戦で使用された公式ボールの一覧です。
各シーズンごとに、デザインや技術革新が反映されたボールが登場しており、試合のプレースタイルにも影響を与えています。
注目の決勝戦ボールピックアップ
ここからは、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の振り返りとともに、その年に使用されたボールを詳しく紹介します。
【1998-1999】Nike NK 800 Geo 〜伝説の「カンプ・ノウの奇跡」〜
ボールの特徴
ナイキが提供した「Nike NK 800 Geo」は、クラシックなホワイトベースにシンプルなデザインが特徴的なボールです。
当時のサッカーボールはまだ革製の影響を残しており、現代のような高い弾道やスピン性能を持つボールとは異なり、比較的直線的な飛び方をするのが特徴でした。
決勝戦の舞台
- 試合:マンチェスター・ユナイテッド vs バイエルン・ミュンヘン
- 開催地:カンプ・ノウ(スペイン・バルセロナ)
- 試合結果:マンチェスター・ユナイテッド 2-1 バイエルン・ミュンヘン
- 決定的瞬間:ロスタイムでの劇的2ゴール
試合の流れ
前半にマリオ・バスラーが直接フリーキックを決め、バイエルンが先制。
その後、マンチェスター・ユナイテッドは攻め続けるもゴールを奪えず、時間がどんどん過ぎていきました。
しかし、ロスタイムにドラマが待っていました!
90分+1分:テディ・シェリンガムが同点ゴール!
90分+3分:オレ・グンナー・スールシャールが決勝ゴール!
引用:YouTube
最後の最後での大逆転劇により、「カンプ・ノウの奇跡」として今も語り継がれる試合となりました。
この試合を象徴するボール「Nike NK 800 Geo」は、まさに奇跡の瞬間を演出したボールとして記憶されています。
【1999-2000】Nike NK 800 Geo 〜「レアル・マドリードの圧勝」〜
ボールの特徴
1999-2000シーズンの決勝戦で使用されたのは、前年に続きナイキ製の「Nike NK 800 Geo」。
白地にナイキのスウッシュロゴが配置されたシンプルなデザインですが、星型のマークが特徴的でした。
このボールは、空力特性の改良によってより正確なパスやシュートが可能になり、多くのクラブが愛用していました。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs バレンシア
- 開催地:スタッド・ド・フランス(フランス・サン=ドニ)
- 試合結果:レアル・マドリード 3-0 バレンシア
- 決定的瞬間:モリエンテス、マクマナマン、ラウールのゴールラッシュ!
試合の流れ
この決勝は、史上初めて同じ国内リーグ(ラ・リーガ)のクラブ同士で行われた決勝戦となりました。
バレンシアは決勝進出こそ果たしたものの、レアル・マドリードの圧倒的な攻撃力の前に屈する形となりました。
- 39分:モリエンテスがヘディングで先制ゴール!
- 67分:スティーブ・マクマナマンが美しいボレーシュートで追加点!
- 75分:ラウールがカウンターから独走し、ダメ押しの3点目!
試合終了間際には、バレンシアの攻撃陣が必死に反撃を試みましたが、レアル・マドリードの守備陣が集中を切らさず無失点で試合を終えました。
この試合で見事3-0の完勝を収めたレアル・マドリードは、8度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしました。
特にスティーブ・マクマナマンのアクロバティックなボレーシュートは、今でもファンの間で語り継がれています。
【2000-2001】Nike Geo Merlin 〜「バイエルン、PK戦で悲願の優勝」〜
ボールの特徴
2000-2001シーズンの決勝戦では、ナイキの新モデル「Nike Geo Merlin」が使用されました。
このボールは、当時「最も丸く、最も速く、最も正確なサッカーボール」と称され、プレミアリーグやUEFAの公式戦でも使用されていました。
特に、特殊な素材を使用することで、従来のボールよりも強い弾道と安定した飛行性能を実現。
このボールを使った2000-2001シーズンは、欧州の主要リーグでゴール数が増加したとも言われています。
決勝戦の舞台
- 試合:バイエルン・ミュンヘン vs バレンシア
- 開催地:サン・シーロ(イタリア・ミラノ)
- 試合結果:バイエルン・ミュンヘン 1-1(PK 5-4)バレンシア
- 決定的瞬間:オリバー・カーンの神セーブ!
試合の流れ
この決勝戦は、まさに「PKが命運を分けた試合」でした。
- 2分:バレンシアがPKを獲得し、メンディエタが冷静に決めて先制!
- 50分:今度はバイエルンがPKを獲得し、シュテファン・エッフェンベルクが決めて同点!
この後、両チームとも決定機を迎えたものの、どちらも追加点を奪えず90分が終了。
延長戦でもゴールは生まれず、そのままPK戦に突入しました。
PK戦のドラマ
この試合のハイライトは、何といってもバイエルンの守護神 オリバー・カーン の神がかったセービング。
PK戦のスコアは 5-4。
最後のキッカーが外せば試合終了という場面で、カーンがバレンシアのPKを見事にストップ!
バイエルン・ミュンヘンは、1976年以来となる欧州制覇を成し遂げました。
試合後、オリバー・カーンはマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、「バイエルンの守護神」としてその名を轟かせました。
この試合は、守備の重要性を改めて示した試合として、今でも語り継がれています。
【2001-2002】Adidas Finale 1 〜「ジダンの伝説のボレー」〜
ボールの特徴
2001-2002シーズンの決勝戦から、アディダスがUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の公式試合球を担当することになりました。
この年に登場した「Adidas Finale 1」は、現在も続く「Finale」シリーズの第一弾。
ボールのデザインは、UEFAチャンピオンズリーグのロゴである星をモチーフにした特徴的なスタイルで、多くのサッカーファンの記憶に残るボールとなりました。
このモデルから、パネル構造がよりシームレスに改良され、正確なパスやシュートの精度が向上しました。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs バイエル・レバークーゼン
- 開催地:ハムデン・パーク(スコットランド・グラスゴー)
- 試合結果:レアル・マドリード 2-1 バイエル・レバークーゼン
- 決定的瞬間:ジネディーヌ・ジダンの芸術的なボレーシュート!
試合の流れ
この試合は、レアル・マドリードの「銀河系軍団」が本領を発揮した試合として語り継がれています。
対戦相手のバイエル・レバークーゼンは、決勝進出こそ果たしたものの、当時のレアル・マドリードのスター軍団を前に苦戦を強いられました。
- 8分:ラウールがDFラインの隙を突き、先制ゴールを決める!
- 13分:レバークーゼンのルシオがCKからヘディングで同点弾!
- 45分:伝説の瞬間が訪れる。ロベルト・カルロスの左サイドからのクロスに、ジダンが左足ボレーシュートを完璧に決める!
引用:YouTube
このゴールは、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦史上でも最も美しいゴールの一つとされ、多くのサッカーファンの記憶に刻まれています。
後半はレバークーゼンが必死に攻めるも、レアルの守護神イケル・カシージャスが驚異的なセーブを連発し、2-1のまま試合終了。
レアル・マドリードは、2年ぶり9度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしました。
【2002-2003】Adidas Finale Manchester 〜「史上最も退屈な決勝」〜
ボールの特徴
この年の決勝戦で使用されたのは「Adidas Finale Manchester」。
前年の「Finale 1」をベースに改良され、より耐久性と空気抵抗のバランスが取れたモデルでした。
デザインは、イングランド・マンチェスターで開催される決勝戦にちなみ、モノクロの星形パターンを採用。
このデザインは、現在のUEFAチャンピオンズリーグ公式球の基本スタイルの原型となりました。
決勝戦の舞台
- 試合:ACミラン vs ユベントス
- 開催地:オールド・トラッフォード(イングランド・マンチェスター)
- 試合結果:ACミラン 0-0(PK 3-2)ユベントス
- 決定的瞬間:延長戦までもつれ込んだPK戦でミランが勝利!
試合の流れ
この試合は、サッカーファンの間で「史上最も退屈なUEFAチャンピオンズリーグ決勝」と言われることもあります。
なぜなら、90分間どころか120分間の試合を通じて、どちらのチームも決定的なゴールチャンスを作ることができなかったからです。
- 前半:両チームともに慎重なプレーが続き、シュート数が非常に少ない展開。
- 後半:ユベントスのデル・ピエロとACミランのシェフチェンコが何度かチャンスを作るも、ゴールには至らず。
- 延長戦:両チームともスタミナ切れし、さらに守備的になってしまう。
PK戦のドラマ
決着はPK戦にもつれ込み、ここで輝いたのがACミランのGK ジーダ でした。
PK戦のスコアは 3-2 で、最後はアンドリー・シェフチェンコが決勝のPKを沈め、ミランの勝利が決定!
試合内容こそ地味でしたが、この優勝によりACミランは6度目のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を果たしました。
また、シェフチェンコはPK戦での冷静な決定力を評価され、大会MVPにも選出されています。
【2003-2004】Adidas Finale AufSchalke 〜「モウリーニョの名を世界に轟かせた試合」〜
ボールの特徴
2003-2004シーズンの決勝戦では、「Adidas Finale AufSchalke」が使用されました。
ドイツ・ゲルゼンキルヒェンのアレナ・アウフシャルケでの決勝戦にちなんで、この名称が付けられました。
デザインは、UEFAチャンピオンズリーグの伝統的な星型パターンを基調にしながら、よりモダンで洗練されたスタイルへと進化。
この時期から、アディダスはボールのパネルのつなぎ目を少なくし、より一体感のある滑らかな表面を採用し始めました。
決勝戦の舞台
- 試合:ポルト vs ASモナコ
- 開催地:アレナ・アウフシャルケ(ドイツ・ゲルゼンキルヒェン)
- 試合結果:ポルト 3-0 ASモナコ
- 決定的瞬間:若きモウリーニョの戦術が炸裂!
試合の流れ
この決勝戦は、ポルトを率いたジョゼ・モウリーニョ監督の戦術が見事にハマった試合として知られています。
ポルトは、組織的な守備とカウンターアタックを武器に、ASモナコを圧倒しました。
- 39分:デコのスルーパスからカルロス・アウベルトが先制ゴール!
- 71分:デコが自ら追加点を決め、ポルトが2-0とリード!
- 75分:途中出場のドミトリー・アレンニチェフがダメ押しの3点目!
試合終了のホイッスルが鳴ると、若きモウリーニョは観客席に向かってガッツポーズをしながらダッシュ。
このシーンは、彼の監督キャリアを象徴する瞬間となり、翌シーズンのチェルシー監督就任へとつながりました。
ポルトは1986-87シーズン以来、17年ぶり2回目のUEFAチャンピオンズリーグ制覇。
この試合を機に、モウリーニョは世界的な名将への道を歩み始めることになります。
【2004-2005】Adidas Finale Istanbul 〜「イスタンブールの奇跡」〜
ボールの特徴
2001年以降のUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦は、アディダスの「Finale」シリーズが公式試合球として採用されました。
「Adidas Finale Istanbul」は、チャンピオンズリーグのロゴである星をモチーフにしたデザインが特徴。
ボールのパネル構造が変更され、より正確なパスやシュートが可能になった画期的なモデルでした。
決勝戦の舞台
- 試合:リバプール vs ACミラン
- 開催地:アタテュルク・オリンピヤト・スタジアム(トルコ・イスタンブール)
- 試合結果:リバプール 3-3(PK3-2)ACミラン
- 決定的瞬間:3点ビハインドからの奇跡の逆転劇!
試合の流れ
前半、ACミランはカカ、シェフチェンコ、クレスポらの活躍により、前半終了時点で3-0と圧倒的なリードを奪いました。
しかし、後半開始直後からリバプールの大反撃がスタート!
- 54分:キャプテンのスティーブン・ジェラードがヘディングシュートで1点目
- 56分:ウラジミール・スミチェルのミドルシュートで2点目
- 60分:シャビ・アロンソがPKを決めて同点
引用:YouTube
その後、延長戦を経てPK戦に突入し、リバプールのGKイェジー・デュデクが神がかったセーブを連発!
PK戦3-2でリバプールが勝利し、「イスタンブールの奇跡」として今も伝説の試合となっています。
【2005-2006】Adidas Finale Paris 〜「ロナウジーニョの輝き、バルセロナ14年ぶりの欧州制覇」〜
ボールの特徴
2005-2006シーズンの決勝戦で使用された「Adidas Finale Paris」は、フランス・パリで開催された決勝にちなんで命名されました。
このモデルは、前年のボールと比べて空気抵抗を抑えるための改良が施され、特にロングパスの精度が向上。
また、パネルの接合技術がさらに進化し、ボールの丸みがより均一になったことで、シュートの安定性も向上しました。
決勝戦の舞台
- 試合:バルセロナ vs アーセナル
- 開催地:スタッド・ド・フランス(フランス・パリ)
- 試合結果:バルセロナ 2-1 アーセナル
- 決定的瞬間:ベレッチの逆転ゴールでバルセロナが優勝!
試合の流れ
この試合は、開始早々に波乱が起こりました。
- 18分:アーセナルのGKイェンス・レーマンが退場!
しかし、アーセナルは数的不利の中、ソル・キャンベルのヘディング弾で先制。 - 76分:バルセロナはついに反撃!サミュエル・エトーが同点ゴール!
- 81分:途中出場のジュリアーノ・ベレッチが逆転ゴール!
数的不利ながら善戦したアーセナルでしたが、最後はバルセロナの攻撃力が勝りました。
この試合で輝いたのが、ロナウジーニョ。彼のドリブルとパスセンスは圧倒的で、バルセロナの攻撃を牽引しました。
この優勝により、バルセロナは 14年ぶり2回目 のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を達成。
また、この試合を機に「バルセロナ黄金時代」が始まり、数年後の「ペップ・グアルディオラ体制」へとつながることになります。
【2006-2007】Adidas Finale Athens 〜「ミラン、イスタンブールの雪辱を果たす!」〜
ボールの特徴
この年の決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Athens」。
ギリシャ・アテネで開催された決勝戦にちなんで命名されました。
ボールのデザインは、チャンピオンズリーグの象徴である星をベースに、ギリシャの文化を反映した青と銀のカラーリングを採用。
ボールの内部構造がさらに進化し、キック時のエネルギー伝達効率が向上。
これにより、より速く正確なシュートが可能になりました。
決勝戦の舞台
- 試合:ACミラン vs リバプール
- 開催地:オリンピック・スタジアム(ギリシャ・アテネ)
- 試合結果:ACミラン 2-1 リバプール
- 決定的瞬間:ピッポ・インザーギの2ゴールでミランがリベンジ!
試合の流れ
この試合は、2004-2005シーズンの「イスタンブールの奇跡」のリベンジマッチとして大きな注目を集めました。
ミランは2年前にリバプールに歴史的な大逆転負けを喫しており、選手たちの闘志は燃え上がっていました。
- 前半45分:アンドレア・ピルロのFKが壁に当たり、ピッポ・インザーギに当たってゴール!ミランが幸運な形で先制!
- 後半82分:カカのスルーパスを受けたインザーギが冷静にGKをかわして追加点!
- 後半89分:リバプールのクヤテが1点を返すも、反撃はここまで。
リバプールは終盤に猛攻を仕掛けましたが、ミランの守護神ジーダの活躍もあり、逆転はならず。
これにより、ミランは「イスタンブールの奇跡」の雪辱を果たし、7度目の欧州制覇を達成しました。
試合後、カカは大会MVPに選ばれ、この年のバロンドールも獲得。まさにミランの黄金期を象徴する試合となりました。
【2007-2008】Adidas Finale Moscow 〜「プレミア対決!C・ロナウド vs ランパード」〜
ボールの特徴
2007-2008シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Moscow」。
ロシア・モスクワで開催された決勝戦に合わせ、赤と白のカラーリングを採用。
このボールでは、表面の素材が改良され、雨天時でも滑りにくくコントロールしやすい仕様となっていました。
実際、この決勝戦は雨が降る中で行われ、ボールの性能が大きく影響しました。
決勝戦の舞台
- 試合:マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー
- 開催地:ルジニキ・スタジアム(ロシア・モスクワ)
- 試合結果:マンチェスター・ユナイテッド 1-1(PK 6-5)チェルシー
- 決定的瞬間:ジョン・テリーのPK失敗、そしてファン・デル・サールのビッグセーブ!
試合の流れ
この試合は、UEFAチャンピオンズリーグ史上初のイングランド勢同士の決勝戦として注目を集めました。
マンチェスター・ユナイテッドは、クリスティアーノ・ロナウドを中心とした攻撃陣が強力。
一方のチェルシーは、フランク・ランパード、ディディエ・ドログバらを擁し、堅実な戦いを展開しました。
- 前半26分:ウェイン・ルーニーのクロスにC・ロナウドがヘディングで合わせ、ユナイテッドが先制!
- 前半45分:ランパードがこぼれ球を押し込み、チェルシーが同点に!
後半は両チームとも決定機を迎えながらも得点を奪えず、延長戦に突入。
延長戦では、ドログバがユナイテッドの選手に平手打ちをしたことで退場するという波乱が発生。
これにより、チェルシーはPK戦に向けて大きな痛手を負いました。
PK戦のドラマ
PK戦では、C・ロナウドがまさかの失敗。
しかし、チェルシーのキャプテン ジョン・テリー が勝利を決めるはずのキックを蹴るも、足を滑らせてポストに直撃!
PK戦のスコアは 6-5。
最後にユナイテッドの守護神 エドウィン・ファン・デル・サール がアネルカのシュートをセーブし、ユナイテッドが優勝を決めました!
この勝利により、マンチェスター・ユナイテッドは1998-99シーズン以来、9年ぶり3度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成しました。
また、この大会の活躍により、C・ロナウドは自身初のバロンドールを受賞。
まさに「ロナウド時代」の幕開けを象徴する試合となりました。
【2008-2009】Adidas Finale Roma 〜「グアルディオラ・バルサの完成形」〜
ボールの特徴
この年の決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Roma」。
ローマで開催される決勝戦に合わせてデザインされ、赤と金の高級感あふれるカラーリングが特徴的でした。
ボールの構造も改良され、パス回しの正確性を高めるために、より滑らかな表面が採用されました。
これは、パスサッカーを志向するチームにとって非常に有利な進化となりました。
決勝戦の舞台
- 試合:バルセロナ vs マンチェスター・ユナイテッド
- 開催地:スタディオ・オリンピコ(イタリア・ローマ)
- 試合結果:バルセロナ 2-0 マンチェスター・ユナイテッド
- 決定的瞬間:メッシの美しいヘディングシュート!
試合の流れ
この試合は、ペップ・グアルディオラ監督率いる「ティキ・タカ」サッカーが世界に衝撃を与えた試合でした。
対するマンチェスター・ユナイテッドは、前年の王者として連覇を狙っていましたが、バルセロナの圧倒的なパスワークの前に沈みました。
- 前半10分:試合開始直後、マンチェスター・ユナイテッドが積極的に攻めるも、バルサの守備陣が踏ん張る。
- 前半27分:イニエスタの華麗なドリブル突破から、エトーがゴール!バルサが先制!
- 後半70分:シャビの正確なクロスを、メッシがまさかのヘディングで決める!
メッシのこのヘディングシュートは、当時「彼のプレースタイルから最も遠いゴール」と言われ、後に彼自身も「プロキャリアで最も印象的なゴールの一つ」と語るほどでした。
引用:YouTube
試合を通じて、バルセロナはユナイテッドの攻撃を完全に封じ、2-0で完勝。
この勝利により、バルセロナは「三冠(ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグ)」を達成し、世界最強クラブとしての地位を確立しました。
この試合は、ペップ・グアルディオラ監督の「ティキ・タカ戦術」が頂点に達した瞬間として、今でも語り継がれています。
【2009-2010】Adidas Finale Madrid 〜「モウリーニョ・インテルの完璧な戦術勝利」〜
ボールの特徴
2009-2010シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Madrid」。
スペイン・マドリードで開催される決勝戦にちなんでデザインされ、青と白の洗練されたカラーパターンが採用されました。
ボールの表面はさらに改良され、キック時のスピンを最適化するテクノロジーが導入されました。
決勝戦の舞台
- 試合:バイエルン・ミュンヘン vs インテル
- 開催地:エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ(スペイン・マドリード)
- 試合結果:インテル 2-0 バイエルン・ミュンヘン
- 決定的瞬間:ミリートの圧巻の2ゴール!
試合の流れ
この試合は、ジョゼ・モウリーニョ率いるインテルが、完璧な守備戦術でバイエルンを封じた試合でした。
インテルは、当時の「最強バルサ」を準決勝で撃破し、決勝に進出。
バイエルンもまた、ルイス・ファン・ハール監督のもとで攻撃的なスタイルを確立していましたが、モウリーニョの戦術の前に苦戦しました。
- 前半35分:フリオ・セーザルのロングキックをスナイデルが絶妙に落とし、ミリートが1点目を決める!
- 後半70分:ミリートがドリブルでDFをかわし、美しいシュートで追加点!
バイエルンはボールを支配するも、インテルの組織的な守備を崩すことができず、結局ゴールを奪えずに試合終了。
この結果、インテルは 45年ぶり3度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝 を達成し、さらにイタリア史上初の「三冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)」を達成しました!
試合後、モウリーニョはインテルを退任し、レアル・マドリードの監督に就任。
この試合は、彼が「世界最高の戦術家」として評価を高めた試合でもありました。
【2010-2011】Adidas Finale Wembley 〜「バルセロナ史上最高の試合」〜
ボールの特徴
2010-2011シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Wembley」。
この年の決勝戦はイングランド・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたため、伝統的な赤と白のデザインが採用されました。
ボールのパネル構造がさらに進化し、飛行中の安定性が向上。
この技術革新により、バルセロナの正確なパスワークがさらに活きる結果となりました。
決勝戦の舞台
- 試合:バルセロナ vs マンチェスター・ユナイテッド
- 開催地:ウェンブリー・スタジアム(イングランド・ロンドン)
- 試合結果:バルセロナ 3-1 マンチェスター・ユナイテッド
- 決定的瞬間:メッシの圧巻ミドルシュート!
試合の流れ
この試合は、「史上最も完璧なチームの一つ」と称されるペップ・グアルディオラ率いるバルセロナが、マンチェスター・ユナイテッドを圧倒した試合でした。
試合開始から、バルセロナのポゼッションサッカーが炸裂。ユナイテッドはほとんどボールを持てませんでした。
- 前半27分:シャビのスルーパスからペドロが冷静に決め、バルサが先制!
- 前半34分:ルーニーが見事なシュートを決め、ユナイテッドが同点に!
- 後半54分:メッシがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを突き刺し、バルサが再びリード!
- 後半69分:ビジャが美しいカーブシュートを決めて3-1!
試合を通じてバルセロナはボール支配率を 68% という驚異的な数字で記録し、試合終了間際までユナイテッドを翻弄。
サー・アレックス・ファーガソン監督も「私が対戦した中で、最高のチーム」と試合後にコメントしました。
この勝利により、バルセロナは3年ぶり4回目のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を達成。
また、この試合は「メッシが史上最高の選手であることを証明した試合」とも言われています。
【2011-2012】Adidas Finale Munich 〜「チェルシーの悲願、ブルーズが欧州を制す!」〜
ボールの特徴
2011-2012シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Munich」。
開催地のミュンヘンにちなんだデザインで、バイエルン・ミュンヘンのクラブカラーである赤と白が特徴的でした。
さらに、ボール表面の摩擦を抑える特殊加工が施され、パススピードが向上する設計となっていました。
決勝戦の舞台
- 試合:バイエルン・ミュンヘン vs チェルシー
- 開催地:アリアンツ・アレーナ(ドイツ・ミュンヘン)
- 試合結果:チェルシー 1-1(PK 4-3)バイエルン・ミュンヘン
- 決定的瞬間:ドログバの劇的ヘディングとPK戦での冷静なフィニッシュ!
試合の流れ
この試合は「ドログバのための決勝戦」と言われるほど、チェルシーのレジェンドディディエ・ドログバの存在が際立った試合でした。
さらに、この決勝戦はバイエルンのホームスタジアムでの開催という異例の状況であり、「ホームでの決勝戦=大きなアドバンテージ」と考えられていました。
- 前半:バイエルンが主導権を握り、チェルシーはほとんど守備に追われる展開。
- 後半83分:トニ・クロースのクロスをトーマス・ミュラーがヘディングで決め、バイエルンが先制!
- 後半88分:絶体絶命のチェルシー。しかし、マタのCKからドログバが完璧なヘディングシュートで同点に!
試合は延長戦に突入し、延長前半にはバイエルンがPKを獲得。
しかし、チェルシーのGKペトル・チェフがロッベンのシュートをセーブし、試合はPK戦へ!
PK戦のドラマ
- バイエルンの先鋒:ラーム、ゴール成功!
- チェルシーの先鋒:マタ、まさかの失敗!
- その後:両チームとも成功を重ね、3-3のまま最終キッカーへ。
- バイエルンの5人目:シュバインシュタイガーのシュートがポストに当たり失敗!
- チェルシーの5人目:ドログバが冷静に決め、チェルシーがついに欧州の頂点に!
この勝利により、チェルシーはクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
ドログバは「チェルシーの伝説」となり、試合後に「この瞬間のためにずっとプレーしてきた」と語りました。

引用:チェルシーフットボールクラブ (chelseafc.com)
一方のバイエルンは、まさに「悪夢の決勝戦」となり、翌シーズンに向けて大きなモチベーションを得ることとなります(※2012-2013シーズンでリベンジ)。
【2012-2013】Adidas Finale Wembley 〜「バイエルンのリベンジ、ドルトムントとのドイツ対決!」〜
ボールの特徴
この年の決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Wembley」。
決勝戦がイングランド・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたため、2010-2011シーズンと同じ名称のボールが採用されました。
しかし、デザインは大きく変わり、イングランドの国旗(ユニオンジャック)をモチーフにした赤・白・青のカラーリングが施されました。
また、ボールの表面素材が改良され、より滑らかでキックの精度が向上する仕様となりました。
決勝戦の舞台
- 試合:バイエルン・ミュンヘン vs ボルシア・ドルトムント
- 開催地:ウェンブリー・スタジアム(イングランド・ロンドン)
- 試合結果:バイエルン・ミュンヘン 2-1 ボルシア・ドルトムント
- 決定的瞬間:ロッベンの劇的決勝ゴール!
試合の流れ
この試合は、UEFAチャンピオンズリーグ史上初のドイツ勢同士の決勝戦となりました。
バイエルンは前年の2011-2012シーズン決勝でホームでの敗北を経験し、そのリベンジに燃えていました。
一方のドルトムントは、ユルゲン・クロップ監督のもと、攻撃的なプレースタイルで旋風を巻き起こし、決勝進出を果たしました。
- 前半:序盤からドルトムントが積極的に攻め、バイエルンのGKノイアーがビッグセーブを連発!
- 後半60分:リベリーのパスからマンジュキッチがゴールを決め、バイエルンが先制!
- 後半68分:ドルトムントがPKを獲得!ギュンドアンが決めて1-1の同点!
- 後半89分:リベリーの華麗なスルーパスから、ロッベンが冷静にゴールを決め、バイエルンが劇的勝利!
試合終了の笛が鳴ると、バイエルンの選手たちは歓喜の渦に包まれました。
この勝利により、バイエルンは12年ぶり5回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たし、さらにドイツ史上初の三冠(ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ)を達成しました。
前年の「ミュンヘンの悲劇」を乗り越えたバイエルンは、名実ともに欧州最強クラブの座を手にしました。
【2013-2014】Adidas Finale Lisbon 〜「セルヒオ・ラモスの奇跡、レアル・マドリード悲願の”ラ・デシマ”」〜
ボールの特徴
2013-2014シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Lisbon」。
開催地のポルトガル・リスボンにちなんだデザインが施され、星型の模様が洗練されたデザインとなりました。
このボールは、パネルの結合技術がさらに向上し、よりスムーズな飛行を実現。
特にミドルシュートやロングパスの精度向上に寄与したと言われています。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード
- 開催地:エスタディオ・ダ・ルス(ポルトガル・リスボン)
- 試合結果:レアル・マドリード 4-1(延長戦)アトレティコ・マドリード
- 決定的瞬間:セルヒオ・ラモスの劇的同点ヘディング!
試合の流れ
この試合は、史上初のマドリードダービー決勝として大きな注目を集めました。
レアル・マドリードは、「ラ・デシマ(10回目の欧州制覇)」を目指し、クリスティアーノ・ロナウド、ベイル、モドリッチらスター選手を擁して決勝に進出。
対するアトレティコ・マドリードは、ディエゴ・シメオネ監督のもと、堅守速攻のスタイルで強豪クラブを撃破し、ついに決勝の舞台へと上り詰めました。
- 前半36分:アトレティコのゴディンがヘディングでゴール!アトレティコが先制!
- 後半90+3分:試合終了目前、モドリッチのCKをセルヒオ・ラモスが豪快なヘディングで決め、劇的同点!
- 延長戦93分:ディ・マリアの突破からベイルが逆転ゴール!
- 延長戦118分:マルセロが追加点!
- 延長戦120分:C・ロナウドがPKを決め、ダメ押し!
試合終了とともに、レアル・マドリードの選手たちは歓喜の涙を流しました。
レアル・マドリードは12年ぶり10回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成し、ついに「ラ・デシマ」の悲願を達成。
この試合は、「サッカーは最後の最後まで何が起こるかわからない」ということを証明した試合として、今でも語り継がれています。
【2014-2015】Adidas Finale Berlin 〜「MSNトリオ爆発!バルセロナ、2度目の三冠達成」〜
ボールの特徴
2014-2015シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Berlin」。
開催地のベルリンにちなんで、ボールのデザインにはドイツの象徴であるベルリンのブランデンブルク門をモチーフにした星形パターンが施されました。
このボールでは、シュート時のボールの変化を抑えるために、より均一な表面加工が施され、パスやシュートの精度向上が期待されるモデルとなりました。
決勝戦の舞台
- 試合:バルセロナ vs ユヴェントス
- 開催地:オリンピアシュタディオン(ドイツ・ベルリン)
- 試合結果:バルセロナ 3-1 ユヴェントス
- 決定的瞬間:ネイマールのダメ押しゴール!
試合の流れ
この試合は、「MSN(メッシ、スアレス、ネイマール)」トリオが大暴れし、バルセロナが2度目の三冠(国内リーグ・国内カップ・チャンピオンズリーグ制覇)を達成した試合でした。
対するユヴェントスは、ジャンルイジ・ブッフォンを中心に堅守速攻を武器に戦いましたが、バルセロナの攻撃陣を抑えきることができませんでした。
- 前半4分:イニエスタの絶妙なラストパスからラキティッチが決め、バルサが先制!
- 後半55分:モラタがゴール前で押し込み、ユヴェントスが同点に!
- 後半68分:メッシのシュートをブッフォンが弾くも、スアレスが詰めてバルサが勝ち越し!
- 後半90+7分:ネイマールがカウンターからダメ押しゴール!
この勝利により、バルセロナは2008-09シーズン以来、史上初の2度目の三冠を達成!
ルイス・エンリケ監督は、ペップ・グアルディオラに続いてバルサを欧州の頂点へと導きました。
特に「MSNトリオ」は、このシーズンを通じて圧倒的な得点力を見せつけ、合計122ゴールという驚異的な記録を樹立しました。

引用:フットボールゾーン (football-zone.net)
【2015-2016】Adidas Finale Milano 〜「再びマドリード対決!C・ロナウドが決めた運命のPK」〜
ボールの特徴
2015-2016シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Milano」。
開催地のイタリア・ミラノにちなんで、星型のデザインにゴールドとシルバーのカラーリングが施され、華やかさを演出。
また、ボールのグリップ性能が向上し、雨天時でも滑りにくくなっているのが特徴でした。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード
- 開催地:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(イタリア・ミラノ)
- 試合結果:レアル・マドリード 1-1(PK 5-3)アトレティコ・マドリード
- 決定的瞬間:C・ロナウドがPK戦で優勝を決める!
試合の流れ
2013-2014シーズン決勝と同じカードとなったこの試合は、「マドリードダービー再び」として大きな注目を集めました。
2年前と同様に、アトレティコ・マドリードはシメオネ監督のもと、強固な守備とカウンターでレアルに挑みましたが、またしても悲劇が待っていました。
- 前半15分:トニ・クロースのFKからセルヒオ・ラモスが押し込み、レアルが先制!
- 後半47分:アトレティコがPKを獲得するも、グリーズマンがまさかの失敗!
- 後半79分:カラスコがファンフランのクロスを押し込み、アトレティコが同点に!
- 延長戦:両チームとも疲労がピークに達し、決定機を決められずPK戦へ!
PK戦のドラマ
- アトレティコの4人目:ファンフランがポストに当てて失敗!
- レアルの5人目:C・ロナウドが冷静に決め、レアルが優勝!
この勝利により、レアル・マドリードは史上最多の11回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成。
また、この大会での活躍により、クリスティアーノ・ロナウドはバロンドールを受賞し、名実ともに世界最高の選手であることを証明しました。
一方、アトレティコ・マドリードは2年前のリスボン決勝に続く敗北となり、「シメオネの悲劇」とも言われました。
【2016-2017】Adidas Finale Cardiff 〜「レアル、史上初のCL連覇!C・ロナウドが決めた決勝戦」〜
ボールの特徴
2016-2017シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Cardiff」。
開催地のウェールズ・カーディフにちなんで、ウェールズ国旗のドラゴンをイメージしたデザインが採用されました。
このボールは、空力特性がさらに向上し、シュートやパスの際のコントロール性が大きく改善されました。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs ユヴェントス
- 開催地:プリンシパリティ・スタジアム(ウェールズ・カーディフ)
- 試合結果:レアル・マドリード 4-1 ユヴェントス
- 決定的瞬間:C・ロナウドが2ゴールの大活躍!
試合の流れ
この試合は、「史上初のCL連覇」か「ユヴェントス悲願の優勝」かがテーマとなった一戦でした。
ユヴェントスは、当時世界最強の守備陣(ブッフォン、ボヌッチ、キエッリーニ、バルザーリ)を擁し、決勝までの9試合でわずか3失点しかしていませんでした。
しかし、この決勝ではレアル・マドリードの攻撃陣が完全に爆発!
- 前半20分:カウンターからC・ロナウドが冷静にゴール!レアルが先制!
- 前半27分:マンジュキッチがオーバーヘッドでスーパーゴールを決め、ユヴェントスが同点に!
- 後半61分:カゼミーロのミドルシュートがブッフォンの手をかすめ、レアルが再びリード!
- 後半64分:モドリッチのクロスをC・ロナウドが押し込み、ダメ押しゴール!
- 後半90分:途中出場のアセンシオが4点目を決め、試合を完全に決定づける!
引用:YouTube
この勝利により、レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ史上初の連覇を達成!
クリスティアーノ・ロナウドは大会通算12ゴールを記録し、5度目のバロンドールを獲得する原動力となりました。
一方のユヴェントスは、再び決勝の壁を越えられず、「CL決勝6連敗」という苦しい記録が続くことに…。
【2017-2018】Adidas Finale Kyiv 〜「ベイルの伝説オーバーヘッド!リヴァプールに悲劇の夜」〜
ボールの特徴
2017-2018シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Kyiv」。
開催地のウクライナ・キエフにちなんで、青と黄色のデザインが採用され、UEFAチャンピオンズリーグの象徴である星が際立つデザインとなりました。
ボールの素材が改良され、特に雨天時のグリップ力が向上。これにより、ボールの滑りが軽減され、より正確なコントロールが可能になりました。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs リヴァプール
- 開催地:オリンピスキ・スタジアム(ウクライナ・キエフ)
- 試合結果:レアル・マドリード 3-1 リヴァプール
- 決定的瞬間:ベイルの伝説オーバーヘッド!
試合の流れ
この試合は、「レアルの3連覇」か「クロップ・リヴァプールの悲願の優勝」かがテーマでした。
しかし、リヴァプールにとって悪夢のような展開が待っていました…。
- 前半30分:セルヒオ・ラモスがサラーと接触し、サラーが負傷退場。リヴァプールに大打撃!
- 後半51分:リヴァプールのGKカリウスがまさかのミス!ベンゼマが足を出し、レアルが先制!
- 後半55分:リヴァプールのサディオ・マネがゴールを決め、すぐに同点に!
- 後半64分:ガレス・ベイルが途中出場し、入ってわずか2分後に伝説のオーバーヘッドシュートを決める!
- 後半83分:またもカリウスが痛恨のミス!ベイルのミドルシュートを正面で受けるも、キャッチミスで失点!
試合は3-1でレアル・マドリードが勝利し、CL史上初の3連覇を達成!
ベイルは2ゴールの大活躍で、決勝戦史上最高のオーバーヘッドシュートとも言われるゴールを決め、伝説となりました。
引用:YouTube
一方のリヴァプールは、サラーの負傷、カリウスのミスという二重の悲劇により、苦い敗北を喫することに…。
【2018-2019】Adidas Finale Madrid 〜「リヴァプール、クロップ体制で悲願の優勝!」〜
ボールの特徴
2018-2019シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Madrid」。
開催地のスペイン・マドリードにちなんで、赤と白を基調にしたデザインが施されました。
このボールでは、表面のグリップ性能が向上し、特にパスやシュートの際の安定性が大幅に強化されました。
決勝戦の舞台
- 試合:リヴァプール vs トッテナム・ホットスパー
- 開催地:エスタディオ・メトロポリターノ(スペイン・マドリード)
- 試合結果:リヴァプール 2-0 トッテナム
- 決定的瞬間:開始2分のPKで試合の流れが決定!
試合の流れ
この試合は、プレミアリーグ勢同士の決勝として注目を集めました。
リヴァプールは、前年の2017-2018シーズンにレアル・マドリードに敗れたリベンジを果たすべく、ユルゲン・クロップ監督のもとで万全の態勢で決勝に挑みました。
一方のトッテナムは、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝進出となり、マウリシオ・ポチェッティーノ監督率いるチームが躍進を遂げました。
- 前半2分:リヴァプールがPKを獲得!サディオ・マネのクロスがシソコの腕に当たり、サラーがPKを決めて先制!
- 試合を通じて:トッテナムは攻撃のリズムを作れず、リヴァプールの堅守に苦しむ展開が続く。
- 後半87分:途中出場のオリギが左足で冷静にゴールを決め、リヴァプールが勝負を決める!
この勝利により、リヴァプールは14年ぶり6回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
ユルゲン・クロップ監督は、ドルトムント時代から続いた「決勝戦での敗北のジンクス」をついに打ち破り、悲願のビッグイヤーを手にしました。
また、モハメド・サラーは前年の決勝で負傷退場した悔しさを晴らし、エースとしての存在感を示しました。
【2019-2020】Adidas Finale Istanbul(※決勝開催地変更)〜「バイエルン、圧倒的な強さで6度目の欧州制覇!」〜
ボールの特徴
2019-2020シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Istanbul」。
本来はトルコ・イスタンブールで開催予定だった決勝戦ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でポルトガル・リスボンに変更されました。
ボール自体は、イスタンブールを象徴するデザインが採用され、ブルーとシルバーの高級感あふれるカラーリングが特徴的でした。
決勝戦の舞台
- 試合:バイエルン・ミュンヘン vs パリ・サンジェルマン(PSG)
- 開催地:エスタディオ・ダ・ルス(ポルトガル・リスボン)
- 試合結果:バイエルン・ミュンヘン 1-0 パリ・サンジェルマン
- 決定的瞬間:キミッヒのアシストからコマンが決勝ゴール!
試合の流れ
この試合は、新型コロナウイルスの影響で異例の無観客試合として行われました。
バイエルンは、ハンジ・フリック監督のもとで圧倒的な強さを誇り、準決勝までの全試合を無敗で勝ち上がるという圧巻のパフォーマンスを見せていました。
特に準々決勝では、バルセロナを8-2という歴史的スコアで粉砕し、その勢いのまま決勝に臨みました。
一方のパリ・サンジェルマン(PSG)は、ネイマール、エムバペ、ディ・マリアといった強力な攻撃陣を擁し、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしました。
- 前半:両チームともに慎重な立ち上がり。PSGはエムバペとネイマールが何度か決定機を迎えるも、ノイアーが神セーブ!
- 後半59分:キミッヒの美しいクロスを、元PSGのキングスレイ・コマンがヘディングで決め、バイエルンが先制!
- 後半終了間際:PSGが猛攻を仕掛けるも、バイエルンの堅守とノイアーのビッグセーブでゴールならず。
試合は1-0で終了し、バイエルンが7年ぶり6回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
さらに、この勝利により、バイエルンは2012-2013シーズン以来となる「三冠(ブンデスリーガ、DFBポカール、チャンピオンズリーグ)」を達成しました。
PSGは惜しくも初優勝を逃し、エムバペやネイマールにとっては悔しい敗戦となりました。
【2020-2021】Adidas Finale Istanbul(※開催地変更)〜「チェルシー、9年ぶり2度目の栄冠!」〜
ボールの特徴
2020-2021シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Istanbul」。
本来はトルコ・イスタンブールで開催予定だった決勝戦ですが、新型コロナウイルスの影響でポルトガル・ポルトに開催地が変更されました。
デザインはトルコの伝統的なモチーフを基にしたブルーとシルバーのカラーリングが特徴的。
また、最新の空力技術が採用され、ボールの飛行安定性が向上していました。
決勝戦の舞台
- 試合:マンチェスター・シティ vs チェルシー
- 開催地:エスタディオ・ド・ドラガン(ポルトガル・ポルト)
- 試合結果:チェルシー 1-0 マンチェスター・シティ
- 決定的瞬間:ハヴァーツの決勝ゴール!
試合の流れ
この試合は、チェルシーとマンチェスター・シティのプレミアリーグ対決となりました。
マンチェスター・シティは、ペップ・グアルディオラ監督のもと、クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を果たしました。
対するチェルシーは、シーズン途中にトーマス・トゥヘル監督が就任し、そこから劇的にチームが変貌。鉄壁の守備を武器に決勝まで勝ち進みました。
- 前半42分:メイソン・マウントの絶妙なスルーパスにカイ・ハヴァーツが抜け出し、GKエデルソンをかわしてゴール!チェルシーが先制!
- 試合を通じて:マンチェスター・シティはボールを支配するも、チェルシーの守備ブロックを崩せず。
- 後半60分:シティのデ・ブライネがルディガーとの接触で負傷交代し、大きな痛手に。
- 試合終了:チェルシーが1-0のまま守り抜き、優勝!
この勝利により、チェルシーは2011-2012シーズン以来、9年ぶり2度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
一方のマンチェスター・シティは、初優勝を目前にしながらも悔しい敗戦となりました。
試合後、カイ・ハヴァーツは「このゴールのためにサッカーを続けてきた」と感涙。
また、トゥヘル監督はシーズン途中就任からわずか4カ月でチームを欧州王者へ導き、戦術家としての評価をさらに高めました。
【2021-2022】Adidas Finale Petersburg(※開催地変更)〜「レアル・マドリード、クルトワの神セーブとヴィニシウスの決勝弾!」〜
ボールの特徴
引用:instagram
2021-2022シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Petersburg」。
本来はロシア・サンクトペテルブルクで開催予定だった決勝戦ですが、ロシアのウクライナ侵攻の影響でフランス・パリに開催地が変更されました。
デザインはロシアの建築物をモチーフにした美しいブルーとシルバーのカラーリングが特徴でした。
このボールでは、特に摩擦係数が調整され、キーパーのキャッチングやパス精度の向上が期待されるモデルとなりました。
決勝戦の舞台
- 試合:リヴァプール vs レアル・マドリード
- 開催地:スタッド・ド・フランス(フランス・パリ)
- 試合結果:レアル・マドリード 1-0 リヴァプール
- 決定的瞬間:クルトワの神セーブ連発とヴィニシウスの決勝ゴール!
試合の流れ
この試合は、2017-2018シーズン決勝の再戦となりました。
リヴァプールは、クロップ監督のもとで2度目の欧州制覇を狙い、サラー、マネ、ルイス・ディアスを擁する強力な攻撃陣で挑みました。
対するレアル・マドリードは、カルロ・アンチェロッティ監督のもと、歴史的な逆転劇を繰り返して決勝に進出。
準決勝ではマンチェスター・シティを後半アディショナルタイムからの逆転で破り、圧倒的な勝負強さを見せていました。
- 前半16分:リヴァプールのサラーが強烈なシュートを放つも、クルトワが神セーブ!
- 前半終了間際:ベンゼマがゴールネットを揺らすが、VAR判定でオフサイド!
- 後半59分:バルベルデのグラウンダークロスにヴィニシウス・ジュニオールが飛び込み、レアルが先制!
- 後半83分:サラーが決定機を迎えるも、クルトワが驚異的な反応で阻止!
試合は1-0で終了し、レアル・マドリードが5年ぶり14回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
この試合のMVPは、間違いなくレアルのGKティボ・クルトワ。
クルトワは9本のスーパーセーブを記録し、リヴァプールの攻撃をことごとく防ぎました。
引用:YouTube
試合後、サラーは「クルトワにやられた」とコメントし、悔しさを滲ませました。
【2022-2023】Adidas Finale Istanbul 〜「マンチェスター・シティ、悲願の初優勝&三冠達成!」〜
ボールの特徴
引用:instagram
2022-2023シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale Istanbul」。
このボールは、トルコ・イスタンブールでの開催に合わせ、ボスポラス海峡の波をイメージしたデザインが施されました。
また、ボール表面のグリップ性能が強化され、雨天時のコントロール性が向上しました。
決勝戦の舞台
- 試合:マンチェスター・シティ vs インテル
- 開催地:アタテュルク・オリンピヤト・スタジアム(トルコ・イスタンブール)
- 試合結果:マンチェスター・シティ 1-0 インテル
- 決定的瞬間:ロドリのミドルシュート!
試合の流れ
この試合は、「ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティがついに欧州制覇を成し遂げるのか?」という点に注目が集まりました。
一方のインテルは、シモーネ・インザーギ監督のもとで堅守速攻を武器に決勝まで勝ち進み、マンチェスター・シティにとっては決して楽な相手ではありませんでした。
- 前半:シティがボールを支配するも、インテルの守備を崩せず0-0のままハーフタイムへ。
- 後半68分:シティのロドリがペナルティエリア手前から冷静にミドルシュートを決め、ついに先制!
- 後半70分:インテルのルカクが至近距離から決定機を迎えるも、エデルソンが神セーブ!
- 試合終了:マンチェスター・シティが1-0で勝利し、悲願のUEFAチャンピオンズリーグ初優勝!
この勝利により、マンチェスター・シティはクラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
引用:YouTube
さらに、プレミアリーグ・FAカップとの三冠(トレブル)を達成し、ペップ・グアルディオラ監督は2008-09シーズンのバルセロナに続いて2度目の三冠を成し遂げました。
試合後、グアルディオラは「このチームは歴史を作った」と語り、ついに悲願を達成した喜びを爆発させました。
【2023-2024】Adidas Finale London 〜「レアル・マドリード、ヴィニシウス&ベリンガムの新時代!」〜
ボールの特徴
2023-2024シーズンの決勝戦で使用されたのは、「Adidas Finale London」。
イングランド・ロンドンのウェンブリー・スタジアムでの開催に合わせ、ロイヤルブルーとゴールドの洗練されたデザインが採用されました。
また、ボールのパネル構造がさらに改良され、シュートやパスの精度向上が期待できるモデルとなりました。
決勝戦の舞台
- 試合:レアル・マドリード vs ボルシア・ドルトムント
- 開催地:ウェンブリー・スタジアム(イングランド・ロンドン)
- 試合結果:レアル・マドリード 2-0 ボルシア・ドルトムント
- 決定的瞬間:ヴィニシウスのダメ押しゴール!
試合の流れ
この試合は、「レアル・マドリードが15回目の欧州制覇を果たすのか?」「ドルトムントが2012-13シーズンの雪辱を果たせるか?」が注目ポイントでした。
レアル・マドリードは、カルロ・アンチェロッティ監督のもとでヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガム、ロドリゴら新世代のスター選手を擁し、ここまで安定した戦いを見せてきました。
一方のドルトムントは、エムレ・ジャン、ジュリアン・ブラント、アデイェミらが躍動し、クラブ史上2度目の欧州制覇を狙いました。
- 前半:ドルトムントが積極的に攻めるも、クルトワのビッグセーブでゴールを許さず。
- 後半65分:クロースのCKからカルバハルがヘディングで決め、レアルが先制!
- 後半83分:ベリンガムのパスを受けたヴィニシウスが冷静に決め、2-0!
- 試合終了:レアル・マドリードが勝利し、通算15回目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を達成!
この勝利により、レアル・マドリードは史上最多の15回目の欧州制覇を果たしました。
また、この試合を通じて、ヴィニシウス&ベリンガムという「新時代のスター」がレアルの未来を担うことを世界に証明しました。
試合後、ベリンガムは「レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを制覇するのが夢だった」と語り、感動の涙を流しました。
【2024-2025】「Adidas Finale Munich」
2024-2025シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の公式試合球は、「Adidas Finale Munich」と命名されました。
このボールは、ミュンヘンの象徴的な建築と風景からインスピレーションを得てデザインされています。
ボールの特徴
🎨 カラー&デザイン
- エメラルドグリーンを基調とした美しいカラーリング。
- ホワイトの星型パネルと、メタリックゴールドのアディダスロゴが高級感を演出。
- ミュンヘンの象徴的な風景をデザインに採用。
🏙️ ミュンヘンのアイコニックなモチーフ
ボールの表面には、ミュンヘンの歴史と文化を反映したデザインが施されています。
特に、以下のシンボルがデザインに組み込まれています。
- パティナ加工された銅製のドーム
- ミュンヘンの歴史的建築物に見られる、緑青(ろくしょう)を帯びた銅の屋根をイメージ。
- 地下鉄ネットワーク
- スタジアムへのアクセスを象徴する地下鉄(Uバーン)の路線をデザイン。
- イーザル川(Isar River)
- ミュンヘンを流れる美しい川をモチーフに採用。
- ホップ(Humulus)
- バイエルン州の伝統的なビール文化に欠かせないホップのイラストが刻まれている。
⚽ パフォーマンス向上のテクノロジー
- 最新の空力技術を採用し、ボールの飛行安定性が向上。
- 特殊加工により、シュートやパスの際のコントロール性が向上。
- 表面のグリップ性能を強化し、悪天候時でもキーパーやフィールドプレイヤーが最適なパフォーマンスを発揮できる設計。
🌍 レギュラーボールとの違い
- 通常の2024-2025シーズンのチャンピオンズリーグボールは、シンプルな白と黒のミニマルデザイン。
- 決勝戦用ボール「Adidas Finale Munich」は、ミュンヘンの文化を反映した鮮やかなデザインと象徴的なモチーフを採用。
さいごに
UEFAチャンピオンズリーグ決勝の公式試合球は、毎年開催地や時代背景を反映したデザインが採用されており、技術的にも進化を続けています。
・1998-1999シーズンからは、ナイキのボールが使用され、シンプルながら耐久性のあるデザインが特徴的でした。
・2000-2001シーズン以降はアディダス製に変更され、「Finale」シリーズが誕生。以降、チャンピオンズリーグの象徴的な星型デザインが定番となりました。
・近年では、飛行安定性やグリップ性能が向上し、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す仕様になっています。
2024-2025シーズンの「Adidas Finale Munich」は、ミュンヘンの文化や象徴をデザインに取り入れた美しいボールとなっています。
サッカーボールは単なる道具ではなく、チャンピオンズリーグの歴史や名勝負を刻んできた重要な存在。
これからも、新たなデザインとともに、歴史に残る名試合が生まれることを楽しみにしましょう!⚽🔥
映画・スポーツ・海外ドラマみるならWOWOW
こちらの記事も読まれています↓