FCコペンハーゲンや日本代表で活躍する鈴木淳之介。
ピッチでは相手に激しく寄せ、臆することなくボールを前へ運ぶ姿が印象的ですが、普段はどのような性格なのでしょうか。
本人の過去のコメントや恩師、周囲からの評価を調べていくと、鈴木淳之介の性格には、
「物静かでマイペース。でも、実はかなり図太い」
という興味深い一面が見えてきます。
さらに、苦しい時期を経験しても腐らずに成長してきたことや、海外でも新しいポジションを前向きに受け入れている姿からは、謙虚さや適応力の高さもうかがえます。
今回は鈴木淳之介の性格について、これまでのエピソードや本人の発言、恩師や周囲からの評価を交えながら詳しく紹介します。
この記事の内容
鈴木淳之介の性格は「マイペース」
引用:jleague
鈴木淳之介本人は、自分の性格についてかなり分かりやすく答えています。
湘南ベルマーレの2023年の選手プロフィールで、
「自分の性格を一言で言うと?」
という質問に対して答えたのが、
「マイペース」
でした。
実は、プロ入りした2022年のプロフィールでは同じ質問に、
「自分からはしゃべらない」
と回答しています。
つまり本人の自己分析を見る限り、積極的に前へ出て盛り上げるタイプというより、物静かで自分のペースを大切にする性格のようです。
休日の過ごし方についても「リラックス」と回答。
さらにコンディション維持の方法は「よく食べて、よく寝る」、サッカー以外の特技については「寝るのが早い」と答えています。
こうした回答からも、普段はかなり自然体で、オンとオフを切り替えながら生活するタイプであることがうかがえます。
物静かだけど、ピッチでは「図太い」
鈴木淳之介の性格で特に面白いのが、普段の物静かな姿とピッチ上での姿とのギャップです。
ジュニアユース時代から鈴木を知る恩師からは、大人になっても話し方については昔とあまり変わっていないと振り返られています。
決して雄弁なタイプではありません。
しかし、その一方で周囲からは、
「図太い」
という評価も受けています。
この「図太さ」は、鈴木淳之介のキャリアを振り返ると非常に納得できる言葉です。
若くしてJ1の舞台に入り、その後センターバックという新しいポジションに挑戦。
日本代表へ進み、さらにFCコペンハーゲンへ移籍すると、今度はデンマークやUEFAチャンピオンズリーグという未知の環境でプレーしています。
普通なら環境が変わるたびに慎重になっても不思議ではありません。
ところが鈴木は、新しい環境でも自分の特徴を出そうとします。
物静かな性格と、プレー中の大胆さ。
このギャップこそ、鈴木淳之介の面白いところなのかもしれません。
苦しい時期を乗り越えた「楽しむ」という考え方
引用:fck
現在は日本代表まで上り詰めた鈴木淳之介ですが、プロ入り直後から順風満帆だったわけではありません。
湘南ベルマーレでは、なかなか定位置をつかめない時期も経験しています。
転機となったのが2024年。
それまでボランチを主戦場としていた鈴木は、センターバックで起用されるようになります。
本人にとっても大きな勝負でした。
そして初スタメンの際には、自分の強みを出すことに集中。
対人守備や球際の強さを発揮すると、その後は出場機会を増やしていきました。
この時期に鈴木の考え方にも変化があったようです。
結果や失敗を必要以上に恐れるのではなく、子どもの頃のようにサッカーそのものを楽しむ感覚を取り戻したと振り返っています。
ミスをしても「次で取り返せばいい」と考えられるようになったことが、プレーを前向きにしたようです。
これは鈴木淳之介の「図太さ」にもつながるエピソードでしょう。
失敗しないことを目指すのではなく、失敗しても次のプレーへ切り替える。
このメンタリティーが、短期間での急成長を支えているのかもしれません。
新しいポジションでも「楽しみながら吸収する」
引用:flashscore
鈴木淳之介の性格を象徴するもう一つの特徴が、変化を前向きに受け入れられることです。
湘南ベルマーレではボランチからセンターバックへ。
FCコペンハーゲンへ移籍してからはセンターバックだけでなく、右サイドバックなどでも起用されました。
本来とは違うポジションでプレーすることに抵抗を感じる選手もいるでしょう。
しかし鈴木は、新しいポジションについても「学びながら」「楽しみながら」吸収していくという姿勢を示しています。
さらに、自分自身の長所についても、複数のポジションを高い水準でプレーできることだと捉えるようになっています。
「やったことがないから嫌だ」ではなく、
「やったことがないから学ぶ」
というタイプなのでしょう。
こうした柔軟性は、海外で成功するうえでも大きな武器になっていると考えられます。
FCコペンハーゲンでも最初から自分を出した
引用:fck
鈴木淳之介の「図太さ」がよく分かるのが、FCコペンハーゲン加入後のエピソードです。
鈴木の特徴の一つが、センターバックの位置から自らボールを持ち運ぶプレー。
ところが加入当初は、ボールを持って前へ出ていく鈴木に対して、チームメイトから注意されることもあったようです。
海外初挑戦。
しかも加入したばかりの若手選手です。
普通ならそこで安全なプレーを選択するようになってもおかしくありません。
しかし鈴木は、自分の特徴を消しませんでした。
プレーを続けるうちに周囲も鈴木の能力を理解。
本人も後に、ボールを前へ運んでも以前ほどチームメイトから注意されなくなったという趣旨の話をしています。
つまり、
新しい環境に合わせながらも、自分の武器まで捨てなかった
ということです。
これは鈴木の芯の強さを示すエピソードではないでしょうか。
謙虚さも鈴木淳之介の特徴
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一方で、鈴木淳之介は自信満々に自分をアピールし続けるタイプでもありません。
日本代表のインタビューでは「謙虚にやり続ける」という姿勢を示しています。
FCコペンハーゲン移籍後についても、自分が想像以上にチームへ馴染めているという手応えを口にしながら、チームとして結果が出ていない部分について冷静に語っています。
自分が活躍したから満足するのではなく、チーム全体の結果を見る。
そして、新しいポジションでも学ぶ姿勢を忘れない。
このあたりからも、
「自信はあるけれど、慢心しない」
という性格が見えてきます。
ピッチでは大胆。
ピッチを離れれば控えめ。
鈴木淳之介の強さは、このバランスにもあるのでしょう。
FCコペンハーゲン移籍もかなり冷静に考えていた
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海外移籍の決断にも鈴木淳之介らしい性格が表れています。
FCコペンハーゲンへ移籍する際、ただ「海外に行きたい」という理由だけでクラブを選んだわけではありませんでした。
鈴木自身、当時の自分がいきなり欧州5大リーグへ移籍できるとは考えていなかったと明かしています。
そこで、
欧州大会に出場できること。
国内トップクラスのクラブであること。
さらに欧州各国のスカウトから注目されやすい環境であること。
こうした条件を考えたうえでFCコペンハーゲンを選んでいます。
かなり現実的です。
自分の現在地を過大評価することなく、その一方で将来どこまで行きたいのかを考えてクラブを選択する。
ここからは、マイペースというだけではなく、
冷静に自分を客観視できる性格
もうかがえます。
海外生活では意外とお茶目な一面も
物静かで落ち着いている鈴木淳之介ですが、インタビューでは22歳らしい一面も見せています。
デンマークで美容院に行った際には、英語で短くしてほしいと伝えたところ、想像以上に高い位置まで刈り上げられてしまったというエピソードを明かしています。
ピッチ上では日本代表としてブラジル代表のアタッカーとも対峙する選手ですが、海外生活では言葉や文化の違いに戸惑うこともあるようです。
こうした出来事を後から笑って話せるところにも、鈴木の自然体な性格が表れています。
海外だからと必要以上に構えるのではなく、さまざまな経験を受け入れながら生活しているのでしょう。
周囲から見た鈴木淳之介の評価は?
引用:fck
鈴木淳之介本人の自己評価だけでなく、周囲からの評価も興味深いものがあります。
特に昔から鈴木を知る指導者からは、物静かな部分は変わっていない一方で、その「図太さ」が評価されています。
さらに、日本代表や欧州で経験を積むなかで、大舞台でも自分のプレーを出せる選手へ成長しました。
日本代表戦後には、日本サッカー協会の宮本恒靖会長から、チャンピオンズリーグでプレーしているだけあってプレーの基準が高いという評価も受けています。
それに対して鈴木自身は、チャンピオンズリーグに出ているからではなく、普段から自分の中で高い意識を持っていることがプレーにつながっていると冷静に分析しています。
周囲から高く評価されても浮かれず、自分自身の基準を持っている。
ここにも鈴木らしさが表れています。
「怖いもの知らず」も大きな武器
鈴木淳之介については「怖いもの知らず」という評価もあります。
これは無鉄砲という意味ではないでしょう。
相手や舞台が大きくなっても、必要以上に萎縮しないという意味での「怖いもの知らず」です。
J1でポジションをつかみ、日本代表へ入り、デンマークへ移籍。
さらにチャンピオンズリーグを経験しても、自分のプレースタイルを大きく変えてはいません。
FCコペンハーゲンでも、自らボールを運ぶ大胆なプレーを続けています。
普段は物静かでも、ピッチへ入れば相手の名前や舞台の大きさに左右されない。
これも鈴木淳之介が急速に評価を高めた理由の一つなのでしょう。
FCコペンハーゲンのファンからも高評価
鈴木淳之介の性格とプレースタイルは、海外でも受け入れられました。
FCコペンハーゲン加入当初は海外初挑戦ということもあり、未知数な部分も多かった選手です。
しかし、さまざまなポジションをこなしながらチームに貢献。
そして2025-26シーズン終了後には、FCコペンハーゲンのファン投票による年間最優秀選手にも選ばれました。
これは非常に大きな評価です。
言葉も文化も違う海外へ移籍した最初のシーズン。
しかも物静かな日本人選手が、プレーによってサポーターから認められたことになります。
派手な言葉で自分をアピールするのではなく、
プレーで信頼を勝ち取る。
鈴木淳之介らしさを象徴する結果といえるでしょう。
まとめ|鈴木淳之介は物静かだけど芯が強い性格
鈴木淳之介の性格について調べると、一見すると相反するような特徴が見えてきます。
本人は自分を「マイペース」と表現し、プロ入り当初には「自分からはしゃべらない」と答えていました。
実際、昔から物静かなタイプだったようです。
ところがピッチに立つと印象は大きく変わります。
周囲からは「図太い」「怖いもの知らず」と評価され、大きな舞台でも必要以上に萎縮しません。
さらに、センターバックへの転向や海外移籍、サイドバックへの挑戦など、新しい環境を前向きに受け入れてきました。
苦しい時期には「楽しむ」という原点へ戻り、ミスをしても次のプレーで取り返せばいいと考える。
海外でも自分の特徴であるボールを運ぶプレーを簡単には捨てない。
一方で、自分自身を過大評価することなく、欧州移籍では現在地と将来を冷静に考えてクラブを選択しています。
こうしたエピソードを総合すると、鈴木淳之介は、
「物静かでマイペースながら、芯が強く、図太さと冷静さを持った性格」
といえそうです。
FCコペンハーゲン移籍後には、海外初挑戦ながらファンから年間最優秀選手に選ばれるまで評価を高めました。
派手に自己主張するタイプではなくても、ピッチに立てば自分のプレーで周囲を納得させる。
その性格もまた、鈴木淳之介が短期間で日本代表、そして欧州の舞台まで駆け上がった理由の一つなのかもしれません。
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