フランス代表のマイケル・オリーセは、バイエルン・ミュンヘンとフランス代表の攻撃を支える世界屈指のアタッカーです。
現在はバイエルンで17番、フランス代表では11番を着用していますが、プロデビュー当初は48番や21番など若手らしい背番号からキャリアをスタートしました。
サッカーにおいて背番号は単なる数字ではありません。
チームからの期待や役割、選手の成長を象徴する存在でもあります。
オリーセもレディング時代からクリスタル・パレス、そして世界屈指の名門バイエルンへとステップアップする中で、背番号とともに選手としての立場も大きく変化してきました。
この記事では、マイケル・オリーセがクラブとフランス代表で着用してきた歴代背番号を一覧で紹介するとともに、それぞれの時代の成績や印象的な試合、エピソード、海外での評価まで詳しく解説します。
この記事の内容
マイケル・オリーセの歴代背番号一覧【クラブ】
まずはクラブで着用した歴代背番号を一覧で見てみましょう。
| シーズン | クラブ | 背番号 |
|---|---|---|
| 2018-19 | レディング | 48 |
| 2019-20 | レディング | 21 |
| 2020-21 | レディング | 7 |
| 2021-22 | クリスタル・パレス | 7 |
| 2022-23 | クリスタル・パレス | 7 |
| 2023-24 | クリスタル・パレス | 7 |
| 2024-25 | バイエルン・ミュンヘン | 17 |
| 2025-26 | バイエルン・ミュンヘン | 17 |
| 2026-27 | バイエルン・ミュンヘン | 17 |
※Transfermarktの背番号履歴を基に作成。
一覧を見ると分かるように、オリーセは7番を長く背負い、世界的スターとなった現在は17番を着用しています。
これはクラブから期待される役割の変化を表しているとも言えるでしょう。
レディング時代(48・21・7)
オリーセのプロキャリアは、イングランド2部のレディングで始まりました。
現在では世界トップクラスのアタッカーですが、その第一歩は決して華やかなものではありませんでした。
48番|トップチームデビューを飾った番号
2018-19シーズン、17歳だったオリーセはトップチームで48番を着用しました。
48番は、多くのクラブで若手選手に与えられる番号です。
当時のオリーセも、まずはトップチームの環境に慣れながら経験を積む立場でした。
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| チャンピオンシップ | 4 | 0 | 0 |
エピソード
オリーセは幼少期から高い才能を認められ、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティというイングランド屈指の名門アカデミーを経験しました。
しかし、当時は体格や成長スピードの違いもあり、どのクラブでもトップチームまで昇格することはできませんでした。
2017年に加入したレディングでは、技術だけでなく戦術理解や判断力を磨き、徐々に頭角を現します。
レディングは若手を積極的に起用するクラブとして知られ、17歳でトップチームデビューを果たしたオリーセも、その育成方針の恩恵を受けた一人でした。
プロ初出場では緊張も見られましたが、ボールを持った瞬間の落ち着きや左足の技術には非凡なものがあり、サポーターからは「将来プレミアリーグで活躍する逸材」と期待されるようになります。
当時から現地メディアでは、ドリブルだけでなく視野の広さやパスセンスも高く評価されていました。
21番|トップチームへ定着したシーズン
翌2019-20シーズン、背番号は21番へ変更されます。
これはトップチームの戦力として期待され始めたことを意味していました。
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| チャンピオンシップ | 19 | 0 | 1 |
エピソード
数字だけを見ると目立ったシーズンではありません。
しかし、この1年間はオリーセにとって非常に重要な時間でした。
チャンピオンシップはプレミアリーグに次ぐ激しいリーグとして知られ、フィジカルの強さや試合のテンポに適応する必要があります。
オリーセは経験豊富な選手たちを相手に試合へ出場する中で、判断スピードやボールを失わない技術を身につけました。
また、この頃から右サイドだけでなくトップ下でも起用されるようになり、ドリブルだけではなく試合全体を組み立てる能力も磨かれていきます。
試合に出るたびにボールタッチの質や創造性が高く評価され、プレミアリーグのスカウトが頻繁に視察へ訪れる存在となりました。
「得点こそ少ないが、試合を変える才能を持つ選手」
そんな評価が少しずつ広まっていったシーズンでもあります。
7番|スター候補へ飛躍したエースナンバー
2020-21シーズン、オリーセはクラブの象徴ともいえる7番を任されます。
攻撃的な選手が背負うことの多い7番は、クラブが「これからの攻撃を託す存在」と認めた証でもありました。
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| チャンピオンシップ | 44 | 7 | 12 |
エピソード
7番を背負ったオリーセは、一気にブレイクを果たします。
右サイドからのカットイン、左足で繰り出す正確なクロス、相手DFの間を通すスルーパスなど、多彩な武器でリーグ屈指のクリエイターへ成長しました。
特に印象的だったのは、試合終盤でも冷静さを失わないプレーです。
相手のプレッシャーを受けても慌てず、味方が最も有利になる選択肢を見つける能力は、20歳前後の選手とは思えないほど成熟していました。
このシーズンの活躍により、EFL年間最優秀若手選手賞を受賞。
さらにプレミアリーグの複数クラブが獲得へ動き、オリーセはイングランドでも屈指の若手アタッカーとして一気に知名度を高めます。
印象に残る試合
2021年3月のルートン・タウン戦では、1ゴール2アシストを記録する圧巻の活躍を披露。
ドリブル、ラストパス、フィニッシュのすべてを高いレベルで見せつけ、「プレミアリーグでプレーする準備はできている」と現地メディアから絶賛されました。
この試合をきっかけにビッグクラブの関心はさらに高まり、最終的にクリスタル・パレスが契約解除条項を行使して獲得を決断します。
クリスタル・パレス時代(7)
2021年夏、オリーセはプレミアリーグのクリスタル・パレスへ完全移籍しました。
レディングで才能を開花させたオリーセには、チェルシーやリーズ・ユナイテッドなど複数クラブが興味を示していましたが、出場機会を重視してクリスタル・パレスを選択します。
加入後もレディング時代と同じ7番を着用しました。
7番はクラブを代表する攻撃的選手が背負うことの多い番号であり、クラブが将来のエース候補として期待していたことがうかがえます。
2021-22シーズン|プレミアリーグへの適応
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| プレミアリーグ | 26 | 2 | 5 |
エピソード
プレミアリーグ1年目は決して順風満帆ではありませんでした。
チャンピオンシップよりも格段に速い試合展開、身体能力の高いサイドバックとのマッチアップなど、これまで経験したことのない環境に適応する必要がありました。
それでもパトリック・ヴィエラ監督はオリーセの才能を高く評価し、焦らず育成する方針を採ります。
途中出場から経験を積ませながら徐々に出場時間を増やし、シーズン終盤にはスタメンに定着しました。
当時から特に評価されていたのは、右サイドから中央へ切れ込むプレーと左足のクロスです。
スピードだけではなく、相手DFの重心を見ながらプレーを選択する判断力はプレミアリーグでも十分通用し、「将来ビッグクラブでプレーする選手」と現地メディアが予想するようになりました。
印象に残る試合
2022年4月のアーセナル戦では、古巣アカデミー出身選手として大きな注目を集めました。
オリーセは右サイドで何度もチャンスを演出し、ボールを持つたびにスタジアムを沸かせます。
結果以上に、「プレミアリーグでも十分通用する」という印象をサポーターへ与えた試合でした。
2022-23シーズン|プレミア屈指のチャンスメーカーへ
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| プレミアリーグ | 37 | 2 | 11 |
エピソード
2年目になると、オリーセは一気に飛躍します。
右サイドから供給されるクロスやスルーパスはリーグ屈指の精度を誇り、FWジャン=フィリップ・マテタやエベレチ・エゼとのコンビも成熟しました。
特に評価されたのは、単なるドリブラーではなく「試合を組み立てられるウイング」であることです。
狭いスペースでも慌てず、相手DFを引き付けてから味方へ決定的なラストパスを送る能力は、プレミアリーグでもトップクラスと評価されました。
Coaches’ Voiceでも、オリーセは右サイドからゲームをコントロールできる創造的なプレーメーカーとして紹介されています。
印象に残る試合
2023年4月のリーズ・ユナイテッド戦では、プレミアリーグ史上最年少となるオープンプレーから1試合3アシストを記録しました。
前半から左足で精度の高いクロスを送り続け、後半にはスルーパスでも決定機を演出。
クリスタル・パレスの大勝に大きく貢献し、試合後は現地メディアから「プレミアリーグ最高の若手プレーメーカー」と称賛されました。
この試合を境に、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘンなど欧州ビッグクラブが本格的に獲得へ動き始めたと言われています。
2023-24シーズン|ケガを乗り越えた真価
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| プレミアリーグ | 19 | 10 | 6 |
エピソード
このシーズンはハムストリングの負傷により長期離脱を経験しました。
しかし、復帰後はそれまで以上のインパクトを残します。
わずか19試合の出場で10得点6アシストという驚異的な数字を記録し、「出場すれば必ずゴールに絡む選手」として評価が急上昇しました。
特に終盤戦では、ドリブルだけでなくゴール前へ飛び込む動きも増え、フィニッシャーとしても成長。
以前は「アシストメーカー」という印象が強かったオリーセですが、このシーズンで得点能力の高さも証明しました。
印象に残る試合
2024年5月のマンチェスター・ユナイテッド戦では、2ゴールを挙げて4-0の歴史的勝利に貢献しました。
プレミアリーグ屈指の名門相手に圧倒的なパフォーマンスを見せたことで、「ビッグクラブでプレーする準備は整った」と世界中のメディアが報道します。
この試合は、バイエルン・ミュンヘン移籍を後押しした代表的な試合としても知られています。
バイエルン・ミュンヘン時代(17)
2024年夏、オリーセはドイツ王者バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍しました。
背番号は17番を選択。
7番を長く背負ってきたオリーセにとって、新たな番号でのスタートは「世界最高峰クラブで新しい歴史を築く」という決意の表れでもありました。
当時のバイエルンは世代交代を進めており、クラブはオリーセを「未来の攻撃陣を担う存在」と位置付けて獲得します。
右ウイングだけでなくトップ下でもプレーできる万能性、左足から繰り出すクロスやラストパス、そして試合をコントロールする高い戦術眼が高く評価されました。
2024-25シーズン|名門でも即戦力として活躍
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| ブンデスリーガ | 34 | 12 | 18 |
| UEFAチャンピオンズリーグ | 14 | 5 | 2 |
| DFBポカール | 2 | 0 | 1 |
エピソード
新しいリーグへ適応するには時間がかかると言われます。
しかし、オリーセは例外でした。
開幕直後から右ウイングの定位置をつかみ、ハリー・ケインやジャマル・ムシアラと息の合ったコンビネーションを披露します。
相手がブロックを固めても、細かいドリブルや左足のクロスで何度も決定機を演出しました。
特に評価されたのは「数字以上の貢献」です。
ボールを持っていない時間でも味方のためにスペースを作り、攻撃全体をスムーズに機能させる動きは、ドイツメディアからも高く評価されました。
印象に残る試合
UEFAチャンピオンズリーグでは欧州の強豪相手にも臆することなくプレー。
強豪クラブとの一戦ではゴールとアシストの両方を記録し、「ビッグマッチで違いを生み出せる選手」であることを証明しました。
ブンデスリーガだけでなく欧州最高峰の舞台でも結果を残したことで、「プレミアリーグだけで活躍した選手」という評価は完全に払拭されました。
2025-26シーズン|世界最高クラスのアタッカーへ
成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| ブンデスリーガ | 32 | 15 | 21 |
| UEFAチャンピオンズリーグ | 13 | 5 | 7 |
| DFBポカール | 6 | 2 | 3 |
| クラブワールドカップ | 5 | 3 | 2 |
エピソード
2年目のオリーセは、さらに一段階レベルアップします。
単なるウイングではなく、「攻撃の司令塔」としてプレーする機会が増えました。
右サイドでボールを受けるだけではなく、トップ下へ移動してゲームを組み立てたり、中央でパスを散らしたりと、多彩な役割を担います。
15得点21アシストという圧倒的な数字は、その万能性を物語っています。
この活躍により、ブンデスリーガ年間最優秀選手賞を受賞。
世界中のメディアが「世界最高クラスの左利きアタッカー」としてオリーセを特集するようになりました。
印象に残る試合
2026年クラブワールドカップではゴールだけでなくアシストも量産。
強豪クラブ相手でも冷静なプレーを見せ、世界大会でも攻撃の中心として存在感を示しました。
右サイドから左足で繰り出すクロスやスルーパスは、世界最高レベルと称されるまでになっています。
マイケル・オリーセの歴代背番号一覧【フランス代表】
歴代背番号一覧
| 年代 | 代表 | 背番号 |
|---|---|---|
| 2019 | フランスU18 | 11 |
| 2021-22 | フランスU21 | 7 |
| 2022-23 | フランスU21 | 22 |
| 2024 | フランスU23 | 7 |
| 2024 | パリ五輪代表 | 7 |
| 2024-現在 | フランスA代表 | 7・11・14 |
フランスU18代表(11)
オリーセはイングランド生まれですが、母親のルーツを持つフランス代表を選択しました。
年代別代表では11番を着用し、左足の技術と創造性で高い評価を受けます。
当時から複数の代表資格を持つことが話題となりましたが、「フランス代表で世界一を目指したい」という思いが強く、フランスを選びました。
フランスU21・U23代表(7・22)
U21代表では7番と22番を経験。
その後、ティエリ・アンリ監督率いるパリ五輪代表では7番を背負い、チームの攻撃をけん引しました。
エピソード
パリ五輪では大会最多となる5アシストを記録。
決勝進出の原動力となり、欧州メディアからは「大会最高のプレーメーカー」と絶賛されました。
この大会をきっかけにA代表への定着が一気に進みます。
フランスA代表(7・11・14)
A代表では7番、11番、14番を経験しています。
現在は11番を着用することが多く、右ウイングだけでなくトップ下でも起用されています。
A代表成績
| 大会 | 試合 | 得点 | アシスト |
|---|---|---|---|
| A代表通算 | 23 | 7 | 9 |
| 2026ワールドカップ | 6 | 0 | 6 |
エピソード
2026年ワールドカップでは6試合連続で決定機を演出し、6アシストを記録。
ゴールこそありませんでしたが、フランス代表の攻撃を組み立てる中心選手として世界中から高い評価を受けました。
右サイドから繰り出すクロスやスルーパスだけでなく、守備への献身性や状況判断の良さも評価され、デシャン監督から厚い信頼を得ています。
よくある質問(FAQ)
Q1. マイケル・オリーセの現在の背番号は?
バイエルン・ミュンヘンでは17番、フランス代表では11番を着用しています。
Q2. 一番長く着用した背番号は?
クラブでは7番です。レディングとクリスタル・パレスで長年着用し、スター選手へ成長しました。
Q3. 17番を選んだ理由は?
クラブから公式な理由は公表されていませんが、バイエルン加入時に空いていた背番号であり、新天地で新たなキャリアを築く象徴となっています。
まとめ
マイケル・オリーセの歴代背番号は、「48番から始まり、7番で才能を開花させ、17番で世界トップクラスへ到達したキャリア」そのものと言えるでしょう。
レディングでは若手有望株として経験を積み、クリスタル・パレスでは7番を背負ってプレミアリーグ屈指のクリエイターへ成長。
そしてバイエルンでは17番を身にまとい、ブンデスリーガ年間最優秀選手に選ばれるまで飛躍しました。
さらにフランス代表でも11番を背負い、2026年ワールドカップでは6アシストを記録するなど、世界最高峰の舞台で存在感を発揮しています。
背番号の変遷をたどることで、オリーセがどのように期待を受け、どのように世界的スターへ成長してきたのか、その軌跡をより深く知ることができるでしょう。



