日本代表歴代センターバックで最高峰とも呼ばれる吉田麻也選手。
ディフェンダーとして長年、海外でプレーできていることが能力の高さを証明していると思われます。
能力が高い吉田麻也選手ですが、唯一弱点とされていたものがスピード。
プレミアリーグ、セリエAには足の速い選手が多く苦労をしたと思われます。
吉田麻也選手も対抗するためにスピードを強化するトレーニングを行ってきたようです。
どんなトレーニングをしてきたのでしょうか?
今回は、吉田麻也選手の弱点であったスピードを克服した方法について書いていきたいと思います。
スピードが弱点であった吉田麻也!弱点克服のトレーニングとは?
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吉田麻也選手はスピードがないと言われていました。
しかし、弱点であるスピードを克服するためにトレーニングに励んでいたようです。
どんなトレーニングだったのでしょうか?
弱点克服のトレーニング内容は?
杉本達勇氏とは、アスリートに走り方を教えるフィジカルトレーナーの方です。
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どんなトレーニング内容であったのかは不明ですが、杉本達勇氏のInstagramに吉田麻也選手がトレーニングする動画がありました。
トレーニングに励む吉田麻也選手です↓
この動画のほかにもトレーニングに励んでいる吉田麻也選手の動画が載っています。
杉本達勇氏のInstagramはコチラ→https://www.instagram.com/tatsuo.sugimoto/
指摘されたポイントは?
弱点であるスピードを克服するために、指摘されたポイントを明かしていました。
「腕の振り方」だったようですね。
吉田麻也選手いわく、
「具体的な修正点は、腕の振り方ですね。そこはすごく改善できてきたと思います。以前と比べても、最初の動き出しの時の腕の振りが違います。とりあえず、僕は腕の振りが弱かった。足だけで体を動かそうとしていた。結局、上半身を使わずに動くことはすごく難しくて、上と下を連動させないと。足を動かそうとする時に、腕を逆に振ることによって進む方向への力を生み出せる。そういう細かい動きを意識してできるようになりました」
この時はベンチ、ピッチサイドにいる時にも体を温めるだけでなく、走り方の練習もしていたようです。
吉田麻也選手のこうした努力のかいもあって、弱点であったスピードを克服していったようです。
このインタビューの際に吉田麻也選手が、こんなことも言っていました。
上のレベルになればなるほど、一瞬の動きや一歩の差でやられる。そこをどうやって埋めていくかと言えば、最初の読みと反応のスピード。基本的に、日本人のアジリティはヨーロッパの選手よりも平均的に高い。日本では遅いと言われている僕ですら、チーム内では高い方です。つまり、それを磨いていって、かつフィジカルも高めていけば、他の選手との違いを生み出せる。そのことを意識してプレーできたことは大きかったです。
加速した後では、海外の選手に追いつけないことが多いですからね。
読みと反応スピードで縮めて行くしかなさそうです。
実際に、そうやってきたからこそ、吉田麻也選手はトップリーグでやれているのでしょう。
吉田麻也のスピードは弱点ではなかった!
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2016-2017シーズンのことです。
プレミアリーグのスプリントの最高時速の計測で、スピード自慢のテオ・ウォルコット選手と同じ速度でした。
当時発表されたランキング表です↓
※所属クラブは、2016-2017シーズンに在籍していたクラブです。
10位 エクトル・ベジェリン(アーセナル) 34.77 km/h
8位 吉田麻也(サウサンプトン)、テオ・ウォルコット(アーセナル) 34.78 km/h
7位 ウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス) 34.79 km/h
6位 エリック・バイリー(マンチェスター・U) 34.84 km/h
5位 アンドレ・グレイ (バーンリー) 34.87 km/h
4位 ジェイミー・ヴァーディ(レスター) 35.10 km/h
3位 カイル・ウォーカー(トットナム) 35.18 km/h
2位 リンデン・グーチ(サンダーランド) 35.19 km/h
1位 シェーン・ロング(サウサンプトン) 35.31 km/h
サディオ・マネ選手らがいないことが驚きですが、最高速度時の計測なので仕方がないですね。
とはいえ、スピードが弱点と言われていた吉田麻也選手がランクインしたことは、メディアも驚いていたようです。
弱点であるスピードを克服するためにトレーニングをしてきた成果が表れた瞬間かもしれません。
ただし、あくまで最高速度の計測であるので、スピードでやられて時は、やっぱりなと思われてしまったことでしょう。
まとめ
今回は、吉田麻也選手の弱点であったスピードの克服方法について書いてみました。
杉本達勇氏のもとでトレーニングを行ったことが結果につながってよかったと思われます。
スピードが向上したことに加え、読み、反応のスピード向上でセリエAでも十分やれています。
大きく報道されることは少ないですが、吉田麻也選手の活躍に注目していきたいと思います。