2020年1月に行われた、スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝で事件が起きましたね。
対戦カードは、レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード。
結果は、0-0(PK 4-1)でレアル・マドリードが勝利!
0-0出迎えた延長後半10分に、DFラインの裏へ抜け出したアルバロ・モラタを背後から危険なタックルで防ぎました。
当然、フェデリコ・バルベルデは退場処分。その後、スコアは動かず、PK戦で決着。
不思議なことに、この試合のMVPは、フェデリコ・バルベルデ・・・。
退場のシーンには、賛否両論ありましたが、どうなのでしょうか?
今回は、フェデリコ・バルベルデの退場について書いてみたいと思います。
この記事の内容
問題のフェデリコ・バルベルデの退場シーン!
まずは、フェデリコ・バルベルデの退場のシーンを振り返ってみましょう。
スーペルコパ決勝 RMvsAM
延長後半にモラタの決定機をレッド覚悟で阻止し、一発退場になったレアルMFバルベルデ
ジダン「バルベルデは素晴らしい仕事をした。MVPに相応しい」
シメオネ「あの状況にあれば誰でも同じことをする」
勝敗を分けた大きすぎるワンプレーpic.twitter.com/I2N2lmzCG2
— FootballioN (@football_lion_) January 13, 2020
完全に、アルバロ・モラタは抜け出していましたので決定機阻止という判定で退場になりました。
足首を救い上げるような危険なタックルであったので、悪質なタックルだったと思われます。
アルバロ・モラタが倒れた後に、フェデリコ・バルベルデは逆足で蹴っていますし・・・。
あそこで、ファールをしてでも止めなければ、アルバロ・モラタが決めている可能性が高かったので仕方がないのかなと思います。
※正直に言うと、アルバロ・モラタなので外してくれる可能性も高かったかもしれません。
シメオネ監督もフェデリコ・バルベルデのプレーに関して理解はしてくれていたようです。
試合後の会見では、このようにコメントを残していました。
バルベルデ🇺🇾🗣
「アルバロには謝った。僕が行った事は明らかに良くない。でもチームのためにはあれしかなかった。他の事をしようと思ったけど,追いつけなかった。モラタはとても速いからね」
「タイトルを喜んでいる。でも僕が行った事に対して嫌悪感は残っている」pic.twitter.com/456kEA0yzs— ⚽️🇪🇸決めろジャパン🇯🇵⚽️ (@kimeroJPN) January 12, 2020
フェデリコ・バルベルデの退場に対する周囲の反応は?
フェデリコ・バルベルデの退場に関しては、賛否両論がありました。
そこで、フェデリコ・バルベルデの退場に対しての周囲の反応を見てみたいと思います。
メディアの反応は?
・「魅力に欠ける試合の行方を左右したのは、バルベルデによる醜いタックルだった」
・「近年で最も皮肉なタックルの一つ」
厳しい反応でしたね。当然といえば、当然。
欧州のメディアの反応なので、こんな感じかなと思ってしまいます。
南米であれば、高評価であったと思われます。W杯時のスアレスのハンドの時を見ると高評価でした。
ネットの反応!
・「日本では評価されないけど、海外では評価されるプレー」と言ってたのが印象深かった。ファウル自体はクリーンではなく悪質。
しかしそれが決勝で勝つか負けるかの大1番で延長でみんな疲れてる時だったからこそ、効いたのかな。
・クリーンではないね。でもマドリーには必要なタックルだったってだけじゃないか
・このファールをしたのは勇敢。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/a166798c768a930ee4a42789f923c6caf0cedbd4/comments
日本の方ですが、理解をしてくれているようです。
リーグ戦ではなく、1発勝負ですからね。仕方がないという声が多かったような気がします。
勝てたので良かったですが、負けていたら叩かれていたことでしょう。
フェデリコ・バルベルデが、MVPになった理由は?
退場しながらも、この試合のMVPとなったフェデリコ・バルベルデ。
いったい、何が理由であったのでしょうか?
退場までのプレーが良かったことに加え、退場につながったプレーが評価をされたのではないでしょうか?
ある意味、勝利につながるプレーをしたということで評価をされたような気がします。
あそこで決められていたら、レアル・マドリードの勝利はなかったでしょうし。
シメオネ監督も、
「試合の最も重要な場面だった。『あの場面なら誰でも同じことをしただろう』と彼に伝えたよ。彼はあのタックルで勝利をもたらしたのだから(MOMの)受賞は納得できる」
引用:https://www.footballchannel.jp/2020/01/13/post357678/
と言っているほどですので。
自らを犠牲にしたことが高評価であったということですね。
こういったプレーで、MVPというのは気持ちが良くないのが本音ですが、選手をよく見ているという点では良いのかなと思います。
UEFAチャンピオンズリーグやW杯であったら、もっと大きな問題になっていたでしょうね。
今後、あまり見たくないシーンでした。
まとめ。
今回は、フェデリコ・バルベルデの退場について書いてみました。
なかなかできることではないので素晴らしいとは思います。
厳しい意見もありましたが、多くの方が認めてくれたプレーなので称賛に価するのでしょう。
本人も複雑な心境だったようなので、今後は、このようなことをしなくても止められるようにプレーをしてほしいですね。
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