UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、世界最高峰のクラブ大会であり、多くのスター選手が活躍する舞台です。
近年、日本人選手の出場機会も増え、歴史に名を刻む選手たちが誕生しています。
かつては、日本人選手のCL出場は限られていましたが、内田篤人(シャルケ)の準決勝進出(2010-11) や南野拓実(リヴァプール)の決勝進出(2021-22)など、着実に実績を積み重ねてきました。
さらに、近年では 古橋亨梧、前田大然、鎌田大地など、新たな世代の選手たちも活躍を見せています。
本記事では、UEFAチャンピオンズリーグにおける日本人選手の歴代記録をランキング形式で紹介!
✅ 歴代最多出場・最多ゴール・最多アシストランキング
✅ 日本人選手が所属していた時の最高成績ランキング
✅ CLにおける日本人選手の歴史的快挙と今後の期待
「日本人選手はチャンピオンズリーグでどのくらい活躍してきたの?」
そんな疑問に答えるべく、最新データを基に徹底解説していきます!
この記事の内容
UEFAチャンピオンズリーグでの日本人選手の歴代試合数ランキング
引用:goal
UEFAチャンピオンズリーグでの試合出場数は、日本人選手にとって特別な意味を持ちます。
これは、長年にわたって欧州のトップクラブで安定した活躍を続けた証 でもあります。
かつては日本人選手がチャンピオンズリーグに出場すること自体が珍しかったですが、近年では多くの選手がこの舞台で経験を積んでいます。
以下は、UEFAチャンピオンズリーグにおける日本人選手の通算試合数ランキング です。
ランク | 選手名 | 試合数 | 所属クラブ(CL出場時) | 主な成績 |
---|---|---|---|---|
1位 | 香川真司 | 33試合 | ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド | ベスト8(2014-15) |
2位 | 内田篤人 | 31試合 | シャルケ | 準決勝進出(2010-11) |
3位 | 南野拓実 | 24試合 | ザルツブルク、リヴァプール、モナコ | 決勝進出(2021-22) |
4位 | 長友佑都 | 23試合 | インテル、ガラタサライ、マルセイユ | ベスト8(2010-11) |
5位 | 古橋亨梧 | 19試合 | セルティック | グループステージ突破なし |
5位 | 前田大然 | 19試合 | セルティック | グループステージ突破なし |
5位 | 旗手怜央 | 19試合 | セルティック | グループステージ突破なし |
試合数ランキング解説
香川真司(33試合|1位)
香川真司は、歴代日本人選手の中で最も多くのUEFAチャンピオンズリーグに出場した選手 です。
ドルトムント時代にはチームの攻撃の中心として活躍し、2014-15シーズンにはベスト8進出を果たしました。
※2013-2014シーズン、マンチェスター・ユナイテッドでもベスト8に進出しています。
彼のテクニックとゲームメイク能力は、欧州のトップクラブ相手にも十分通用しました。
また、2012-13シーズンにドルトムントが決勝に進出した年は、マンチェスター・ユナイテッドに移籍していたため、決勝の舞台には立てませんでしたが、当時のドルトムントの成功に大きく貢献していた選手の一人 です。
内田篤人(31試合|2位)
内田篤人は、シャルケ時代にチャンピオンズリーグで活躍し、2010-11シーズンには日本人初の準決勝進出を達成しました。
右サイドバックとして攻守にわたって貢献し、当時のシャルケの快進撃を支えました。
特に、インテル(長友佑都所属)を破った準々決勝の試合は、日本人対決としても注目を集めました。
南野拓実(24試合|3位)
南野拓実は、ザルツブルク、リヴァプール、モナコでCLに出場し、2021-22シーズンにはリヴァプールの一員として決勝の舞台に立ちました。
特にザルツブルク時代には、リヴァプール相手にゴールを決め、その活躍が評価されてリヴァプール移籍へとつながりました。
ただ、リヴァプールではCLでの出場機会が限られ、モナコ移籍後も主にベンチからの出場が続いています。
長友佑都(23試合|4位)
長友佑都は、インテル時代を中心に23試合出場 し、2010-11シーズンにはベスト8まで進出しました。
インテルは2009-10シーズンに優勝を果たしましたが、長友選手が加入した翌シーズンは、準々決勝で内田篤人のシャルケに敗れました。
それでも、ヨーロッパのトップレベルで長期間プレーした数少ない日本人DFの一人 です。
古橋亨梧(19試合|5位)
引用:kyodonews
古橋亨梧と前田大然は、セルティックの主力として近年のCLに継続的に出場 しています。
しかし、セルティックはグループステージ突破の壁を超えられておらず、決勝トーナメント進出の実績はありません。
今後、彼がセルティックでどこまで記録を伸ばせるかが注目です。
※2025年冬に、フランスのレンヌに移籍しました。
前田大然(19試合|5位)
引用:X
前田大然は、セルティックの前線を支える重要なアタッカーとして、近年のチャンピオンズリーグに継続的に出場しています。
彼の最大の武器は、爆発的なスプリント力と前線からのハイプレス。
相手DFの背後を狙う鋭い飛び出しと、守備時の献身的なプレスで、セルティックの攻守に大きく貢献しています。
しかし、セルティックはこれまでグループステージ突破の壁を越えられておらず、決勝トーナメント進出の実績はありません。
今後、前田大然がセルティックのCLでの記録をどこまで伸ばせるかが注目されます。
旗手怜央(19試合|5位)
引用:X
旗手怜央は、セルティックの中盤でゲームメイクの中心的な役割を担い、近年のチャンピオンズリーグにも継続的に出場しています。
彼の強みは、卓越したボールコントロールと視野の広さ。
攻守のバランスを保ちながら、効果的なパスで攻撃の起点となり、試合のテンポをコントロールしています。
ただし、セルティックは依然としてグループステージ突破には至っておらず、決勝トーナメント進出は果たせていません。
旗手怜央が今後、セルティックのCL躍進を牽引できるかに期待が集まります。
UEFAチャンピオンズリーグでの日本人選手のゴール数ランキング
引用:goal
UEFAチャンピオンズリーグでのゴールは、日本人選手にとって特別な瞬間です。
大会レベルの高さを考えると、日本人選手がCLの舞台で得点を挙げることは決して簡単ではありません。
それでも、歴代の日本人選手たちは重要なゴールを決め、チームの勝利に貢献してきました。
以下は、UEFAチャンピオンズリーグにおける日本人選手の通算ゴールランキングです。
ランク | 選手名 | ゴール数 | 所属クラブ(CL出場時) |
---|---|---|---|
1位 | 南野拓実 | 5ゴール | ザルツブルク、リヴァプール、モナコ |
2位 | 香川真司 | 4ゴール | ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド |
2位 | 前田大然 | 4ゴール | セルティック |
4位 | 本田圭佑 | 3ゴール | CSKAモスクワ |
4位 | 鎌田大地 | 3ゴール | フランクフルト、ラツィオ |
ゴールランキング解説
南野拓実(5ゴール)
南野拓実が単独1位になりました!
南野拓実がUCLベンフィカ戦で貴重な同点ゴール🇯🇵🔥🔥
これでUCLの日本人得点数歴代1位となる通算5ゴール目👑✨
pic.twitter.com/zYmm283ucY— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) February 18, 2025
チームは、プレーオフで敗れてしまいました・・・。
しかし、来シーズンもチャンスがあると思われるので、さらにゴールを積み重ねてほしいですね。
南野拓実と言えば、ザルツブルク時代にはグループステージでリヴァプール相手に決めたゴール。
このゴールで、世界中のサッカーファンにその名を知らしめました。
香川真司(4ゴール)
香川真司は UEFAチャンピオンズリーグにおいて、日本人選手として最も得点を記録した選手の一人 です。
特に、ドルトムント時代の2012-13シーズンには、CLのグループステージで印象的なゴールを決めました。
また、彼のゴールは単なる得点ではなく、試合の流れを変える重要なゴールであることが多かったです。
前田大然(4ゴール)
前田大然は、セルティックでの活躍によりUEFAチャンピオンズリーグで4ゴールを記録。
特に、セルティックの攻撃陣の中心として機動力を活かし、CLの舞台でも得点を重ねています。
チームは敗退しましたが、年齢的にもチャンスは多くあります!
きっと、日本人最高ゴール数を記録する可能性が高そうです。
本田圭佑(3ゴール)
本田圭佑はCSKAモスクワ時代に3ゴールをマーク。
特に、2011-12シーズンでのゴールは印象的でした。
引用:YouTube
彼の特徴である強烈なミドルシュートやセットプレーから生まれたゴールも多く、CSKAモスクワ時代はヨーロッパの舞台で評価を高めました。
鎌田大地(3ゴール)
鎌田大地は、フランクフルト、ラツィオでのプレーを通じて3ゴールを記録。
彼のプレースタイルはCLの舞台にも適しており、冷静なフィニッシュと巧みなポジショニング でゴールを決めてきました。
UEFAチャンピオンズリーグでの日本人選手のアシスト数ランキング
引用:eurosport
UEFAチャンピオンズリーグでは、ゴールと同じくらいアシストも重要です。
日本人選手は、華麗なパスやクロスで得点を演出し、チームの勝利に貢献 してきました。
特に、香川真司や南野拓実、鎌田大地などは攻撃の組み立てにも関与しながらアシスト数を伸ばしてきた選手たち です。
ランク | 選手名 | アシスト数 | 所属クラブ(CL出場時) |
---|---|---|---|
1位 | 香川真司 | 8アシスト | ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド |
2位 | 南野拓実 | 3アシスト | ザルツブルク、リヴァプール、モナコ |
2位 | 鎌田大地 | 3アシスト | フランクフルト、ラツィオ |
2位 | 中村俊輔 | 3アシスト | セルティック |
5位 | 内田篤人 | 2アシスト | シャルケ |
アシストランキング解説
香川真司(8アシスト)
香川真司は 歴代日本人選手の中で最も多くのアシストを記録 しています。
ドルトムント時代は、攻撃の起点としてラストパスの精度が高く、多くのゴールを演出 しました。
引用:YouTube
彼の技術と視野の広さが、CLの舞台でも大いに発揮された結果といえます。
南野拓実(3アシスト)
南野拓実は、ゴールだけでなくアシストでも貢献。
ザルツブルク時代には、エルリング・ハーランドらとのコンビで攻撃の核として活躍しました。
特に、リヴァプール相手の試合では得点だけでなく、アシストも記録し、世界的な評価を受けました。
引用:YouTube
鎌田大地(3アシスト)
鎌田大地は、攻撃的MFとしてアシストを多く記録。
フランクフルトではチームの攻撃の中心となり、パスセンスと冷静なプレー でCLの舞台でもアシストを記録しました。
中村俊輔(3アシスト)
中村俊輔は、セルティック時代に 精度の高いフリーキックやクロス でアシストを重ねました。
彼のセットプレーの精度はCLでも武器となり、多くのゴールを演出しました。
日本人選手所属時のUEFAチャンピオンズリーグ最高成績ランキング
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、世界最高峰のクラブ大会であり、欧州の名門クラブがしのぎを削る舞台です。
その中で、日本人選手が所属していたクラブがどれだけの成績を残したのかを振り返ります。
本ランキングでは、日本人選手が所属していたシーズンのクラブの最高成績をもとに順位付け しています。
個人の活躍だけでなく、チームの成果も合わせてチェックしていきましょう!
ランク | 選手名 | 所属クラブ | 最高成績(所属時) | シーズン |
---|---|---|---|---|
1位 | 南野拓実 | リヴァプール | 準優勝(決勝進出) | 2021-22 |
1位 | 宇佐美貴史 | バイエルン | 準優勝(決勝進出) | 2011-12 |
3位 | 内田篤人 | シャルケ | 準決勝進出 | 2010-11 |
3位 | 奥寺康彦 | 1.FCケルン | 準決勝進出 | 1978-79 |
5位 | 香川真司 | ドルトムント | ベスト8 | 2014-15 |
5位 | 長友佑都 | インテル | ベスト8 | 2010-11 |
5位 | 本田圭佑 | CSKAモスクワ | ベスト8 | 2009-10 |
ランキング解説
1位:南野拓実(リヴァプール|2021-22 準優勝)
南野拓実は、2021-22シーズンにリヴァプールの一員として決勝進出を果たし、日本人選手として初めてCL決勝の舞台を経験しました。
リヴァプールは、このシーズンにグループステージ全勝という快挙を達成し、決勝トーナメントでも順調に勝ち上がりました。
決勝ではレアル・マドリードと対戦しましたが、惜しくも 0-1で敗れ準優勝となりました。
南野選手自身の出場機会は限られていましたが、シーズンを通じてローテーションの一員として貢献。
日本サッカー界にとっても歴史的なシーズンとなりました。
1位:宇佐美貴史(バイエルン|2011-12 準優勝)
宇佐美貴史も、2011-12シーズンにバイエルン・ミュンヘンの一員として決勝進出を経験しました。
当時のバイエルンは圧倒的な戦力を誇り、決勝トーナメントではレアル・マドリードを破って決勝へ進出。
しかし、チェルシーとの決勝戦でPK戦の末に敗れ、準優勝となりました。
宇佐美選手は、このシーズンのCLでの出場機会はほとんどありませんでしたが、日本人としてビッグクラブの一員として決勝の舞台に関わった貴重な経験を持っています。
3位:内田篤人(シャルケ|2010-11 準決勝)
内田篤人は、2010-11シーズンにシャルケの一員として日本人初のCL準決勝進出を達成しました。
この年のシャルケはグループステージを突破し、決勝トーナメントでは 長友佑都が所属するインテルを破る快進撃を見せました。
準決勝ではマンチェスター・ユナイテッドに敗れたものの、CL準決勝進出は日本人DFとしては前例のない偉業でした。
3位:奥寺康彦(1.FCケルン|1978-79 準決勝)
引用:Twitter
奥寺康彦は、1978-79シーズンに1.FCケルンの一員として準決勝に進出し、アジア人として初のCL準決勝進出を果たしました。
当時はまだ「チャンピオンズリーグ」ではなく、「ヨーロピアンカップ」と呼ばれていた時代ですが、現在のCLに相当する大会でした。
彼の活躍は、日本人選手が欧州で成功できる可能性を示した歴史的なものです。
5位:香川真司(マンチェスター・U、ドルトムント|2013-14、2014-15 ベスト8)
香川真司は、2013-2014シーズンに、マンチェスター・ユナイテッド、2014-15シーズンにドルトムントでベスト8進出を果たしました。
当時のドルトムントは、ユルゲン・クロップ監督のもとで攻撃的なサッカーを展開し、CLでも躍進。
香川選手も攻撃の中心選手としてプレーし、ドルトムントの快進撃を支えました。
5位:長友佑都(インテル|2010-11 ベスト8)
長友佑都は、2010-11シーズンにインテルの一員としてベスト8に進出しました。
インテルは前年にCL優勝を果たした強豪でしたが、このシーズンは準々決勝でシャルケに敗れました。
それでも、長友選手は世界最高峰のクラブでプレーし、ベスト8進出を果たした貴重な日本人選手の一人です。
5位:岡崎慎司(レスター・シティ|2016-17 ベスト8)
ミラクル優勝を果たした翌シーズンに初出場した岡崎慎司。
主力を大量に引き抜かれた後で苦しい状況でしたが、何とかベスト8進出。
今後、岡崎慎司ようなルート(常連クラブでないところで)で、UEFAチャンピオンズリーグ出場を果たす選手が増えてくるかもしれません。
期待しましょう。
5位:本田圭佑(CSKAモスクワ|2009-10 ベスト8)
センセーショナルな活躍で、2009-2010シーズンにベスト8進出した本田圭佑。
この頃は、キレキレだったので見ていて安心できた覚えがあります。
正直、この時期に別のクラブでUEFAチャンピオンズリーグを戦っている姿が見たかったです。
さいごに
- 最多出場は香川真司(33試合)、最多ゴールは香川真司&南野拓実(4ゴール)、最多アシストは香川真司(8アシスト)。
- 日本人選手が所属していた時の最高成績は、南野拓実&宇佐美貴史の準優勝。
- 内田篤人(シャルケ)、奥寺康彦(1.FCケルン)が準決勝進出。
- 前田大然が3ゴールを決め、日本人選手の新たな得点源として台頭。
- 近年では鎌田大地、古橋亨梧、前田大然が活躍し、記録を更新中。
今後の展望
近年のチャンピオンズリーグでは、日本人選手の活躍がより目立つようになってきています。
✅ 前田大然(セルティック)がさらなるゴール量産を狙う!
✅ 遠藤航(リヴァプール)や三笘薫(ブライトン)など、新たな選手の参戦も期待!
日本人選手がいつかUEFAチャンピオンズリーグ優勝のタイトルを手にする日も近いかもしれません。
今後の活躍に期待しましょう!⚽✨
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