東京オリンピックのメンバー争いも激しくなってきましたね。
大きな大会ほど重要になってくるのが、GKのポジション。
2019年に大きく飛躍した大迫敬介が正GKのポジションに近づきました。
所属クラブの広島では正GKとなり、東京オリンピック代表候補、A代表に選出されました。
森保監督に信頼されているのでしょうね。将来日本代表の正GKのポジション争いに食い込む可能性が高そうです。
今回は、東京オリンピック代表候補の大迫敬介について書いていきたいと思います。
まずは、大迫敬介のプロフィールから書いていきます。
大迫敬介のプロフィール。
名前:大迫敬介
カタカナ:オオサコ ケイスケ
国籍:日本
生年月日:1999年7月28日
出身地:鹿児島県出水市
身長:186cm
体重:86kg
在籍チーム:サンフレッチェ広島
ポジション:GK
背番号:38
利き足:右足
大迫敬介は中学まで鹿児島で育ったようです。その後、育成の名門広島ユースに入団。
ユース世代では強豪ですし、良い選手を多く輩出している広島ユースに入れた大迫敬介は素晴らしい環境に身を置きましたね。
高校2年時には、正GKのポジションを勝ち取り、高円宮杯U-18サッカーリーグプレミアリーグWESTで優勝。
チャンピオンシップで、青森山田高校に敗れてしまいましたが、個人賞で、MIPに輝く。
MIPとは、
“Most Impressive Player” の略で、「もっとも印象的な選手」。
大迫敬介は、この大会で印象が強かったので選ばれたということです。
それだけ、大迫敬介のセービングは素晴らしかったのでしょうね。
2018年にトップチームに昇格した大迫敬介ですが、広島の正GKのポジションには、林卓人がいて大迫敬介には出番は回ってきませんでした。
しかし、2年目には林卓人が負傷し、大迫敬介に出番が回ってくる。
ACLのプレーオフでPK戦にまで突入。大迫敬介の活躍もあり、本戦に出場を決めました。
この活躍で、広島の正GKのポジションを奪い、2019年は29試合に出場するなど、飛躍の1年になりました。
その後は、先ほど書いたように、東京オリンピック代表候補、A代表に選出されました。
東京オリンピックの各ポジションの序列では、大迫敬介はGKのポジションで1番手に挙げられるほど。
2020年1月から始まるAFC U-23選手権のメンバーにも選出され、大活躍をしてくれることを期待しています。
A代表の正GKのポジション争いに食い込んで欲しいですし、将来A代表の正GKに名乗りを上げて欲しいものです。
そんな大迫敬介のプレースタイルには、どんな特徴があるのでしょうか?
次は、大迫敬介のプレースタイルの特徴について書いていきたいと思います。
大迫敬介のプレースタイルの特徴は?
大迫敬介は、GKとして大きいほうではありませんが、それを補うだけの能力を持っています。
大迫敬介のプレースタイルの特徴を挙げると、
・足元の技術の高さ
・シュートストップの精度が高い
・メンタルが強い
が挙げられると思います。
足元の技術の高さ
大迫敬介だけではなく、最近のGKはみな足元が上手い。
最後尾からビルドアップに加わり、攻撃を組み立ててくれます。
大迫敬介も味方からのバックパスを難なく捌き、味方につなげてくれています。
※大迫敬介のキックは無難なものが多いです。
時には、凄いキックを魅せてくれることもあるようなのでチェックしたほうが良いと思われます。
シュートストップの精度が高い
大迫敬介のプレースタイル最大の特徴でしょう。
特に、至近距離からのシュートストップが凄すぎる。
大迫敬介のスーパーセーブのシーンです↓
J1第2節 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田
広島GK大迫敬介選手のセーブ!
・急なシュートに対応できるよう低く構える
・味方DFに当たってコースが変わるも最後までボールをよく見て反応
・体のバネを活かして上方にボールを弾く
現在最少失点のチームを支える19歳守護神のファインプレー👍
イワ pic.twitter.com/vD0sBjdEPS— GK Laboratory (@gk_labo) April 10, 2019
この方の解説のように、味方に当たったボールを最後まで見て反応することは凄いこと。
反応しただけでなく、体のバネを生かして弾くあたりは見事。
そのほかにも、スーパーセーブがあるので、大迫敬介の試合を見ることをお勧めします。
東京オリンピック代表候補の凄さがわかりますよ!
メンタルが強い
大迫敬介のメンタルが強いということは有名ですね。
ユース時代に大迫敬介を指導した沢田謙太郎氏は、
「アイツの一番いいところは、どんなときも下を向かずやれる」
また、広島のGKコーチからは、
「開幕戦はエラーもありましたが、エラーをした後にまったくメンタルをブレずに90分間を戦えていた。敬介の一番の強みは常に平常心でいられるところだと思いますし、僕はそこがGKに一番大事なところだと思っています。GKの発する言葉とか表情って、仲間も相手も見ているし、ファン、サポーターも見ている。みんなが見ているんですけど、彼はトレーニング中からネガティブな言葉を一切発さないんです」。
と評価されています。
GKのポジションでは、最も必要な能力かもしれませんね。
ブレないメンタルがあるおかげで、調子の波も少ないようなので、クラブとしたら有難い存在。
東京オリンピック代表でも守備の中心人物として活躍してくれることでしょう。
A代表に選出された時には、川島永嗣などに話しかけに行き、話を聞きに行ったりしているので海外でのプレーを意識しているのかもしれませんね。
プレースタイルに華はないですが、堅実なプレーをする大迫敬介は今後、重宝されていくことでしょう。
森保監督が、東京オリンピック代表、A代表の指揮を取っている間は、「広島枠」と言われるかもしれませんが、そうではないというところを見せ付けて欲しいですね。
大迫敬介であれば、簡単に証明してくれると思われます。
勢いに乗って、A代表の守護神まで上り詰めてほしいものです!
まとめ。
今回は、大迫敬介のプロフィールとプレースタイルについて書いてみました。
育成の名門広島で育ったこともあり、技術の高いGKであると思います。
プレースタイルは、華がある選手ではないですが、堅実なプレーで流れを引き寄せてくれる選手だと思われます。
冷静な判断と堅実なプレーで、東京オリンピック、A代表の正GKのポジションを奪ってほしいものです。
絶対的な守護神がいない中、大迫敬介が定位置を奪えるのか?注目していきたいと思います。
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