ワールドカップには数々の名チームが存在します。
ペレを擁したブラジル1970、ティキタカで世界を支配したスペイン2010、マラドーナが伝説となったアルゼンチン1986など、サッカー史を変えた代表チームは今も語り継がれています。
では、歴代最強の代表チームはどこなのでしょうか?
本記事では海外メディアやサッカー専門誌の評価を参考にしながら、ワールドカップ史上最高と呼ばれる代表チームTOP5をランキング形式で紹介します。
フォーメーション、戦術、スター選手、現代サッカーへの影響まで徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の内容
第1位 ブラジル代表(1970年)
フォーメーション
なぜ1970年ブラジル代表は史上最強と呼ばれるのか?
ワールドカップの歴史には数多くの名チームが存在します。
しかし、
「史上最強代表はどこか?」
という議論になると、多くのサッカー専門家や海外メディアが最終的にたどり着くのが1970年ブラジル代表です。
ESPNやFourFourTwoをはじめとする海外メディアでは、歴代最強代表ランキングで1位に選ばれることが少なくありません。
では、なぜ半世紀以上前のチームが現在でも最高評価を受けているのでしょうか。
理由は単純です。
強さ、美しさ、スター性。
その全てを兼ね備えていたからです。
サッカー史上最高の攻撃陣
1970年ブラジル代表の最大の特徴は圧倒的な攻撃力でした。
前線には、
- ペレ
- トスタン
- ジャイルジーニョ
- リベリーノ
というスター選手が並びます。
現代サッカーで例えるなら、
メッシ
エムバペ
ネイマール
ハーランド
が同じチームにいるようなものです。
しかも全員が全盛期。
どこからでも得点が生まれるため、相手は誰を止めればいいのかわかりませんでした。
特にジャイルジーニョは大会全6試合で得点を記録。
これは現在でも破られていない歴史的記録です。
ペレの完成形だった大会
ペレは1958年、1962年にも優勝しています。
しかし専門家の多くは、
「最高のペレは1970年だった」
と語ります。
なぜなら、この時のペレは単なるストライカーではなかったからです。
得点だけではありません。
ゲームメイク。
ラストパス。
守備への貢献。
リーダーシップ。
全てを兼ね備えていました。
決勝のイタリア戦ではカルロス・アウベルトのゴールをアシスト。
このプレーは現在でもワールドカップ史上最高のアシストの一つとして語られています。
4-2-4を世界に広めたチーム
現在主流の4-3-3や4-2-3-1と比較すると、4-2-4は非常に攻撃的です。
中盤がわずか2人しかいません。
現代サッカーでは危険なシステムと考えられています。
しかしブラジルは違いました。
クロドアウドとジェルソンが中盤を支配。
さらにペレが中盤まで下がりゲームを作ります。
攻撃時は4トップ。
守備時は実質4-3-3。
状況によって形を変える柔軟性がありました。
当時としては革命的な戦術でした。
イタリアを圧倒した決勝戦
決勝の相手は守備大国イタリア。
当時のイタリアは世界最高レベルの守備陣を誇っていました。
しかしブラジルは4-1で完勝。
特に4点目は歴史に残る名場面です。
DFから始まったパス回し。
中盤を経由。
最後はキャプテンのカルロス・アウベルトが豪快に決めました。
このゴールは現在でも、
「ワールドカップ史上最高のチームゴール」
として紹介されることが非常に多いです。
現代サッカーでも通用するのか?
サッカーファンの間でよく議論になるテーマです。
結論から言えば、
そのままでは難しいでしょう。
現代の方が運動量も戦術も進化しています。
しかし、
ペレ
ジャイルジーニョ
リベリーノ
トスタン
といった選手たちの技術力は現在でもトップクラスと評価されています。
多くの専門家は、
「現代のトレーニング環境を与えれば間違いなく世界最高レベル」
と語っています。
つまり1970年ブラジル代表が評価されるのは、単なる思い出補正ではありません。
サッカー史そのものを変えたチームだからなのです。
第2位 スペイン代表(2010年)
なぜ2010年スペイン代表はサッカーを変えたのか?
2010年南アフリカワールドカップを制したスペイン代表は、単なる優勝チームではありません。
サッカーの価値観そのものを変えたチームです。
それまで世界の主流だったのは、
- フィジカル
- カウンター
- 個人技
でした。
しかしスペインは違いました。
彼らが信じたのは、
「ボールを持ち続ければ失点しない」
という哲学です。
ティキタカ革命
スペインの代名詞となったのがティキタカ。
短いパスを何十本もつなぎながら相手を疲弊させるスタイルです。
実際には単なるパス回しではありません。
選手全員が常に三角形を作り、
パスコースを確保し続ける。
そのため相手はボールを奪えません。
2010年大会では試合によって支配率70%近くを記録しました。
シャビとイニエスタという芸術家
スペインの心臓部はシャビとイニエスタでした。
シャビは試合を支配する司令塔。
イニエスタは決定的な違いを生み出す創造者。
この2人が同時に存在したことが奇跡です。
決勝オランダ戦。
延長後半116分。
世界中がPK戦を覚悟した瞬間、
イニエスタが決勝ゴールを決めました。
スペインサッカー史上最も有名なゴールです。
主要国際大会3連覇という偉業
スペインは、
EURO2008
ワールドカップ2010
EURO2012
を制覇。
主要国際大会3連覇は現在でも破られていません。
海外メディアでは、
「近代サッカー最高の代表」
と評価されることもあります。
第3位 アルゼンチン代表(1986年)
マラドーナが神になった大会
1986年メキシコ大会。
この大会は、
ワールドカップではなく
「マラドーナ・ショー」
だったと言われます。
それほど圧倒的でした。
神の手だけではない
マラドーナと言えば神の手。
しかし本当に凄かったのはその直後です。
イングランド戦で5人抜きゴールを決めました。
自陣近くからボールを持ち、
5人をかわし、
最後はGKまで抜いてゴール。
現在でも
「ワールドカップ史上最高のゴール」
として評価されています。
本当に一人で優勝させたのか?
海外では、
「マラドーナが一人で優勝させた」
と言われることがあります。
しかし実際には違います。
監督ビラルドが採用した3-5-2は当時としては革新的。
チーム全体がマラドーナを活かすために設計されていました。
だからこそ伝説が生まれたのです。
メッシとの比較
アルゼンチンでは今でも議論があります。
マラドーナか。
メッシか。
しかし1986年大会だけを見るなら、
マラドーナのインパクトは圧倒的。
海外メディアでも
「史上最高の個人パフォーマンス」
として語られています。
第4位 ドイツ代表(2014年)
完成された組織サッカー
ドイツ代表は天才集団ではありません。
しかし、
最も完成されたチーム
と呼ばれています。
誰か一人ではなく、
全員が高いレベルで戦術を理解していました。
7-1の衝撃
準決勝ブラジル戦。
世界中がブラジル有利と予想していました。
しかし結果は7-1。
前半だけで5得点。
開催国を完全に粉砕しました。
ワールドカップ史上最大級の衝撃です。
ノイアーがGKを変えた
ドイツの象徴はマヌエル・ノイアー。
彼はGKの常識を変えました。
ペナルティエリアを飛び出し、
DFのようにプレーする。
現在では当たり前のスイーパーキーパーですが、
世界に広めたのはノイアーです。
育成改革の結晶
実はドイツは2000年前後に低迷していました。
そこで大規模な育成改革を実施。
その結果、
- ラーム
- クロース
- ミュラー
- ノイアー
などが誕生します。
2014年優勝は偶然ではなく、
10年以上かけた改革の成果でした。
第5位 フランス代表(2018年)
現代サッカーの完成形
2018年フランス代表は、
攻撃
守備
スピード
フィジカル
戦術
その全てを兼ね備えていました。
弱点が見当たらないチームだったのです。
エムバペという衝撃
大会最大のスターは19歳のキリアン・エムバペ。
アルゼンチン戦では世界中を驚かせるスプリントを披露。
海外メディアは、
「ペレ以来の衝撃」
と絶賛しました。
カンテの異常な守備範囲
攻撃陣ばかり注目されますが、
実はチームの心臓はエンゴロ・カンテでした。
どこにでも現れる守備。
ボール奪取能力。
運動量。
海外では、
「ピッチの70%をカバーしている」
と冗談交じりに語られるほどでした。
歴代屈指の選手層
控えまで含めると、
歴代最強クラスとの声もあります。
ベンチには
- デンベレ
- フェキル
- トヴァン
など一流選手が並んでいました。
選手層の厚さでは歴代トップクラスです。
まとめ
歴代最強代表論争に正解はありません。
しかし海外メディアの評価を総合すると、
1位 ブラジル(1970)
2位 スペイン(2010)
3位 アルゼンチン(1986)
4位 ドイツ(2014)
5位 フランス(2018)
というランキングは非常に有力です。
ブラジルは美しさ。
スペインは支配力。
アルゼンチンは天才。
ドイツは組織力。
フランスは完成度。
それぞれが異なる形でサッカー史を変えました。
そして今後、
2026年ワールドカップで新たな「歴代最強候補」が誕生するのか。
サッカーファンなら一度は考えたくなるテーマです。









