サッカーワールドカップの優勝チームに渡される優勝トロフィー!
見たことがあるという方は多いと思われますが、トロフィーに名前があるって知っていましたか?
気になるトロフィーの値段はいくらぐらいになるのでしょうか?
そこで今回は、サッカーワールドカップのトロフィーについて書いてみたいと思います。
この記事の内容
雑学①サッカーワールドカップの歴代トロフィーに名前があるって知ってた?
サッカーワールドカップのトロフィーは種類としては2種類あり、物として3つあります。
では、それぞれのトロフィーの名前や値段などを見ていきましょう。
ファーストデザイントロフィーの名前
上の画像は正面で、裏側はこんな感じです↓
サッカーワールドカップのトロフィーファーストデザインの名前は、「ジュール・リメ・トロフィー」。
もともとは、「ビクトリー」と呼ばれていたようで、一般には「ワールドカップ」または「クープ・デュ・モンド」として知られていたようです。
1946年に、1929年にFIFAワールドカップを開始する投票を可決したFIFA会長のジュール・リメ氏を称えるために改名。
フランスの彫刻家アベル・ラフルール氏が制作し、高さ35cm、重さ3.8kgがありました。
このトロフィーの特徴は、
- 古代ギリシャの勝利の女神ニケを表す翼のある像
- ラピスラズリ石で作られた青い台座
台座の四方にそれぞれ金のプレートがはめ込まれ、優勝国名が版ごとに刻印されていました。
セカンドデザイントロフィーの名前
サッカーワールドカップのトロフィーセカンドデザインの名前は、「FIFAワールドカップトロフィー」。
1974年西ドイツ大会のために、新しいトロフィーを制作しなければならない状況でした。
そこで、FIFAは7カ国53人の彫刻家から応募を募り、イタリア人のシルビオ・ガッツァーニガ氏の作品が選ばれました。
高さ36cm(14インチ)、重さ4970g(11ポンド)とファーストデザインよりも少し重くなっています。
シルビオ・ガッツァーニガ氏はこのトロフィーを次のように説明しています↓
“The lines spring out from the base, rising in spirals, stretching out to receive the world. From the remarkable dynamic tensions of the compact body of the sculpture rise the figures of two athletes at the stirring moment of victory”
「線は台座から湧き出し、螺旋状に上昇し、世界を受け止めようと伸びている。コンパクトな彫刻体の驚くべき動的緊張から、勝利の瞬間の感動的な2人の選手の姿が浮かび上がってくる」
1974年大会から2002年の日韓大会まで使用され、次回大会まで優勝国や地域が保管するようになっていました。
トロフィーの底面には、「FIFA World Cup」の文字が刻まれている。
1994年のFIFAワールドカップ以降、トロフィーの底面に優勝国名が縦書きで刻まれたプレートが追加されました。
2014年以降は、より多くの優勝国を受け入れるために変更され、名前が螺旋状に並べ替えられています。
優勝国を刻む動画がありました→FIFAワールドカップトロフィーの刻印!
セカンドデザイン(改良)
日本列島が、アジア大陸と陸続きになっていたところを独立した列島になるように修正したようです。
純金製となり、高さ36.8cm、重さが6175gとなりました。
2006年ドイツ大会から使用され、表彰式の際に渡されますが、式直後に回収。
優勝国にはレプリカが送られることとなっています。
雑学②サッカーワールドカップの歴代トロフィーのお値段は?
サッカーワールドカップのトロフィーとなれば、かなりのお値段がするのではないでしょうか?
では、各トロフィーの値段はどのくらいなのでしょうか?
それぞれのトロフィーの値段を見ていきましょう。
「ジュール・リメ・トロフィー」
高さ35cm、重さ3.8kgのトロフィー。
では値段はどうなのか?と思い、現在の金1gの金額×3.8kgで計算してみました。
8532円(金1gの金額)×3800g=32421600円
約3240万円!という結果です。
このほかに色々とかかかっているので、この金額は最低額と言えるでしょう。
※金1gの金額は、田中貴金属のHPに出ている2022年8月26日の店頭小売価格(税込)。
「FIFAワールドカップトロフィー」
引用:Twitter
高さ36cm(14インチ)、重さ4970g(11ポンド)のトロフィー。
では値段はどうなのか?と思い、現在の金1gの金額×4970gで計算してみました。
8532円(金1gの金額)×4970g=42404040円
約4240万円!という結果です。
このほかに色々とかかかっているので、この金額は最低額と言えるでしょう。
※金1gの金額は、田中貴金属のHPに出ている2022年8月26日の店頭小売価格(税込)。
このトロフィーの裏側は、「デザイン報酬は0円、しかし…」ワールドカップのトロフィーをデザインした男を読むとわかりますよ!
セカンドデザイン(改良)
高さ36.8cm、重さが6175gのトロフィー。
8532円(金1gの金額)×6175g=52685100円
約5270万円!という結果です。
選手にとっては、それ以上の価値があるはずなので値段は関係ないことでしょう。
これぐらいの値段であれば、買える選手もいますしね。
雑学③第1回大会のときは選手と一緒に船でウルグアイへ
第1回FIFAワールドカップのため、1930年6月21日にヴィルフランシュ・シュル・メールを出航したコンテ・ベルデ号でウルグアイに運ばれました。
この船には、第1回FIFAワールドカップに参加するフランス、ルーマニア、ベルギー代表の選手たちも乗っていたようです。
雑学④ベッドの下の靴箱に隠した
1934年、1938年連覇を果たしたイタリア代表がトロフィーを保管していました。
イタリアのFIFA副会長兼FIGC会長のオットリーノ・バラッシ氏は、ナチスに奪われないようにローマの銀行からトロフィーを密かに運び、ベッドの下の靴箱に隠したようです。
トロフィーは、第二次世界大戦後、1950年にブラジルでワールドカップが再開されるまで、バラッシ氏のベッドの下で安全に保管されていました。
雑学⑤優勝時にトロフィーを持ち上げるようになったきっかけ
1958年FIFAワールドカップスウェーデン大会で、ブラジル代表キャプテンを務めていたイウデラウド・ルイス・ベリーニ氏。
カメラマンがトロフィーをもっとよく見たいという要望を聞いて、トロフィーを持ち上げました。
これ以降、優勝国のキャプテンはトロフィーを持ち上げるようになったようです。
キャプテンがトロフィーを持ち上げるシーンです↓
ここから、トロフィーを持ち上げるようになっていったのですね。
雑学⑥1966年のイングランド盗難事件の結末
イングランド大会の前に行っていた展示期間中にトロフィーが盗難されました。
イングランドサッカー協会に脅迫状が届き、おとり捜査を行い、ある男が逮捕されました!
しかし、その男は受け渡しを依頼されただけでトロフィーのありかはわからなかったようです・・・。
そして数日後、南ロンドンの郊外で新聞死ぬ包まれたトロフィーが発見されました。
トロフィーを発見したのはピクルスという名の犬。
一躍ヒーローとなったピクルスには、1年分のペットフードが送られたり、映画に出演するなどしたようです。
雑学⑦1983年のブラジル盗難事件の結末
? 1970 marked Brazil’s 3rd #WorldCup triumph
©️ Carlos Alberto had the honour of lifting the Jules Rimet Trophy as @CBF_Futebol captain#WorldCupAtHome | #Mexico70 pic.twitter.com/3Yx5tTj48K
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) June 21, 2020
ブラジルは、1970年に3度目のワールド カップで優勝しました。
3回優勝したチームがトロフィーを永久に保持することが規定されたため、ブラジルは永久に「ジュール・リメ・トロフィー」を授与されました。
ブラジルに永久譲渡された後の1983年、ブラジルサッカー連盟に侵入し、トロフィーが盗難されました・・・。
その時、ドアにカギがかけられてなく、警備員も1人しかいなかったようです。
しばらくして犯人は逮捕されましたが、トロフィーは見つかっていません。
溶かされて売られたなど様々な話が出回っています。
まとめ
今回は、サッカーワールドカップのトロフィーの名前や値段、雑学について書いてみました。
サッカーワールドカップのトロフィーは2つあり、初代トロフィーの名前は「ジュール・リメ・トロフィー」。
2代目は「FIFAワールドカップトロフィー」。
値段は、金1gの価格にトロフィーの重量をかけただけなので目安といった感じで見ていただけると嬉しいです。
トロフィーのエピソードに関しては、今後増えていくのかが気になりますね。
良いエピソードが多くないので、良いエピソードが増えると良いですね!
カタール大会で生まれるのか?期待しましょう。
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参考サイト